こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は、焚き火をしてたら酔っぱらいに絡まれた時の話を書いてみます。
とあるキャンプ適地での話
焚き火をしてたら酔っぱらいに絡まれた
結構昔の、まだ平成と言われた時代のできこと。
そこは自己責任においてキャンプしても構わないよ、という場所で、焚き火可否を実質的な管理者(自治体)に尋ねたところ、「(よいともダメとも)特段の規程はない」、「やるなら火事に気をつけること、始末はしっかりやってね」という回答でした。
適地にも「焚き火禁止」といった看板等はなく、周囲のキャンパーも焚き火を楽しんでいました。
さて、そこで一泊した際のこと。
風もほぼなく、穏やかな夜が続いていました。
チョロ火を楽しんでいると、突然後ろから男性に乱暴な声掛けをされました。
”マナーポリス”登場!
「オイ、お前はココが焚き火禁止って知らねーのか? さっさと消せよ!」
”お前”呼ばわりの荒々しい物言いに驚きつつ、なんか様子がおかしいと思い振り返ると、酒に酔ったと思わしき中年男性がコチラを睨みつけている。
…ああ、これまでの経験上、関わったらいけない手合だ。
無視するに限る。
努めて冷静に「ここは焚き火禁止ではありませんよ」とだけ答えてそのまま続けました。
その後も男性は「禁止ったら禁止なんだよ!」とかブツブツ言っていましたが、相手にせず聞き流しているとやがて戻っていきました。
こちらは可否を確認、周辺への配慮、事前に周囲に水を撒いた上で万が一の時の水を用意しています。他にも(男性は知りようもないけど)消し炭缶持参で、灰もバッチリ持ち帰り可能。
仮に火の粉が飛んでくるとか、男性に差し迫る危険があるならともかく、通路を挟んで十分な距離を保って設営している彼にとやかく指示される理由はありません。
その”マナーポリス”は単なる迷惑者だった
焚き火も終わり、さて就寝という頃。
どこからか、あーだこーだとプチ宴会で盛り上がっている。
「うるさいなー、管理者が常駐してないところはこういう時にリスキーだなー」と思いつつ、割とあることなので放っておきました。
…ここまで書けば、察しがつきますね。
深夜まで騒いでいた犯人は、先程の中年男性でした。
彼は仲間と思わしき男性に仕事の愚痴やら何やら(ココでは書けない)と、周囲の静けさを顧みずベラベラと喋り続けている。
幅広い通路を挟んだ向こう側からうるさく聴こえてくる位なので、相当なボリュームです。
寢ると大して気にならない性質なので放置していましたが、日付をまたいでも長口舌は続きます。
近くに子供連れも宿泊していたので、さすがに「次にトイレへ行く時にまだ騒いでたら対処しよう」と思っていたら、12時半頃にようやくお開きになったようで周囲は静まり返りました。
翌日。
起きてみるとそのサイト周りにゴミが散乱してる・・・
片付けが不十分で野生生物に荒らされたようでした。なんだかなあ。
他人にどうしろこうしろと言う前に、せめて自分の身の回りはしっかりやってほしかったです。
口に出す、その前に
本人がどう考え、どう自己を律し、どう生きるか。それは自己の内心に留まる限りは本人の自由です。しかし、自己の正義を安直に他人へ振りかざせば、それは押し付けに、そして時には暴力となり得ます。
そもそも正義とは相対的なもので、いわば人の数だけ「正義」があると言って過言ではありません。
そして「自分が信じていること」と「客観的事実」は必ずしもイコールではありません。
にもかかわらず自己の正義を他人に押し付けようとすればどのような結果になるか、それは戦争を繰り返してきた人類の歴史が証明しています。
彼の中で「焚き火禁止」は揺るぎなく、また”反撃”を受けることのない真実だったのでしょう。そして、それを止めさせることは親切であり自己の正義に適うことなのでしょう。
しかし、客観的事実はそうではなかった。
結果として、件の彼は「本人の思い込みで暴言を吐く」、ただの身勝手な酔っぱらいでしかありませんでした。
「●●は禁止」
安易に口に出すその前に、「自分の思い込み」が果たして客観的事実か、本当に「一般常識」なのか確認する癖をつけてほしいです。
他山の石とする
今では自分もいい歳になりました(こないだ白髪を見つけてショックを受けたのはナイショ)。
自分でも歳相応に振る舞えているか不安ですが、この時のことを思い出す度に他山の石としています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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