【キャンプ場レポ】羅臼温泉野営場

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は目梨郡羅臼町にある羅臼温泉野営場をご紹介します!

(掲載日:2020/05/29 最終更新日:2020/05/29)

羅臼野営場


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キャンプ場の位置

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基礎情報

例年はオープン中のキャンプ場でも、クローズしている場合があります!
COVID-19の世界的流行に伴い、キャンプ場の開設を見合わせたり完全予約制・入場数制限をかけている場合があります。

今後の計画を立てられる際には、事前に管理者への問い合わせをオススメします。

ホームページ ・北海道根室振興局ホームページ
・羅臼町役場
住所 目梨郡羅臼町湯ノ沢町
連絡先 0153-87-2126(羅臼町役場産業創生課)
所有者・管理者 日本国(所有者)/羅臼町(管理者)
※実際には、羅臼町から受託した業者さんから管理人さんが来ています。
オープン期間 6月中旬~10月中旬
料金体系 入場料のみ
1泊1人300円/小学生未満無料 ※車中泊も同様に有料です
時間 特になし(受付は9~12/15~18時)
※繁忙期は19時くらいまでいらっしゃいました
ゴミ廃棄 可(燃えるゴミ/燃えないゴミの2分別)
※観光客用のゴミ袋を購入します(各100円。確か5L袋のはず)
温泉 熊の湯(清掃時のぞく24時間/無料/徒歩3分ほど)
らうす第一ホテル(13~20時/500円)、ホテル峰の湯(13~21時/500円)
(いずれもキャンプ場から1.5km程度)
※割引券の配布なし
携帯 可(3キャリア共利用できました)
トイレ 2ヶ所
車の乗り入れ 不可(一輪車3台)
駐車場 有(53台)
ゲートクローズ
焚き火 可(直火炉または焚火台使用)
薪販売 なし
ペット 可(羅臼町役場産業創生課に確認済)
遊具
見える景色 知床の森林
就寝時の音 風の音(基本静かです)
野生動物 有(キタキツネ、カラス、エゾ鹿、ヒグマ)
・キツネ注意(ココでゴミ袋を奪われそうになったことがあります
・場内を鹿が闊歩しています
・場内ぐるりと熊避けの電気柵で囲われています
客層 主にソロ
買い物 羅臼町内にセコマ、商店、道の駅内の産直市場(いずれもキャンプ場から5km程度)
立地 国道334号線沿い(羅臼側)
備考

場内掲示の注意点
ペットは要リードで入場可能です!

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キャンプ場レビュー

利用時の情報

利用回数 5回(8泊)
利用日 2012年 9月14~16日 2泊 ソロ
2013年 9月14~15日 1泊 デュオ
2015年 9月21~23日 2泊 デュオ/ペット
2016年 9月 4~ 5日 1泊 デュオ/ペット
2019年 9月15~17日 2泊 デュオ/ペット 曇り
利用形態 ソロ/デュオ
利用目的 周遊旅行中の移動拠点、温泉でのんびり

サイトマップ

衛星写真

場内掲示

場内マップ(管理棟備付)

サイト構成:フリーサイトのみ

管理棟を挟んで上下段の2箇所に分かれています

下段の方が荷運びや駐車場へのアクセスが楽なので混雑する傾向にあります
のんびりするなら上段の方がよいですが、ギアは絞ったほうが楽です(笑)

左側:上段サイト
右側:下段サイト

所々にある、ナンバリングされたテント床に設営します

受付時に指定されます。場所によって正方形のテント床と、正方形2区画分の長方形のテント床があります。

場内掲示図

テント床は面積が決まっています

幕体のサイズに注意。テント+スクリーンタープ、2ルームテントは2区画分の面積を占有します。

直火炉は荷物に制限のあるキャンパーを中心に結構使われていました。
階段は、上段サイトから熊の湯へ直接降りられます

地面は硬め

しっかりしたハンマーと、ソリステのような堅牢なペグがあると安心

水はけは良い方ですが、降雨時は水がたまります

雨が予想されるキャンプ時には、テント床そのものの傾斜や凹凸に注意

設備

管理棟

ゴミステーション、リヤカーがあります

管理棟/ゴミステーション
荷運びの一輪車は管理棟横です

トイレ(2箇所/下段側と管理棟前)

いずれもしっかりした設備で匂いもなく安心して入れます。

トイレはいつ行っても清潔でした。頑丈な建物なので、いざというときの避難場所に・・・?

