こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は2019年11月9-11日に苫小牧アルテンにて我が家の初冬と初春の主力テント、プレミアムドゥーブル(XL-AE)にインストールしてみた記録をお送りします。
目的
薪ストーブをプレミアムドゥーブルにインストールする |
ちなみにテント自体は↓こんな感じです。
設営/撤収時間
設営に約60分、撤収に52分
設営
Pドゥーブルへのインストールは初回なので、どこから煙突を出すか? どこに設置するか? 幕が焦げない対策はどのようにするか? …時間かかるのは想定内でした。
テクニカルなところでは横方向の煙突を水平に保つよう自在支えの高さ調節に手間取りました(これだけで10分)。
あっちを立てればこっちが立たず…式に左右のバランスや脚の開き具合を調整してたらそこそこ時間かかりました。
なおプレミアムドゥーブルへの設営にあたってはコチラを参考にさせていただきました。
ありがとうございました!
撤収
一人が約1時間、専属でとられてしまうので撤収時間はどうしても嵩んでしまいます。
連泊の時に限定するか、炭火はやらないなどの割り切りが必要ですね。
灰の始末に時間がかかる(15分ほど)のですが、薪ストに灰受けトレイがあると簡単に出し入れできるのにな…あと誤算だったのはタールが固化して煙突が外れなくなったこと。その後二人がかりで両側からひねるようにして思い切り引っ張ったら外れました。
→「焚き方」と「外煙突の断熱」が大切?
使用時間
19時間
初日7時間、2日目に8.5時間、撤収日は3.5時間ほど使用しました。
これだけ使えたら満足(笑)
薪の使用量
米袋換算で1.8袋(≒2.7束)
・焚いてる間は常時2~3本の薪が燃えている状態で使用 ・空気量は炎が消えない程度に抑え気味に ・灰は100均のオイルポット1.3缶分位でました |
事前に調べて想定していたけど…結構使うね。持ってきた薪がサクラ主体だったため煙がとてもいい香り。フライパンの底が燻製のいい香りになっていました(笑)
薪ストーブで使うのはもったいない薪だったかな…
前回(第2回:201910栗山さくら)からの改善点
大きな問題点はほぼ解決しました。
【解決】自在支えと半割を使用
→針金より安定した&時間短縮になりました
ちなみにネットでも買えます。
【解決】90cmの断熱煙突を買い直す
→購入し既存品と入替。断熱材がくっつくことはなくなった
【解決】縦横比を1:2以上にする
90cmの断熱煙突を購入して余った60cmの断熱煙突と30cmのステン煙突を縦方向に投入しました。これで横90cmに対して縦270cm。比率1:3になったので大丈夫かな。
使っていて煙が逆流するとか、火が消えてしまうといったことはありませんでした。
【解決】隙間風対策に防炎シートを利用
→幕との間はクリップで留めたことで、隙間風の量がグッと減りました。
使ってみて困った点/改善点
今回もたくさん出てきました(笑)
これまでは「●●が必要」的な物理的な課題がメインでしたが、今回から運用面やノウハウに関する課題にシフトしてきています。
テント内に塗料が焼ける匂いが充満
前回までの空焚きが甘かった?
「幕体が焦げたか?」と心配しましたが、400℃まで上昇したところでストーブ本体の塗装が焼けているようでした。一回ポッキリなのでいいか…
【継続】マグネット式の温度計を導入
薪ストーブを使う上で温度管理は重要…ですが買い忘れました。
だってAmazonPrime解約したから送料かかるんだモン…
こんなのが欲しいです
【継続】設営/撤収時間の短縮
組立/取外を簡便にすること、スパッタシートで断熱可能なら延長脚の装着を中止すること、あとは慣れですかね。手順が確立して腹に落ちれば自然とスピードアップされると思います(って、ここ毎回書いてますがw)。
目標30分以内!
