ゼロからはじめる薪ストライフ! 最終話■アルテンで楽しむ薪ストライフ、ふたたび。

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は、前回キャンプの1週間後に再び薪ストキャンプしてきた時の模様をお送りします。

これまでの薪スト設営記はコチラ!
1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 最終話
薪ストーブ”チョッパー”のレビュー

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2020年11月25~26日 苫小牧アルテンにて実施

今回の主な目的

薪ストを存分に楽しむ!

設営/撤収時間

設営60分/撤収75分

設営は灰を敷いたり薪ストの組立と同時並行で火熾しやファニチャーの展開をしていたため、撤収は撮影と煙突にこびりついていたタール分を除去した分だけ、それぞれトータルで時間かかっています。

概要

使用時間

約17時間(1日目15:50~2日目8:50)

朝まで焚いてました。
薪ストは「すぐ消火」が困難ですが、言い換えれば就寝時もすぐ冷えるわけではないので、寒い時期はありがたいです。

使用した薪

前回同様、秋に一括購入した薪、倉庫に保管してた薪、剪定木を使用しました。
変わらないのでコメントは割愛(笑)

薪の使用量

2束(≒1.5袋)

1時間あたり消費量は0.117束と、平均値よりは少なかったです。
(ちなみに全13回、102時間焚いた平均値は1時間あたり0.137束です)

灰量

433g

保護材として前回の灰の一部を敷いたため、全量が今回のキャンプで出た灰ではありません。

缶の重量を差し引いて表示しています

七輪で木炭を燃やしたり、焚き火で出た灰量と比べると段違いに多いですが、薪をそれだけ燃やしたということですね。

温度

外気温は昼夜問わず-1~4℃
テント内は10~16℃位で、内外の気温差は10~18℃位でした。

内外温度差、14℃

灯油ストーブや電気カーペットと併用のため寒くはありませんが、「半袖一枚で過ごせます」というほどには暑くもありません。
暖房を薪ストーブだけで賄おうとしたら、もっと燃やさないと寒いかな。

煙突が横引きかつ断熱している分だけ、煙突からの熱が得られないのは辛いところ。

わかったこと

薪ストで炭を熾すと速い

普段は薪ストーブより先に炭を熾してBBQを始めたので機会がありませんでしたが、今回は先に薪ストに着火したため試してみました。

手前にある小枝っぽいのがマングローブ炭、画面右にオガ備長炭を置いてました

マングローブ炭(キャンパーズコレクション木炭)が完全に着火するまでの時間・・・15分

オガ備長炭(えびす備長)が完全に着火するまでの時間・・・22分

※いずれも薪ストーブに着火して21分後に投入。

焚き火などを含めたすべての平均着火時間はマングローブ炭が18分6秒オガ備長炭が25分ですので「薪ストで熾すと速い」と言えますが、3分差ならば正直いつもの方法と遜色ないかな?

熾火がもっと増えた状態で木炭を投入したら、もっと短い時間で熾せるかもしれません。

前回(第7話:202011苫小牧アルテンその1)からの改善点

前回から引き継いだ課題は、すべて持ち越しです。
(前回キャンプから1週間しか間がないため)

・設営/撤収時間短縮の工夫
・煙突自在支えを何らかの方法で固定
・外に設置した煙突の断熱を考える
・上手な焚き方
・雨の日にスパッタシートを露出したままで大丈夫か?
・収納ケースの導入
・簡易煙突ガードを簡単に固定したい

使ってみて困った点/改善点

煙突を支えるロープの接続をカラビナ化

これまで支え用リングの穴に結びつけていましたが、カラビナをとりつけて簡単に脱着できるようにしました。
カラビナはもっと前に買っていたのですが、取り付けを忘れてました(笑)

カラビナで脱着簡易化

温度計を天板上へ移動

これまで側面に貼っていましたが、見づらくてツレにいちいち聞いていました。
これでいつでも自分で確認できるようになったので、表面温度を迅速に把握できるようになり便利に。

徐々に付着してきたタール分

煙突にタールが付着してきたので、少しだけ削ぎ落としてきました。
炭焼き窯から出る木酢液のような匂いで、kyan的にはいい香りです(笑)
出たタールは次回の七輪の焚き付けとして使います。

うっかり何も敷かずに削ぎ落としたため、片付けが大変でした・・・

薪ストーブでつくった料理

ピザ(底をアルミホイルで敷いて直接投入)

前回美味しかったので今週も。
今回はアルミホイルで包むのではなく、皿代わりに下のみホイル敷きしてみました。
香ばしくて窯焼きの味に近づいたような気がします(笑)

包まないと香ばしくて良い反面、灰が付着します

焼き芋(アルミホイルで包んで直接投入)

薪ストーブに投入後2時間程で取り出しましたが、火力が強かったか、やや焦げ気味。
皮をボロボロと剥がしてみるとネットリとしたkyan好みの焼き芋に仕上がっていました!
写真撮る前に食べてしまったのだけが後悔・・・

芋の写真がないので、代わりに加熱してる時の模様でも(笑)

感想

代わり映えしない薪ストライフ

薪スト戦記的には感想らしい感想があまりなかったり・・・運用がそれだけ安定した、換言すると「薪ストのあるキャンプライフが当たり前になった」ということでしょう。

薪を燃やして、美味しいもの作って(煮るだけなんですが牛スジを煮込んだり)、炎のゆらめきに酒が進み(笑)、炎の暖かさに抱かれて過ごした1泊2日でした。

毎回思うんですが、薪ストって重いし嵩張るし初期コストもランニングコストも高いので、経済合理性から言えば選ぶメリットはないと言えます。しかし、そうは思っていてもやっぱり使いたくなる、遊びたくなるのは人間が持つ矛盾の一面なんでしょうか。
「面倒くさい」と言いつつ秋冬の到来を心待ちにするkyanがいたりします。
早くまた使いたいなあ。

薪スト戦記は今回で最終回です

さて、これまで「ゼロからはじめる薪ストライフ」として、薪スト初心者の観点から8回にわたりキャンプごとに都度生じた課題や対策、薪の消費量や温度など様々書いてきました。

最初は薪ストを焚く度に「あれも足りない、これも足りない」「ああしたい、こうしたい」の連続でしたが、2シーズンの間に必要な道具もほぼ揃い、組立や撤収などの運用ノウハウも固まってきたため、最近はマンネリ気味です。

そこでシーズン2020キャンプの終焉と共に、戦記はここで一旦筆を置こうと思います。

今後の話題や行った工夫は、その都度記事にしていく予定でいます。

これまでご覧いただきまして、ありがとうございました。

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