炊事場(3箇所/上段に2箇所、下段に1箇所)

 設備は古いですがきちんと整備されています。
 高さが微妙に低くて洗い物してると腰が痛くなりました。

炊事場は下段に1箇所、上段に2箇所あります

感想

よいところ

徒歩圏内に熊の湯がある

源泉かけ流しの濃厚な硫黄泉がドバドバ溢れる道内最強の温泉・熊の湯。
ここに徒歩で24時間いつでも好きな時にアクセスできるのはたまりません!
「寝る前にひとっ風呂」、「起きたらまずひとっ風呂」、「撤収後にサッパリひとっ風呂」ができちゃいます!

なお、熊の湯は地元の方のご厚意によって成り立っていますので、入浴の際はマナーを守り(かけ湯をする、勝手に冷水ホースを入れない、使った湯桶を元に戻す)奇麗に利用すると共に、維持管理のため寄付箱に寸志を入れていただけるとありがたいと思います(訪問時には微小ながら協力させていただいています)。

熊の湯
何度も行きたいSランク級(kyanしらべ)の温泉です!

羅臼/知床観光の拠点として好立地

知床は釣りや登山など様々なアクティビティが充実していますが、いずれも羅臼野営場から好アクセス!

ペット可

北海道キャンピングガイドではペットマークが消えて「駐車場の車輌内のみ可」とだけ記載されていますが、結論を申しますと普通にOKです

2019年に利用の際、疑問に思って利用前にキャンプ場を管理する羅臼町役場に問い合わせたところ、小型犬であればリード付きならば問題ないとのことでした。但し、「他の利用客から苦情が出た場合は車輌内への移動をお願いする場合はあります」ともおっしゃっていたので、ガイド本ではその点をふまえてペットマークを外しているのかもしれません。
ペットキャンパーにとってペット可否の部分はキャンプ場選択の重要な要素となる項目なので、正確な表記をお願いしたいところです。

ちなみに(偶然と思いますが)別のキャンプ場でガイド本と実際の運用に齟齬があってブログ上で指摘したところ翌年度から修正されていたことがありました。もしかしたら2021年版では正しい記述に変更されているかもしれませんね。

場内掲示には「要リード」「糞尿の処理」が記載されていることから、ペット受け入れを前提としていることがわかります。

気になるところ

道内では珍しいテント床

場所とサイズが決まっているため、設営場所や方角の制約を受けます。

風が強い

羅臼岳から突然吹く風が強いので、ロープダウン必須です!

アップダウンのある荷運び

管理棟や駐車場から設営場所まではアップダウンがあるため、設営または撤収時どちらか必ず上り坂で荷運びする必要があります。
ギアは絞って持参したほうがよいでしょう。

長期滞在者の存在

リタイヤ組や釣り客、長期旅行中の方など一定数いました。
利用料金が安く、徒歩圏内に無料の温泉があって居心地がいいんでしょうね。
これまで経験した中では、自サイトに酒の空き瓶や空き缶が放置されていたり、駐車場を複数区画専有して(いない時は駐車場に物を置いて場所を専有)宴会してる方がいたりと独特の雰囲気を醸し出していて少しだけ気になりました。

もっとも、これでも無料の時代よりはマナーが随分と良くなったという話。
kyanは無料時代の頃(上段に汚いトイレがあったとか)は知りませんが、その頃を知る、ある方にお話を伺った際、「以前(=無料時代)は地元民でも近寄りがたい異様な雰囲気だった」とのこと…。

気づいたところ

場内をエゾ鹿が闊歩しています

本州の人には北海道らしさを感じられるキャンプ場と言えるかも。
夜間や早朝にエゾシカが歩いてるキャンプ場は結構多いですが、昼間、人がいてもお構いなく餌をついばんでる姿を見れるキャンプ場はココしか知りません。

よくいえば自然との共生?

さすがに近寄らせてはくれませんが、テントと鹿が共存してる光景、ぜひ生で見てもらいたいです(笑)

うっかり粗相を踏んづけないように注意!

