【使ってみた】インスタントグリル M-6463(キャプテンスタッグ)

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本日はキャプテンスタッグのインスタントグリル M-6463を使った際のレビューをお送りします。


(写真:本体外観)

※評価は固まっていますが1回しか使ってないので、念のため【使ってみた】としています。もう1回以上利用した際に加筆修正し正式なレビューとします。

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インスタントグリル M-6463のレビュー

来歴

2015年4月にキャンピングカーフェスティバルにて購入。
同年5月に2人で花見しながらプチBBQしてきました。


(写真:パッケージ込で674gありました)

(写真:開封するとアルミトレイに全て収まっています)

内容物


(写真:内容物)

アルミトレイ

空気孔と思われる穴が複数開いています

豆炭(13~14個)


(写真:豆炭のみだと500g位になります)

スタンド

細い針金を加工したもので、やや頼りないかな。
重たい野菜をまるごと載せるような時はグラつかないよう、注意したほうがよいでしょう。

大きさは25cm×20cmと小さ目の七輪よりはやや広く、大きい七輪よりはやや狭い位です。
縁なしですが、一回ポッキリなので特に不自由ありませんでした。


(写真:縁はアルミで網を包み込んで固定していました)

着火用のパラフィン用紙

文化たきつけと異なり、チャッカマン等でしばらく炙ると着火します。

使ってみた

着火

24分で完全に熾きました。
普段とあまり変わりませんが、火熾し器や煙突なしと考えれば上出来です。
着火そのものはパラフィンに若干点火しづらいかな。ただ、一度火がついたらあとは放置で問題ありませんでした。
なお豆炭全体に火が回り焼き物に適した状態に落ち着くまでは相応の時間がかかります。


(写真:パラフィン紙に着火したところ。あとは見てるだけ)
「着火した」の定義

kyanは「全体の7~8割が白い灰で覆われて、すぐ焼き物ができる状態」になるまでの時間を計測しています。(炭片の一部に着火するまでの時間ではありません)着火時間の目安は黒炭が10~20分、白炭が15~25分です。

火保ち

1時間9分使いました。
とはいえBBQにストレスない火力は30~40分程度で、1時間経過した頃には豆炭はほぼ灰になっていました。
あとは弱火すぎて食材が焼ける前に干からびました(苦笑)
継ぎ足し用の木炭があると長く楽しめるのでオススメです。
100円ショップの木炭なら少量で持ち運びも楽ですよ。


(写真:使用後の豆炭。1時間ほどで当初の1/3~1/4程度になります)
「火保ち」時間の定義

kyanは、「熾きて焼き物ができるような状態になってから、焼き物ができない状態に火力が落ちるまで」の時間を計測しています。火保ちの目安は黒炭が1~1.5時間、白炭が1.5~2時間です(炭片の大きさによります)

灰の色と量

灰色で、量は多かったです。
豆炭に接着物質を使っているせいでしょうか。
(動かさなければ、そのままの形で灰になります)

匂い

火熾し時は相応の匂いがします(野外で使う分には許容範囲です)。
完全に熾きれば特段嫌な匂いはしませんでした。

焼き具合

味は可もなく不可もなしです(スーパーのありきたりでした)


(写真:焼いているところ。一気に多くは焼けません)

アルミトレイは底に穴が開いているので卓上使用不可

付属のスタンドでは高さが全く足りません。
kyanはダイソーで購入した鉢植えスタンドを使用しました。


(写真:アルミ皿には計12箇所の空気孔があります)

これ一つでBBQできるの?

最低限チャッカマンは必要です。あと火ばさみかな。割り箸でもなんとかなりますが。
後半目に見えて火力が落ちるので、継ぎ足し用の木炭もあると満足度が高くなるでしょう。
使った後のゴミが意外と多い(アルミトレイ、スタンド代わりの針金、網、灰)ため廃棄手段の確保も必要です。


(写真:地面が焦げないよう100均のフラワースタンドを利用)

よいところ

手軽

嵩張らないので徒歩移動でもバーベキューを手軽に楽しめます。
コンロや炭を持ち運ぶとそれだけで荷物になるので重宝しますね。

コンロ、木炭、着火剤、網を個別に買わなくてよい

装備がなくても思い立ったらすぐ始められます。
またコスト面でもお安い。
一つ一つ買い揃えていくと数千円かかりますが、インスタントグリルなら全部セットになって500~700円位で済みます。
1回ポッキリのコストと考えれば安上がりですね。

