こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は、11月のアルテンキャンプで薪ストーブをいじくり倒した時の模様をお送りします。
(掲載日:2021/01/29 最終更新日:2021/01/29)
2020年11月16~18日 苫小牧アルテンにて実施
今回の主な目的
断熱対策の成果を確認する
前回のキャンプでテントの幕体を焦がしてしまったので、再発防止のために行った断熱対策の成果を確認します。
煙突の空焚き
断熱効果を施した煙突の空焚きをして嫌な匂いをとばします。
設営/撤収時間
設営40分/移設25分/撤収60分
※移設=煙突の空焚きを露天で行ったため、薪ストをテントへ移す作業に要した時間です。
前回比ではテキパキできるようになりました。
撤収に60分かかったのは、写真撮影や灰の重量計測などブログ掲載用のデータをとりながらのため。
作業自体は気持ちよく進みました。
概要
使用時間
約29時間(1日目15:30~2日目6:30、同15:30~5:30)
朝方までカウントしているのは、就寝時に灯油ストーブを切って薪ストの予熱でどれくらい暖かいかテストしたため。熾火の量が多いと冷気が和らぎました。
使用した薪
9月に一括購入した薪の他、他のキャンプ場で購入した薪の残りや、乾燥させた剪定木を使用しました。
・一括購入した薪
前回同様、簡単には割れない太い薪をメインで使用。
2時間につき2本の割合で1時間おきに1本づつ、交互に投入しました。
太い薪はじっくり時間かけて燃えてくれるので、その分だけ炎を眺めたり他のことに注力できて楽。焚き火で使う太さの薪だと忙しいです。
薪ストでは、割らずに使うのが正解でした。
・他のキャンプ場で購入した薪の残り
自宅倉庫での長期保管品。いずれも含水率20%以下でカラカラでした。
「あ、これはホーマックで買ったやつだ」
「あ、これは○○キャンプ場で買った残りだ」
と名残を惜しみながら投入していました(笑)
・2ヶ月乾燥させた剪定木
直径10cm以下の剪定木をカットして倉庫で2ヶ月保管した物ですが、含水率27%と水分の抜けは不十分。
熾火の中に投入する分には問題なく着火しますが、初期着火用としてはなかなか着火せず苦戦しました。
薪の使用量
2.7束(≒1.8袋)
1時間あたりの消費量は0.093束と、前回(0.15束)より少なくなっています。
減った理由として考えられるのは、今回は灯油ストーブ&電気カーペット併用のためしゃかりきに焚く必要はなかったことと、太い薪を使ったことで持続した分だけ投入量が減ったせいかもしれません。
灰量
476g
事前に灰や破片炭を敷かずにそのまま燃やしたので、純粋に薪やたきつけを燃やした後の灰量になります。
薪は1束7kg、トータルで20kg位燃やしてると仮定すると、灰分は2.5%程度。
最初は「灰がたくさん出たな」と思いましたが、計算してみるとこんなものかも。
温度
夜間の外気温-2~2℃
テント内外の温度差は10~14℃(室内温度12~14℃)
外気温が前回比で2~6℃下回り、その分だけ室温も下がりました。
「ガンガン焚いてテント焦がしたらイヤだな」と思い無意識的にセーブしてた面は否めません。とはいえ実際には電気カーペット併用しているため、数字程に寒くはありませんでした。
わかったこと
薪ストーブの薪使用量
半日焚いて1~1.3束程度
一般の目安として「1泊につき3束」と言われていますが、燃費はストーブの大きさと、くべる薪の太さと、望む温度(どのくらい暖かくしたいか)によって大きく変化することがわかりました。
現在は「1泊につき米袋1袋分の薪」を目安にしています。
テント内外の気温差
焚き方によりますが、概ね10~20℃は無理なく上げられました。
薪をくべるタイミング
太い薪(直径30cm程度)は2本で2時間の燃焼が見込めるので、1時間につき1本投入すると十分とわかりました。
熾火がとっても重要
熾火がたまれば、太い薪や含水率の多少高い薪でも投入するだけで着火してくれることがわかりました。また、薪が燃え尽きても熾火が残っているうちはほんのり温くて冷気を和らげてくれます。
焚き火と同様、薪ストーブでもいかに熾火を溜めるかを意識して焚くとよさそうです。
前回(第6話:202010トモプレイパーク)からの改善点
前回から引き継いだ以下の課題は、次回以降へ持ち越しです。
・設営/撤収時間短縮の工夫 ・煙突自在支えを何らかの方法で固定 ・外に設置した煙突の断熱を考える ・上手な焚き方 ・雨の日にスパッタシートを露出したままで大丈夫か? ・収納ケースの導入 |
クリップを追加
前回クリップが足りなかったので、追加しました。
テントのスカート部分を焦がしてしまった
二つ対策しました。
一つは、薪ストーブからテント外に通した煙突の断熱化。
煙突にセラカバーSとサーモバンテージを巻いて排熱が幕体に伝わらないように加工しました。
ただ、ちょっとビックリしたのはチョコがセラカバーを引っ掻いたらあっさり破けたこと。
耐熱アルミテープで補修しましたが、こんなにあっさり剥がれることに驚きました。
もう一つは、ワイヤーネットで簡易的に煙突ガードを作り、幕体やスパッタシートが煙突に直接触れないように加工しました。
今のところこれで焦げていないので、当面はこのままいこうと思います。
使ってみて困った点/改善点
パイルドライバーを忘れてピンチに
煙突支えとして使っていたパイルドライバーを家に忘れてきました(ガーン!)
