こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は、スノーピーク社のアメニティドームS(SDE-002RH)を4年使ったので、使い勝手などをご紹介します♪
アメニティドームSのレビュー
来歴
2018年6月に山渓オンラインショップYahoo!店
これまで4シーズンで、37回62泊使用しました(うち他テントのインナーとして31回50泊)。
仕様
仕様表
本体サイズ | 幅230cm×奥行355cm×高さ120cm(いずれも最長部分) |
インナーテントサイズ | 幅220cm×奥行150cm×高さ120cm |
収納時サイズ | 幅58cm×奥行18cm×高さ23cm |
重さ | 約5kg |
フライシート材質 | 75Dポリエステルタフタ・PUコーティング・テフロン撥水加工・UVカット加工 |
インナーテント材質 | 68Dポリエステルタフタ、底面/210Dポリエステルオックス・テフロン撥水加工 |
フレーム材質 | ジュラルミンA7001+A6061(φ9.3mm+φ8.5mm) |
耐水圧 | ミニマム1800mm |
対応人数 | 3名 |
※以上、メーカーHPを参考に作成
内容物一式
キャノピーポール以外は一式同梱されています。
アメニティドームLとの比較画像
使ってみての注目ポイント
快適な利用人数
ズバリ、ソロ(1人)がオススメ!
寝返り打てるし身の回りの荷物くらいは置けるスペースができるので快適です!
これが2人+ワンだと室内で荷物を置くスペースがとれません。
幅(奥行き)は150cmとダブルベッドサイズあるはずですが、2人でも寝返りも打てないので熟睡できないし、翌朝体が固まって辛いです。
「最適な人数はメーカー表記人数マイナス1人で考える」なんて聞きますが、結構厳しかったです。
春秋の寒いシーズンだと逆に人の熱がこもって暖かいから痛し痒しですが(笑)
仕様上は3人用ですが、3人で寝る…想像もできません。
組み立ての容易さ
説明書には「必ず2人で組み立ててください」と記載ありますが、実際のところ1人でも問題なく組立可能でした。
3本のポールをスリーブに通して立ち上げるところまでは問題ないものの、そこから前室を組み立てる辺りが特殊で慣れが必要です。
また、必要なペグ本数が多い(18本)ので意外と時間がかかります。
所要時間
1人でやっても、単にインナーテントを組み立てるだけなら2~3分、フライシートかけてペグダウンまで入れても10分位でした。
撤収時も同じ位の時間がかかります。
2人で組み立てればもう少し早いでしょう。
前室の存在
あるのとないのでは大きく違いました。
荷物置き場やちょっとした煮炊きの場として、また盗難対策で寝る前に片付けたギアの保管場所として、様々に活用できます。
初期の頃は撥水もバッチリです
購入から4年経ちましたが、テフロン撥水加工のおかげでバッチリ撥水してくれています。
すぐに撥水がダメになるということはなさそうで、安心しました。
アメニティドームのココがよい!
風に強い
kyanがこれまで使っていたドーム型テントでは、風が吹くと揺れて怖い思いをしたことがあります。
しかし本品では怖い思いをしたことはありません。
室内高を抑え、フレームに軽くて弾力性に優れたジュラルミンポールを使用することで、他社の同種テントより耐風性を意識した設計になっているそうです。
ベンチレータつき
暑い夏場でも空気が流れるだけで結構快適になります。
フレームやスリーブに色がついていて間違いにくい
色分けされているので、迷うことなく直感的に組み立てていけます。
スノーピークにしては消費者を意識した価格
エントリーモデルということで戦略的な価格になっています。
この値段でこの品質のものを作れるなら他のテントも・・・(笑)
アメニティドームのココがイマイチ・・・
前室部分にスカートがついていない
冷たい風が足元にガンガン入ってくるので、春秋に前室部分で過ごすには寒いです。
また、「荷物置き場」として使用する場合、降雨時には濡れる&泥水が跳ねて置いた物が汚れます。
春秋の北海道で使うには、ちょっと向いてないと感じました。
必要なペグ本数が多い
幕体10本+ロープ8本の計18本必要です。
通常のドームテントだと幕体4本+ロープ4本=8本で済むことを考えると、時間かかって面倒くさいです。
(その分しっかり固定されて安心とも言えます)
設計で「前室が不要な場合」が考慮されていない
タープなど他の幕体と組み合わせて使うような場合に「前室いらないんだよねー」ということがありますが、そういったことができる設計になっていません。
前室なしでも立てられるような設計だと用途が広がるのになー、と思いました。
ちなみに前室部分を使わない場合、余ったロープに脚を引っ掛けることがあるので、あらかじめ巻いて縛っておくとよいです。
キャノピーポール別売
