こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は、トモ・プレイパークでシーズン2020最初の薪ストキャンプを満喫してきた模様をお送りします。
2020年10月31~11月1日 赤井川トモ・プレイパークにて
今回の目的
久しぶりなので慣らし運転
昨年11月のアルテンキャンプ以来、薪ストを使うのはほぼ1年ぶり。
細部は結構忘れているので、「慣らし」を兼ねて余裕をもったスケジュールでアレコレ遊んでみようと思います。
新アイテムを試してみる(マグネット式温度計、ストーブファン)
前回までの戦記で課題としてあがっていた「マグネット式温度計」、「ストーブファン」を導入したので、その使い勝手や実力を試してみます。
設営/撤収時間
他のアイテムの片付けと並行してたため未計測ですが、前後の画像の時間から推測するとどちらも60分位かな。
設営/撤収いずれも予想通り(?)時間がかかりました。
設営時は、煙突を逆向きで組んでしまい最後の最後でハマらず全部組み直したり、高温の煙突が強風時にテント側へ倒れないように張るロープを張り直したり。
しまいにはイライラしながらの作業で煙突支えに無理な力を加えてしまい、曲げてしまいました。反省。
撤収時は、直前まで使用していたため灰や熾の始末に困ったり、煙突がくっついて2人がかりじゃないと外れなかったり。
時間に余裕を持っておいて正解でした。
概要
使用時間
約20時間(1日目16:30~2日目12:30)
楽しすぎて、撤収日の昼間まで遊んじゃいました。
撤収日に使用すると熱を持った灰や熾の始末が面倒なので、原則やらないと決めていたのですが…(苦笑)
夜は暖房兼ダッチオーブンの熱源、翌日は焼きリンゴの熱源としてフル活用でした。
使用した薪
9月に一括購入した薪の他、他のキャンプ場で購入した薪の残りや、乾燥させた剪定木を使用しました。
・一括購入した薪
含水率20%と、薪としてはちょうどよい位でしょうか。
キンドリングクラッカーで割れない太い薪を使いましたが、優に2時間以上保って優秀でした。
購入当初は「太くて焚き火に使いにくい」と思ったものですが、薪ストで使うら、逆に焚き火で使う小割~中割の薪だとかえって忙しいかも。
買って大満足の薪でした。
・他のキャンプ場で購入した薪の残り
自宅倉庫での長期保管品。いずれも含水率20%以下でカラカラでした。
長くてそのままだとはみ出るので、ノコギリでカットして全量消費しました。
そこそこ太かったため、火保ちよかったです。
・2ヶ月乾燥させた剪定木
直径10cm以下の剪定木をカットして倉庫で2ヶ月保管した物ですが、含水率27%と水分の抜けは不十分。
とはいえ問題なく着火する位には乾いていました。
ただし火保ちはイマイチで、きちんと手を加えられた「薪」との違いは一目瞭然でした。
薪使用量
3束(≒米袋換算で2袋)
これまで1泊につき1~1.5束位だったので、量だけ見ると今回は倍使っています。
しかし焚いた時間も20時間とこれまでの倍あるので、1時間あたりの消費量は0.15束と遜色ありませんでした。
(ちなみに全13回、102時間焚いた平均値は1時間あたり0.137束です)
とはいえ暖房メインで使用するなら「結構使うなあ」というのが率直な印象で、薪を無料もしくは安価に入手できる人でなければ、コストは灯油ストーブの方が安いです。
温度
気温は4~12℃程度(夜間で4℃、昼間で12℃)
テント内外の温度差は6.5~14.9℃(室内温度20℃前後)
他の方のブログで「外は氷点下だけどテント内は30℃!」なんて話も見かけますが、そこまでガンガン焚くと幕体が焦げないか心配でソロリソロリとやってました。
当日は家族が先に寝ましたが、暑かったらしくシュラフから抜け出て寝てたので、室温20℃前後でも風邪引かない程度には暖かったようです。
(朝方に薪が尽きたら急速に冷えてきて、人もワンコも一斉にシュラフに潜り込んでいました・笑)
前回(第5話:201911苫小牧アルテンその2)からの改善点
薪確保
9月に薪を0.5立米購入しました!