ツレが「今からコメリ行ってランタンハンガー買ってくる?」と言ってくれた中、車に入れっぱなしのまま忘れてたヘキサライト用のポールとアメドSのロープを活用。ポールは地面に固定されませんが、ロープによってテントとは反対側へ張力が働くため、ないよりはマシかなと。
煙突支えガイドリングの穴にポールの先端を通し、中段と下段の2箇所を二つ割で固定しました。
夜間に時々強い風が吹くたびに心配で外へ見に行きましたが、ビクともしていませんでした。
簡易煙突ガードを簡単に固定したい
脚立とは針金を巻いて固定していますが、これは時間がかかるので簡単に固定する方法を別途検討します。
薪ストーブでつくった料理
鶏スープ(天板の上でダッチオーブン使用)
ぶつ切りにした鶏肉と野菜をダッチオーブンで2時間程煮ただけのシンプルな品ですが、鶏肉はホロホロ、スープは鳥の旨みと野菜の甘味が滲み出て滋味豊かな味わいに。
お好みで岩塩か柚子胡椒で味を整えていただきましたが、マジウマ。
寒い季節に暖かい鶏スープは五臓六腑に染み渡ります。
ちなみに残った分は翌朝、(これまた余った)冷や飯を入れて鶏雑炊にして二度ウマ。
タッパ持参していきましたが、結局10インチ鍋分をすべて完食してしまいました。
(翌日の弁当に持っていきたかった・・・)
ピザ(アルミホイルで包んで直接投入)
既製品をカットしてアルミホイルに包み、薪ストに突っ込んだ品。
熾火の中に1~2分放り込んでおけば完成。
お手軽な割にしっかり熱が通って美味しかったです。
焼き芋(アルミホイルで包んで直接投入)
濡らした新聞紙と3重のアルミホイルで包んで薪ストの中に2時間放り込んだだけのお手軽調理ですが、寒いこの季節にはたまりません。
皮がフヤフヤになっていれば、それは水分が抜けて中身が凝縮した証。食べごろです。
中の写真を撮る前に目ざといワンコに食われました(笑)
焼きりんご(天板の上でダッチオーブン使用)
前回とても美味しかったので二匹目のドジョウ狙い(笑)
前回シナモンを忘れたのでバッチリ持ってきたと思いきや、今度はバターを忘れてくる(汗)
結局、翌日近くのスーパーまで買いに行きました。
前回程の感動はなかったものの、よいデザートになりました。
感想
断熱対策が一段落し、薪ストーブライフを楽しんだ3日間でした。
薪ストーブの豊富な熱源をフル活用して旨い物を頬張り、暖をとって身体はポカポカ、そして揺らめく炎を眺めて心もポカポカになりました。
薪ストーブの炎は焚き火のそれとまた異なる趣があって、炎を眺めながらグラスを傾けたらそれだけで朝を迎えてしまいます(笑)
色々とハードルの高い薪ストーブですが、乗り越えてでも使いたいと思わせてくれる魅力があります。
ああ、早くまた使いたい!(笑)
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
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