【キャンプ場レポ】賀老高原キャンプ場(島牧村)

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は島牧郡島牧村にある賀老高原キャンプ場をご紹介します!

(掲載日:2020/08/29 最終更新日:2020/08/29)

賀老高原キャンプ場


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キャンプ場の位置

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基礎情報

例年はオープン中のキャンプ場でも、クローズしている場合があります!
COVID-19の世界的流行に伴い、キャンプ場の開設を見合わせたり完全予約制・入場数制限をかけている場合があります。

今後の計画を立てられる際には、事前に管理者への問い合わせをオススメします。

ホームページ ・後志総合振興局
住所 〒048-0600 北海道島牧郡島牧村字賀老
連絡先 0136-75-6211(島牧村農林課)
所有者・管理者 島牧村農林課(管理者)
オープン期間 6月中旬~10月下旬
※賀老高原へ通じる村道の開設期間に連動
料金体系 無料
時間 なし
ゴミ廃棄 不可
※現地はヒグマ頻出エリアのため必ず持ち帰ること!!
温泉 千走川温泉まで約8km
(1人500円、13~21時と案内されてるHPは多いものの、状況に応じ早めに営業を切り上げることがあります。要電話確認)
シャワー
コインランドリー
携帯 全キャリア圏外(確認済)
※最寄りは千走川温泉がソフトバンクのみスポット圏内(ドコモ、auは圏外でした)
ラジオ FMは全滅。AMはNHK第2が全日聴こえました
トイレ 1ヶ所
炊事場 1ヶ所
水道水に準じた水(飲用可能)
車の乗り入れ 不可
駐車場 有(30台以上停められます)
リヤカー
ゲートクローズ
焚き火 可(焚き火台を使用)
薪販売
ペット
遊具
見える景色 奥にクマがいるであろうキャンプ場の木々、遠くに狩場山
就寝時の音 ひたすら静かでした(8月)
野生動物 ヒグマ
客層 訪問時は完ソロにつき不明
買い物 島牧村のセコマまで約19km、60分
立地 国道229号線 千走にある「かりんぱ」より千走川温泉方向をひたすら15kmほど走行。
賀老の滝駐車場となり
備考 ・現地は濃密なヒグマ生息域につき十分注意すること
・照明がつかないのでランタンや懐中電灯の準備をしていくとよいでしょう
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キャンプ場レビュー

利用時の情報

利用回数 1回1泊
利用日 2020年8月24~25日 1泊 フリーサイト(完ソロ) 晴れ/翌日は曇
気温 昼間:22℃→夜間:17℃(寒いという程までいかなかったです)
キャンプ場と市街地との温度差:3℃(キャンプ場:21℃/市街地:24℃)
利用形態 ソロ
利用目的 キャンプ場開拓

サイトマップ

衛星写真

場内案内図

後志総合振興局のキャンプ場HPより引用
後志総合振興局のキャンプ場HPより引用

サイト構成:フリーサイト

大掛かりに造成された芝生のサイトで、ほぼフラットで大型テントも問題なく設営可能でしょう。
本キャンプ場を紹介している他メディアでは50張とか100張とか書いてましたが、快適な間隔を維持できるのは20~30張くらいまでかな。

ペグも普通に挿さりますが、ところどころ硬い場所もあったので鍛造ペグがあると安心かもしれません。

サイト風景
全体としては緩やかな傾斜はありますが、設営する分にはほぼフラットに張れます。

ちなみに駐車場とサイトの間には段差(階段5段程度)ありますが、設営場所によってはセミオートっぽく使えないこともありません。

駐車場とサイトは階段5段の高低差があります。

なお周囲に電気柵は設置されておらず、サイト奥の笹薮はちょっと怖いですね。。。

深夜にサイト奥の笹薮からガサガサ聴こえた時は怖かったです

設備

緊急電話

トイレの入口内部に設置されており、「警察」「消防」「役場」にワンプッシュで発信できます。
現地は携帯電話は全キャリア圏外ですが、緊急電話は衛星電話のためつながるとのこと。
電源も照明とは別にバッテリーを用意してあるため安心です。

緊急電話はトイレの中にあります。

トイレ:1ヶ所

夜間はセンサー式の照明あり。
手入れされていますが、設備が古く匂いがキツいため人を選ぶかも(kyanはダメでした)。
トイレットペーパーは常備されていますが、持参しておいたほうが安心でしょう。