これがまた高いんですよね(TP-090、6050円)。
本品の位置づけがエントリーモデルであること、また製造コストを考えれば「こういうこともできます」とアピールの意味でも標準添付した方が親切と思いました。
インナーテントを他のテントの寝室(カンガルースタイル)として使用してみた
コールマン スクリーンキャノピージョイントタープ2
このタープは廉価モデルだけあって設営が楽で(フレーム6本)、春~秋のデュオキャンプはもっぱらこのパターンで使っています。
余った空間を「上体を曲げずに立てる前室空間」として使えるので快適です。
この組み合わせにしてから、同様の目的で使用していた2ルームテントは薪ストーブを使う時以外は使わなくなってしまいました。
ロゴス プレミアムドゥーブル XE-AF
インナーテントを付属品(270cm×270cm)と入替して使っています。
寝室部分が狭くなる分だけ前室部分を広く使うことができるので、電気カーペットを敷いてリビングを広くとったり、薪ストーブの使用でもスペースに余裕があります。
感想
特に尖ったところがあるわけではないものの、基本的な作りや生地がしっかりしている良テント。
エントリーモデルでも手を抜かないところは、流石スノーピークといったところでしょうか。
ハズレないテントなので「キャンプしたいけど、どういうテントを選んでよいか(基準が)わからない」という方はまず本品を選び、自分なりにこだわるポイントを実感した上で次のテント選びに活かすとよいかなと思います。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
【結論】基本機能をしっかり備えた使いやすいエントリーモデル
コメント
ある意味、日本の基準点のモデルかも知れませんね。
これを使い込んでいくことで、テントの良し悪しやキャンプスタイルが見えていくような。
昔はキャンプ場がコールマン一色、とまで言わなくてもほとんどそんな時代がありましたが
そこにスノーピークが割り込んでスノーピークがとても多くなりましたね。
今はamazonなどの登場で選択肢が増えたことでスノーピーク一色と言うことはなくなりましたが。
当時はコールマン、ところどころホームセンターテントがあってスノーピーク=高級幕でしたが
今スノーピークのブランドイメージってどうなんでしょう?
ずっと以前アメニティドームのMを検討したことがありましたが
スノーピーク=高級幕な時代だったので恥ずかしくて選択肢から外してしまいました(笑
今なら買っていたかも。
でも、その頃と比べて細かなところがブラッシュアップされていますね。
同色スリーブやインナーテントの色味、重さも変わったような気がします。
ORIONさん、こんにちは♪
基本をしっかり押さえてるのと多くの人が使ってる実績あるので、基準点としては優秀ですね。
ドーム型全盛期は確かにスノピ=ステータスみたいなイメージがありましたが、今ではどこ見てもサーカスばかり。
何にせよ選択肢が拡がり、個々に理想とするキャンプを実現しやすくなったのはよいことですね。
ちなみに本品の購入理由は、使ってたケシュアが形状的に車内スペースを取られるのと前室がなかった(当時)ためでした。
その後フリードプラスに乗り換えたので結果的にはケシュアのままでもよかったのですが、ツレが欲しいと言ってるものを止めることもないと思いまして・・・(爆)
でも導入してよかったです。
スノピのイメージ・・・個人差がありそうが。
kyanの場合ですと、昔は「高いけど、価格に見合う良いギアを作ってる会社」、最近は「数ある高級幕の中の1ブランド」という印象。
最近はスノピからも次々と新しい幕体が販売されるので、何がどれだか見分けつかなくなってきました(笑)
こんにちは♪
私も風のある日は私も寒く感じる時があり、そんな時は荷物を置いて風が入り難いようにしています。
Lは思っていた以上に大きいのですね。
以前のスノピはストーブなどもソロ用のラインナップが豊富だったのですが、最近は私が欲しいと思う物が少なくなってきました。
焚火台Sとか、地ストーブはかなりイイだけに残念です。
あと、手ごろな大きさで普通に使えるシンプルなスクリーンタープ出してくれたらウレシイ!
(張るのに時間がかかるスクリーンタープは欲しくないので)
Gianさん、こんにちは♪
kyanも前室に荷物を置いてみましたが、隙間風が抑えきれず寒かったです。
Lは5~6人用とファミリーテントと同サイズで大きいです。
スノピは昔よりファミリー・グループの比重が増えましたね。
最近はゴテゴテと設営するのが辛くなってきたので、候補からはめっきり遠のきました・・。
ソロより稼げるのでしょうが、幕体に20万円とか驚きです。
エントリーモデルのスクリーンタープ、出たら嬉しいですね♪
(今使ってるコールマンのスクリーンタープをそろそろ買い替えないと・・・)