【未解決】灰を素早く確実に汚れず掻き出す方法を模索
コレ、キャンプで薪ストーブを使うからこそ出る問題かな
通常の使い方だと「特定の場所に固定し」「ある程度は灰を溜めといて使い」ます。しかしキャンプの場合は「常に移動し」「火災防止や灰が車内で漏出するのを防ぐため、灰は除去」する必要があります。このギャップは製作者がキャンプで使ってみないと気づかないかもしれませんね。
ストーブをひっくり返して灰を取り出せば手っ取り早いですが、灰が巻き上がるので避けたいところ(汚れるだけでなく、灰が熱を持っていて火災の原因になるかもしれないので)。かといってスコップだと口が狭いこともあって時間かかるので、なんかいい方法ないかなーと思案中です。
【未解決】テント外に設置した煙突の断熱
今回、煙突の一部にタールの垂れ跡が見つかったのと煙突同士がが固着していました。
煙は冷えることでタールとして固まるので、寒い季節は外煙突の断熱も考えたほうがいいかもしれません。しかし二重煙突なりマイティカバー(断熱材)を270cm分用意するのはコスト面から様子見です。
上手な焚き方(温度管理と空気量のコントロール)
メンテナンスと燃費の兼ね揃えた焚き方はどうすればよいか?、今後の課題です。
【未解決】大量の薪の入手/保管
薪ストーブは薪が切れると寒く、それなりの量の薪が必要になります。
どこかでまとまった量を入手できるとよいのですが…
→その後、業者さんから一括購入することで解決しました。
自在支えと半割はもう一つずつあってもいいかも
現状、煙突とパイルドライバーは高さをかえて2箇所で固定しています。
今回、うち1箇所を針金から半割に変えましたが上々なので残りも置き換えようかなと。自在支えは「横方向の煙突を1つだけで支えるのは安定性が悪いのでは?」と考えたから。なくてもいいかもしれないのでこちらは様子見かな?
自在支えを何らかの方法で固定
そのまま使うと地震の時などズレる可能性があります。木の板に穴を開けて固定するなり、地面にペグダウンするなりしたほうがいいかなあ…と検討中。
薪ストーブでやってみたこと
気温1~10℃の状態でテント内を暖める
よくネットで見聞するような「真夏のように」とはいきませんでしたが、それでも薪ストの有無で暖かさが大違い! FFストーブ+電気カーペットの組み合わせだと少々寒い位だったのが、薪ストが稼働するとじんわり汗が出てくる。外はもう少しで氷点下というのに思わず上着を脱いでしまう位。
ただFFストーブと違って「常時暖かい」ためには「常時薪が燃えてる」状態が必要で、薪が少ない時間帯の時などは寒くて「薪ストーブといってもこんなものなの?」と拍子抜けしたこともありました。このあたりの火力調整は今後の課題ですね。
慣れてきたら灯油ストーブなし、薪ストだけで一晩過ごしたいトコロ!
湯沸かしや調理してみた
前回同様、ヤカンを置いて湯沸かしをしたり焼き芋を作りました。「常時お湯が使える」のは心の豊かさというか安心感が全然違いますね(寒い時期なら尚更)。そして焼き芋はいつもどおり翌朝美味しくいただきました。
今回はさらにおでんを温めたりチーズフォンデュも。調理というか、単に温めただけですが(笑)
コンロとか追加で用意しなくても手軽に酒の肴を用意できるのはイイ感じです。
感想
幕を焦がすこともなく無事終了し、所期の目的は果たせました。細かい改善点はまだまだありますが、装備的には概ねこんなものかなと。
目論見通り「寒い季節に火いじりが暖かい中で楽しめる」「電気を使わずに調理ができる」「冬でもテント内はぬくぬくあったか!」を実現できてイイ感じでした。
今は「とりあえず燃やしてみて実際に試してみる」フェーズ。いわばPDCAを回して「あーでもないこーでもない」とやってる場面。どんな薪をどれだけの量を燃やすのがよいのか、どういう燃やし方がいいのか、酸素量と火保ちの関係…と興味は尽きなません。
そして、運用が固まって安定している時より今のような瞬間が楽しいです(笑)
今後は最適な温度管理と空気量を見出す試行錯誤が待ち受けています。
これらを適切に管理しないと本体や煙突を赤熱させて火災の原因になったり、逆に酸素不足で煙が逆流する恐れがあり危険です。
炭火を始めた時と同様に予備知識ゼロからスタートして試行錯誤していますが、このあたりのコツは繰り返し使用することで会得できるかな…とばかりに毎回条件を変えて試行錯誤していきます。まだキャンプ3回目(焚いたのは7回)なので、「お楽しみ」はこれからですね。
今回のキャンプで使用した薪ストーブは↓です(煙突トップのみ違います)
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