【8年完熟レビュー】七輪(二代目) BD-385

5.0
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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日はバンドックブランドの七輪、BD-385を8年使ってわかったことをレビューしてみます。

二代目七輪

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概要

来歴

2010年8月に関東の西友にて購入、税込978円(マイバック持参割引込)。
出先で1度だけ使用した後、初代七輪だとソロ使用としては大きすぎること、またヒビ割れが深刻化して持ち運びに耐えられなくなった2012年6月より本格的に使用開始。
(同年以降にレビューされた木炭はすべて本品で使用しています)

本品で備長炭を熾してみました

記事掲載時点で7.5シーズン、288回使用しました。
(1回につき3時間使用と仮定→のべ864時間使用)

購入当初の本品。今とは見違えるほどキレイです(笑)

購入から10年経ちましたが、驚いたことに現行品です。

外箱と説明書

スペック

外径高さ21.5cm×直径24.5cm
内径高さ14.5cm×直径14cm(目皿からの高さは11cm)
重量4.85kg
未使用目皿直径10.2cm
炭の最大容積=81.67cm3(5.1×5.1×3.14)

初代七輪より一回り小さいです

内径が小さいので少人数向けです

他の七輪やコンロとサイズを較べてみました

それぞれのコンロの詳細は各レビューをご覧ください♪

(上)切り出し七輪や初代七輪と比較  (下)折りたたみコンロや焚火台S/Lと比較

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レビュー

ありふれた練り物七輪なので、七輪のよい点気になる点は初代七輪のレビュー記載と変わりありません。
あわせてご覧ください!

ここでは、主に初代七輪と比較して感じたことを書いていきます。

初代七輪とくらべてよいところ

少ない炭で楽しめる

従来は350~600g程度使用していましたが、現在は250~400g程度で高火力の焼き物が楽しめます(いずれも2時間程度のBBQの場合)。
BBQコンロだと1回で1~2kg使うので、この差は大きいです。

そもそも内径が小さく、目皿からトップまでの高さがないため(もっとたくさんの炭を入れたくても)入りません。

初期の頃に熾した時の写真。焚火とは違った美しさがあります!

使用後の冷却時間が速い

炭と灰を除去してから収納できる程度の温度に下がるまで従来は1.5~2時間程度かかりましたが、本品なら1時間程度で済みます
(片付けは炭と灰の除去を最優先に行い、空気孔を全開にして冷却を促進します)

収納が若干コンパクト/軽い

一回り小さいので収納ケース(RVBOXを使用しています)にもらくらく入ります。
また、従来品より1kg程度軽いので展開/撤収が楽になりました。

七輪にシンデレラフィットする収納ケースを紹介する!
七輪にシンデレラフィットする収納ケースをご紹介します!

初代七輪とくらべて気になるところ

焼き面積が小さい

面積の大きい食材(魚の開き、貝類、野菜)は1個だけで占有されて他の食材が焼けなくなります。
(サンマは丸めて焼いたり、ホッケの開きはハサミでカットし2回に分けて焼いています)

なので、晩酌のアテなど「お一人様」にはよいですが、多人数でガツガツ食べるような場合には工夫が必要です(ジンギスカンにする、肉主体の焼き肉にするなど)

炭の収納容積が狭い

大きいと物理的に入らないため、炭を選びます(炭レビューしづらくなりましたw)
また、従来の七輪では残り炭の中にジャガイモやサツマイモを投入して楽しんでいましたが、小さくなったため入りづらくなりました(小さい物を選ばないと入りません)。

灰が詰まりやすい

本品が不良品というわけではなくて単純に容積が小さいため、灰の比較的多いオガ備長炭を使用した場合などは1回の使用で目詰まりをおこし、空気の流入を阻害してしまいます。

灰は溜まりやすいです

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BUNDOK七輪Q&A

炭は一度にどのくらい使うの?