興味ある方は、コチラ↓をご覧ください。
マグネット式温度計の導入
火事対策として導入。
単品ではなく、ストーブファンのオマケについてきたものを使用してます。
どこに設置するか迷いましたが、試行錯誤の結果、側面上部(排気口に近い場所)に落ち着きました。
熱のせいかただ一度の利用で温度表示の色が変わってしまいましたが、表示温度そのものは業務用の赤外線放射温度計で計測した値との誤差はほとんどなかったので信頼しています。
ストーブファン導入
空気の循環を促してテント内をより暖かくするために導入。
Amazonで中華製が乱立していますが、違いがよくわからなかったのでレビュー数が多かった商品を購入しました。
電気を使わない(熱により発電してファンを動かす)タイプですが、全体の空間に対して風量が小さすぎて体感では全くわかりませんでした。
でも見栄えがいいので「癒やし」として継続使用しています(笑)
薪ストーブに破片炭を敷いてみた
薪ストーブで薪を直接焚くと底部の劣化が早まる点から保護のため灰を敷くことが推奨されていますが、これまで特段の対応をしていなかった(設営/撤収時間が伸びる)ため、保護と利便性の双方をクリアできる方法を考えていこうかなと。
そこで今回は、前回のキャンプで灰ふるいをして得た破片炭を敷いてみました。
助燃剤としては効果あったと思いますが、灰という断熱材がない状態でいきなり熾ができることからすると、保護の観点では逆効果では?と後から思いました…(苦笑)
その他導入したもの
含水計
これで薪の水分を計測します。
精度はよくわかりませんが、目安の一つにはなるかな?
ちなみになぜか含水率40%以上はすべて「40%」で表示されます(そういうもの?)
温湿度計
従来品が勝手に電源が落ちるようになったので、リプレイスしました。
ワイヤレスの子機がついていて内外の温度差を計測できるスグレモノ。
中華製ですが、他の温湿度計や業務用の赤外線放射温度計で計測した値と誤差といってよい範囲しかないので、ちゃんと仕事してるかな。
日時表示がないのはブロガー的に玉にキズ(笑)
使ってみて困った点/改善点
前回から引き継いだ以下の課題は、次回以降へ持ち越しです。
・設営/撤収時間短縮の工夫 ・煙突自在支えを何らかの方法で固定 ・外に設置した煙突の断熱を考える ・上手な焚き方 ・雨の日にスパッタシートを露出したままで大丈夫か? ・収納ケースの導入 |
新規の点はこんな感じ
クリップが足りない
幕体とスパッタシートをつなげるクリップが足りなくて隙間ができたので、追加購入します。
テントのスカート部分を焦がしてしまった
煙突の熱がスカート部分に伝わり焦がしてしまいました。
煙突に直接触れてはおらずスパッタシートを挟んでいましたが、ダメだったようです。
昼間見た時は問題なく、翌朝気づいたので、夜間に存分に焚いた際に焦がしたか?
顛末についてはコチラにまとめました。
対策として断熱化を施した話はコチラ
薪ストーブでつくった料理
薪ストーブの持つ豊富な火力は、煮る・焼く・オーブン機能となんでもござれ!
このために薪ストを持参するといっても過言ではありません♪
・焼き芋(アルミホイルで包んで直接投入)
アルミホイル&新聞紙を各3重にし、水で濡らして投入。
⇒中心までとはいかなかったものの、蜜が広範囲にできてイイ感じに!
蜜の部分は甘々、中心部もトロトロで旨い。芋にナイフを入れた瞬間にチョコも寄ってきておねだりする位でした(笑)
持ち帰るつもりが現地で食べきってしまいました・・・。
・焼きリンゴ(天板の上でダッチオーブン使用)
余市産の美味しそうな紅玉が入手できたので、焼きリンゴに。
最初、アルミホイルに包んで薪ストーブに直接投入しようとしたらツレに「バターとかこぼれたら汚れるでしょ」と指摘されたので、ダッチオーブンを使用。
薪ストーブの天板に2時間ほど置いといたら、トロトロの極上スイーツに生まれ変わっていました♪
シナモンを忘れたにも関わらず、旨い!