ちなみに訪問時は多目的トイレが故障中につき閉鎖されていました。

トイレ
夜利用するのはちょっと勇気がいるかな…

炊事場:1ヶ所

水は山の水(川か湧き水かは不明)を「水道水と同じように処理しており飲用可能」とのこと。

野外炉が併設されており、ここが事実上の灰捨て場と化していました。

炊事棟
(右下)ソーラーパネルはブルーシートで覆われて照明はつきませんでした。

照明があって本来は夜間点灯するはずですが、2020年8月現在は故障中につき真っ暗です(結構怖かった)。
島牧村に問い合わせたところ、「予算がなくて当面修理できない」とのことでした。

予算がないのは仕方ないにしても、「故障中につき照明つきません」といった案内掲示はほしいところです。

駐車場

駐車場
広くて台数数えるの諦めました(笑)

感想

賀老高原キャンプ場のココがいい!

とにかく静か

訪問時は他に人がいなかったこともあり、とにかく静か。鳥のさえずりや風で木の葉が揺れる音しかしません。

空いている

都市圏から行きづらい立地であるがゆえに空いていました。
最近は週末を中心にどのキャンプ場も満員御礼なので、そんな時こそ賀老高原はよい選択かもしれません。

賀老高原キャンプ場のココがイマイチ・・・

ヒグマのテリトリー

道民的には頻繁なヒグマ出没で有名な島牧村。
賀老高原のあたりはヒグマの出没区域ですから、生ゴミや食材を外に放置しないことが基本です。

地元の方の話では、「キャンプ場の廻りは普通に熊がいるが、遭遇したとか被害を受けたという話は聞かない」とのことでした。

訪問時はヒグマの糞や獣臭は確認できませんでした(怖いのでかなり場内くまなく確認しました…)が、それでもサイト奥のクマ笹が揺れるとドキッとしました。

ちなみに「ヒグマってそんなに怖いの?」という方は、下記ページ(wikipedia-三毛別羆事件、福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件、石狩沼田幌新事件)をご覧ください!

三毛別羆事件 - Wikipedia
福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件 - Wikipedia
石狩沼田幌新事件 - Wikipedia

その他

賀老の滝へは行けません

遊歩道を30分ほど下ったところにありますが、2020年8月現在は落石のおそれがあるため通行止めです
昔行きましたが、それはそれは壮観でした!

賀老高原までの途中数カ所にこのような看板掲示がありました。

COVID-19対策

特になし

チョコズアイ

チョコ
チョコ

クマさんが出るってことで留守番だったワン!

コメント

文字通り山奥のキャンプ場(というか野営場)。
「人の気配がない然別峡野営場」といった具合でソロで行くと物寂しいが、登山の前泊や山菜採りの前線基地として一定のニーズはある模様。

芝生の状態はいいしきちんと整地されているためテントを張る分には申し分ない。広いので大型テントやタープも問題ないでしょう。

但しクマ圧が高くて、積極的に選択するインセンティブは低いと思われます。
(「賀老高原キャンプ場を制覇しよう!」位のノリが必要)

筆者は賀老高原で炭火を楽しむために泊まりましたが、運良く(?)完ソロでクマの影に怯えながらすごしました。おかげで食事や酒の味をほとんど覚えていません(笑)

緊急電話の存在は心を多少落ち着かせてくれますが、実際に駆けつけるまでに最短でも30分はかかることを考えると、自力で逃げる方法も考えておいた方が建設的かもしれません。

役場や消防署はまだしも、警察は最寄りの駐在所が不在の時は43km離れた寿都警察署につながるとのこと。
(実際は寿都警察署から島牧村の駐在所へ連絡するのでしょうが…)駆けつけてくれた時には遅いかもしれません…

ここに行く際には事前に島牧村役場に開設可否やクマ出没情報を確認した上で、トイレットペーパーとランタンは忘れずに!

さらに感度のよいラジオがあると不安が多少は軽減されますよ♪

kyanは怖くて夜眠れなかったので、次回行くなら二人以上かな‥。

【結論】よい場所だけど、二人以上での訪問がオススメ

コメント

  1. ジャイアン より:

    こんにちは♪

    ココ、完ソロだと勇気が入りそうですね。
    最近のキャンプブームでココも完ソロは難しいのかと思っていたのですが、そうでは無いようで安心しました。
    来年か再来年あたり、ココも行きたいです。

    • kyan より:

      Gianさん、こんにちは!

      灰捨て場など直近の利用痕があったので、土日祝や連休、夏休み、あと山菜採りのシーズンならばいそうな気はします。

      実はこの翌日に美笛キャンプ場へ行きましたが、平日にも係わらず激しい混雑ぶり。
      その落差にビックリしました(笑)

      立地が立地ですので、行かれる際は事前に状況確認をオススメします♪