9年間データを取り続けて見えた目安は、最初の2時間は250~400g、以後1時間ごとに平均120g(重量はオガ備長炭の場合)でした。

2時間程度の継ぎ足ししないバーベキュー→250~400g(初代は350~600g)
キャンプ等でダラダラと8時間程度の晩酌→900~1200g(初代は1200~1500g)
※いずれもオガ備長炭の場合。マングローブ炭(いわゆるバーベキュー木炭)やなら切炭などは燃焼時間が短い分だけ多くの炭が必要になります。

ホームセンター等では目安として「人数×1kg」などと見かけますが、七輪はより少ない炭で楽しめるので重宝してます。

七輪そのものに煙突効果があって着火しやすいです♪

一度にどのくらい焼けるの?

ジンギスカン鍋、ダッチオーブン(10インチ)、ヤカンや土鍋を使用可能

ダッチオーブンやジンギスカン鍋といった鍋、鉄板類は問題なく使えます!

牡蠣2~3個、青ツブ4~5個、トウモロコシ1~2本、焼き鳥なら5本くらい

(初代七輪では+1~2個/本OKです)
焼肉なら1~2人分。3人で同時に食べる量は焼けません。

1ターンでこの位は焼けます。二人までなら十分かな。

サツマイモ入らない、ホッケの開きが一度に全体が焼けないといった制約がある

面積(容積)が狭いため、たとえば「半分づつ焼く」といった工夫が必要です。

8シーズン使うとどのように劣化するか?

知識のなかった初代七輪の頃より気をつけているせいか、初代に比べると劣化の進行は緩やかです。
また、七輪を焚き火台として使用したり、ファンで強制送風するなど想定外の使用をしていないのも効果があるかもしれません。

ただし、写真のとおり使用にともなう劣化は随所に感じられます。

劣化した各部位

上部がボロボロ

ダッチオーブンを使用した際に下火が強すぎて高火力で炙られたためと思われます。

側面がえぐれてる

貝類などで汁をこぼした際の衝撃、熱収縮によるものと考えます。

縦と横にヒビがそれぞれ数本づつ入ったのは、運搬時の衝撃と思われます。

空気孔がボロボロ

窓部分の金属板が錆びて各所に穴が開き、崩れてきています。
適宜、継ぎ目の灰は除去していますが開閉もしづらくなりました。
劣化は使用200回/5シーズン目くらいから目立ってきました。

目皿は3枚目

目皿について

これまで2回交換交換しました。鋳鉄製はどうしても錆びますが、練り物より扱いやすいので重宝しています。
(1枚目は3年、2枚目は4.5年保ちました)

耐用年数はどのくらい?

七輪本体も目皿同様に消耗品扱いで、購入時の箱には、「長期間の使用で内壁が傷むと燃焼に影響し二酸化炭素の発生も増えますので1年を目安に買い換えをおすすめします」とのこと。

kyanがこれまで使ってきた雑感としては、気持ちよく使える期間は5年(使用回数は150~200回)と考えています。そこから先は使用状況と補修技術や部品の有無次第ですね。

目皿は10.2cm、消し炭缶をまるごと収納可能です。下はフラワーポットを使ってみました

コメント

出張で関東に滞在していた頃、どうしてもどうしてもど~しても炭火焼きがやりたくて衝動的に購入した品。抱え込んで持ち帰った記憶が懐かしいです(笑)

8年ほど我が家のセンターを張ってる現役の逸品で、一方ならぬ愛着があります。
レビューの通り(七輪の中では)コンパクトなので、一人二人でしっぽりと焼きたい時にちょうどよいです。
量産されたありきたりの練り物七輪なので、気兼ねなく使えるのも◎
切り出し七輪も導入しましたが、今でもメインで使っているのは本品です。

金属製のコンロも近年は様々な工夫がなされて使い勝手と魅力が向上して浮気もしますが、最後はやっぱり七輪に戻ってきてしまいます(笑)

初代七輪を補修しつつ使っているのと同様に、コイツとも最後まで添い遂げられたら幸せです!

結論

安価な割に大満足の一品!
お一人さま焼き肉や酒の肴をしっぽり炙るのに最適

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