パッケージがラッピングされている

開けるまでは手や周囲の物を汚しません。

気になるところ

火保ちがよくない

パッケージには「約1時間30分(燃焼条件により異なります)」と記載ありますが、使ってみると満足に焼けるのは30~40分程度。以後は「焼く」というより「保温」になります。
厚みのある野菜などは30分を過ぎると火力不足で焼ききれず、いくらなんでも短かかったです。
なお網は簡単に取り外せるので、木炭を継ぎ足し可能です。

説明書にスタンドがアルミトレイに同梱されている記載がない

網がアルミトレイで包まれているため気付かずそのまま着火する人もいると思います。
初見殺しというかちょっと不親切かな。


(写真:説明書き)

利用場所を選ぶ

インスタントグリルそのものの「気になるところ」ではありませんが…使ってみて感じた盲点ということで。
付属スタンドはおまけ程度、豆炭の入れ物は熱伝導性のよいアルミ製、さらにはトレイに空気孔が開いている…ということでテーブル等に直接置くと焦げます。
レンガなどで嵩上げするか、砂や石畳の上などで使うとよいでしょう。

なお、灰を安全に始末できる場所は限られています。始末場所を確保できる場所‥使えるところは限られます。そのまま道端に放置すると火災の危険性や景観上よくないので絶対やめましょう。


(写真:スタンドを使用しても地面からの距離は僅か2cm程度です)

どちらでもないところ

焼き面積が小さいので少人数向き

ソロキャンで使うお一人様用コンロ位のサイズです。肉を主体に焼くなら2~3人、野菜を焼くなら1~2人用かな。大人数でバーベキューを楽しむなら複数個用意する必要があります。
(が、5人以上いるなら自前でコンロを用意するか、炉やコンロの貸出している場所を探した方がよいです)
商品コンセプトを考慮して「どちらでもない」としましたが、大きいサイズのインスタントグリルもあればいいのに!

燃料が木炭ではなく豆炭

パッケージ裏面(開封しないと見れない)には「燃料:石炭・木炭」と記載されています。
明記はされていませんが、石炭と木炭の練り物ということでいわゆる豆炭と考えてよいかと。
石炭で直火焼きは匂いや煙の問題がある(豆炭は添加剤を配合してクリアしてますが)のと、石炭灰は畑の肥料など再利用できないため、kyanは通常使いません。
ただ、商品コンセプトやコスト考慮するとやむを得ないかな?ということで「どちらでもない」としました。


(写真:袋を破ると普通の豆炭でした)

使用後の廃棄について

パッケージには記載なかったため、kyanはコンロ内の灰を取り出して、灰とその他金属に分けてそれぞれ処分しました(いずれも居住自治体での分別による)。

炭や灰が「燃えないゴミ」扱いの自治体であれば、コンロ部分と一括して「燃えないゴミ」で捨てられますが、「燃えるゴミ」扱いの自治体では、使用後に網を取り外して分別する必要があります。
(=インスタントなのに片付けが面倒な仕様)

網は縁処理されておらず、注意喚起もないので初見でやると手を怪我する可能性があるので、外す際は要注意!

(2022.7.15追記)
「インスタントグリル 廃棄」といった検索ワードで本記事にたどり着く方がいらしたので、メーカーへ問い合わせてみました。

分別をしていただき、中の燃料は水に浸して燃えるゴミ、その他の金属は、燃えないゴミとして、廃棄していただきますようお願いいたします。

感想

バーベキューの裾野を拡げてくれるアイディア商品。
「手軽にバーベキューを楽しむ」コンセプトは秀逸です。

「コンロはないけどバーベキューを楽しみたい」
「コンロを持ってるけど会場までの運搬手段がない」
「年に何回もバーベキューしないので、コンロ買っても置き場所に困る」
「一度使ったら汚れるのでメンテナンスがメンドい」

こういったニーズは結構多いと思われ、利用シーンは多いでしょう。

インスタントグリルなら、
「思い立った時のために一個持っておいて、思い立ったらバーベキュー」
なんてことも可能。嵩張らないので気になりません。

このようにバーベキューの敷居を低くしてくれる一品としてよいと思います。

ただあくまで簡易的な使い捨てコンロなので、継続的にバーベキューを楽しむなら普通にコンロを買ってもよいでしょう。
また、防災用としては火保ちが短すぎてオススメしません。

【結論】1個持っておくとバーベキューの楽しみが広がるスーパーサブ

コメント

  1. た〜さん より:

    こんにちはkyanさん。

    これ、いろいろなところで出してますね。
    YouTubeで見て気になってました。
    ダイソーの買ってみようかと思ってます。

  2. kyan より:

    た〜さん、こんにちは♪
    良くも悪くも割り切りのスーパーサブ、使い出はあります。

    ダイソーでも売ってましたか!
    豆炭はともかくインスタントグリルのようなセットは見たことありませんが、100円で買えるなら手軽でよいですね。