サイトは熊避けの電気柵で囲まれています

ある意味で他のキャンプ場より安心?!

なお、熊が人里に現れるのは鮭が川に遡上してくる10月~とのこと。
キャンプ場開設期間中は、少なくともここ数年は熊が近づいたことはないそうです。
(聞いた話だと、以前の管理人さんのゴミ管理がアバウトで結果として誘引してしまったとか…)

熊よけの電気柵

ゴミ処理はしっかり確実に!

現地は国定公園内、かつヒグマの生息地です。またヒグマの他に昼はカラス、夜はキツネがあなたのスキを常に伺っています。
(キツネは、人間が炊事している時間帯に一度は巡回してきて、コチラを遠巻きに眺めています!)

ここのキツネは人間の食料の味をよく知っていて、一度ロックオンされると、とにかくシツコイ!
一度うっかり奪われてから、取り返すまで2時間追いかけ回したことがあります…(苦笑)
それ以来、ゴミは七輪を運んできたRX BOXに収納して片付けるようになりました。

食料やゴミ、小物の管理は普段以上にしっかり行い、野生動物を誘引することのないように心がけましょう!

トイレに貼ってる水産加工場のバイト募集チラシ

「ああ、北海道だなあ…」と旅情を感じること請け合いです!

鮭バイト…いかにも北海道!って感じですね(笑)

コメント

北海道のキャンプ場の中でもSランク(kyan調べ・笑)のお気に入り。
好きすぎてこれまで紹介するのをためらっていました(笑)

国道沿いなのに野性味溢れる、知床らしい野営場。
場内を安心して闊歩するエゾ鹿、周囲をぐるりと囲むヒグマ避けの電気柵、虎視眈々と獲物を狙うしつこいキツネ達…ここでは大自然の一端を満喫できます(笑)

特筆すべきは「熊の湯」の存在。
温泉好きのkyanには、あれほど濃厚な硫黄泉に24時間いつでも好きな時に入れるなんてたまりません!

繁忙期はテントがビッシリ設営されるため、お子さんが遊ぶスペースはあまりないかもしれません。
どちらかといえば大人向けの場所かな。

移動中の一夜の宿としての他、登山や釣りといったアクティビティを楽しむ拠点としてもアクセスがよいので利用価値は大変高いかなと。

【結論】知床を満喫できる北海道らしい野営場

コメント

  1. Gian より:

    こんにちは♪
    無料時代に利用した事があるのですが、その後は近くの林間キャンプ場を利用しました。
    温泉は目の前でとても良かったのですが、混んでいたし何か落ち着きませんでした。
    朝方に羅臼おろしの風に起こされ、体でポールが折れないように支えたので張綱無しでもなんとかしのげました。

    リタイヤしたら鮭バイしながら北海道を放浪するのもイイかも?と思っていたのですが、年齢制限があるのですね。
    早く気がついて良かった!

    • kyan より:

      Gianさん、こんにちは!

      >近くの林間キャンプ場
      昔はキャンプ場コンプリート!的なことは考えていませんでしたが、今思えば「一度のぞいておけば…」と後悔しています。
      (キャンプ場に限らず)行ける時に行っておくのは鉄則ですね…。

      >羅臼野営場
      まぁ、今でもちょっと独特な雰囲気かなとは思います(つるいキャンプ場的な雰囲気・笑)
      レジャーの場ですが生活感を強く感じますね。
      いつ見ても気の合う人たちでやってる感じだったので、ルールの中で楽しんでいただく分には実害はありませんが、雰囲気的に疎外感や違和感を覚える人はいるかもしれません。
      温泉は最高なんですが。

      >羅臼おろし
      洗礼(?)を受けられたのですね。
      行ったときはケシュアだったこともあって影響は少なかったのですが、ファミリー用の大きなテントだと張り綱必須ですね。

      >鮭バイ
      意外にも本格的な募集チラシだったのでびっくりしました。
      別のキャンプ場で見かけた、標津の水産加工場のバイトでは年齢制限なかったので、何かしら仕事はあるんじゃないかな…と。
      将来キャンピングカーで来道の際はぜひ(笑)