翌日以降の弁当に入れるためにも、2個と言わずもっと量産して自宅へ持って帰りたかったです(笑)
・無水カレー(天板の上でダッチオーブン使用)
2019年6月のキャンプで作った無水カレーが極上だったので、二匹目のドジョウとばかりに再びトライ!
ダッチオーブンにカットした食材を薪ストーブの上でグツグツと煮込むこと1時間40分。
イイ感じにトロトロになりました・・・が。
何がどうマズかったのか、野暮ったい味。何かが足りないんですよね。
スパイスの分量を間違えたかしら?
これだけは消化不良でした。。
感想
シーズン2020初の薪ストキャンプ。
楽しくて楽しくて夜通し遊んでました。もう、薪ストーブが稼働してるところを見ながら何杯でも酒が呑めるハイテンション!
薪ストは重い・嵩張る・設営/撤収メンドイ・危ない・イニシャルコストもランニングコストも高いとマイナスポイントも多いですが、テント内で火いじりできる楽しさと豊富な熱量を活かした多彩な調理はデメリットを上回ると思っています。
テントのスカートを焦がしてしまう失敗もありましたが、そこは次回に活かすべく対策します。
本記事を読まれて「薪ストーブ、使ってみたいなあ」と思ってもらえたら幸いです。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
薪ストの炎と匂いに惹かれますがこれ以上荷物が積めません。
一方ミニマリストにも憧れますがそこは物欲に勝てず(笑)
冬キャンでお目にかかることがあったら薪スト見学しにうかがいます。
>何がどうマズかったのか、野暮ったい味。‥‥
味がぼやけるときは香辛料の量もですが、同じ香辛料でも味が違っていることが多く
(ギャバンは比較的安定しています)
とくにカルダモンのキレ、唐辛子と胡椒の辛み、クミンが左右するかもしれません。
あと冬野菜は糖分が高いので甘さが勝ってしまったとか?
焼きりんごがとても美味しそうです。
アイスクリームをのせてシナモン振って食べたいです。
ORIONさん、こんにちは!
>荷物と物欲
ツレが横で「わかる!」と共感してます(爆)
薪ストを積むため現在の車に替えたようなものなので、そこは満足しています。
ミニマリストの途は…遠いかな(笑)
>カレーの味
覚えがあるのは、クミンシードの代わりにクミンを使ったこと。
お店になくて代用しましたが、理由の一つかもしれません。
メーカーの違いや冬野菜の件は、(調理担当の)ツレが横でうなづいていました(笑)
>焼きりんご
アイスクリーム、いいですね!
冬ならキャンプ場へ持っていくのも容易そう…今度試してみます♪
アイスクリームはスーパーカップやmowなど濃いめが合うかと。
仕上げにアイスにはレモン果汁を、もしくは酸味のあるヨーグルトも合います。
ちなみに砂糖をメープルシロップに変えたことがありますが、
独特なコクが出て私は好きでしたがりんごとの相性もあり好みの分かれるところでした。
このあたりは奥様も頷いていただけるところかと思います。
ORIONさん、おはようございます!
春キャンプまで待てなくなる情報の数々をありがとうございます(笑)
タダでさえ旨い焼きリンゴを骨までしゃぶり尽くすお話、メチャメチャ参考になります♪
>焼きりんご活用法(?)
ちょうど冷凍庫にmowが入ってます(笑)
次回はレモン果汁とセットで持参してみたい!(溶けないかな?)
ヨーグルト、そういえばリンゴの入ったヨーグルト(まきばの朝でしたっけ?)もあったのできっと美味しいこと請け合いですね。
>メープルシロップ
なるほどメープルシロップですか。
ツレに尋ねると、「メープルシロップをそのまま使っても美味しいと思う。あとは焼きリンゴ自体は砂糖でつくって、食べる前やアイスなどをトッピングする際にメイプルシロップをかけると美味しそう」とのことでした。
コメントを書きながら、焼きリンゴを作りに無性にキャンプへ行きたくなってきました…?