こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は、2021年に惜しまれつつ閉業したキャンプ場、占冠村のニニウキャンプ場をご紹介します!
(掲載日:2022/02/13 最終更新日:2022/02/13)
キャンプ場の位置
基礎情報
ホームページ | ・キャンプ場HP |
住所 | 〒079-2207 北海道勇払郡占冠村ニニウ |
連絡先 | 非掲載(既に閉業したため) |
所有者・管理者 | 占冠村(所有者) NPO法人占冠・村づくり観光協会(これまでの指定管理者) |
オープン期間 | 6月~10月上旬 |
料金体系 | 入場料+サイト料(バンガローの場合は入場料込) 入場料 宿泊300円/日帰り200円 ※小学生以上1名1泊につき(連泊の場合、泊数分必要) ※アーリーチェックインの場合は日帰り料金が別途必要 サイト料 ・フリーサイト/車中泊 500円 (テント1張+タープ1張までの料金) ・オートサイト 1600円 (全16区画、約100平米) ・バンガロー 3000円 (6名まで利用可能・入場料込) |
時間 | チェックイン13~18時/アウト~10時 |
管理人 | 駐在(9:30~18時) |
ゴミ廃棄 | 持ち帰り |
温泉 | 湯の沢温泉 森の四季まで約21km/26分 (11~20時半、大人550円/子供220円)※火曜は16時~ ※2017年にあったキャンプ利用者向け割引券は2021年にはなくなってました |
シャワー | 有無(水不足のため利用停止中) |
コインランドリー | 無 |
携帯 | 3キャリアとも4G圏内でした 楽天モバイルはダメ(Band18でローミング) ※2014年訪問時は各社3Gのみ対応でした |
ラジオ | NHK-AMは聞けました |
トイレ | 2ヶ所(+管理棟) |
炊事場 | 3ヶ所(22時自動消灯) |
水 | 湧き水を濾過して使用(飲用可) |
車の乗り入れ | オートサイトのみ可 |
駐車場 | 有(3箇所) |
リヤカー | 無 |
ゲートクローズ | 有(時間外は基本的に出入りできません) |
焚き火 | 可(焚火台使用) |
薪販売 | 有(1カゴ1000円/地元産の広葉樹・雑) |
ペット | 可(バンガロー内は不可) |
遊具 | 有(スラックライン) |
見える景色 | ニニウの森林・場所によっては高速道路 |
就寝時の音 | 遠くに石勝線を走る鉄道、場所によっては高速道路の走行音 |
野生動物 | カラス |
客層 | ソロ、グループ、ファミリー |
買い物 | 道の駅しむかっぷ隣に商店あり |
立地 | 道道610号線沿い(占冠穂別線) |
備考 | 2021シーズンをもって閉業、翌年度以降の利用は未定 |
キャンプ場レビュー
利用時の情報
利用回数 | 4回5泊 |
利用日 | 2014年 8月 8日(金)~ 8月10日(日)フリーサイト 2泊 曇り/晴れ 2017年 7月14日(金)~ 7月15日(土)フリーサイト 1泊 晴れ 2021年10月 3日(日)~10月 4日(月)フリーサイト 1泊 曇り 2021年10月17日(日)~10月18日(月)フリーサイト 1泊 雪/曇り |
利用形態 | デュオ/ペット |
利用目的 | 余暇を楽しむため |
サイトマップ
衛星写真
場内案内図
サイト構成:フリーサイト
場内は基本的にフリーサイトですが、オートサイトの拡大に伴って張れる場所が狭まっていきました。
2021年時点で張れる場所は大きく分けて4箇所あります。
なお、春秋シーズンは鹿の糞が散乱しているので注意。
管理棟前サイト
傾斜があって寝づらそう。
近くに炊事場②がありますが、トイレは管理棟かトイレ①。
管理棟閉鎖後の夜間はトイレ①まで少し歩きます。
駐車場が隣接しておらず荷物の搬出入が若干面倒なため、カートがあると便利でしょう。
場内最奥のサイト
キャンプ場の中では最も端っこですが、概ね平坦かつ炊事場(③)、トイレ(②)共に近いのでお手軽。
駐車場の近くに張ればセミオートになるため、ペットのいる筆者は好んで利用していました。
購入時付属のスチールペグでも問題なく挿さりそうな柔らかい芝生でした。
利用客の少ない平日は手間削減なのか、トイレが近いことを見越して設営した後で「ここのトイレ(②)は閉鎖するので別のトイレ(①)を使ってください」と言われてシャッターを閉められたことがありました。近くのトイレ使えないなら別の場所に張ってたのに・・・。
思わず、「設営前に言ってよ」と喉まで出かかりました。
川寄りの奥側サイト
駐車場横に張ればセミオートで使え、さらに場所によっては日中も日陰になるため、夏場は人気のある場所です。
炊事場(①)・トイレ(①)共に近いので真っ先に埋まっていくと思われます。
一見平坦ですが、微妙に傾斜があるため寝る方向に注意。
近くで設営したことがありますが、ペグも問題なく挿さる芝生でした。
入口寄りの奥側サイト
概ね平坦なのと、近くにスラックラインや遊べるスペースがあるので価値はあります。
数台しか停めれませんが駐車スペースもあるため、うまくすればセミオートで設営可能。
難点は炊事場・トイレ共に遠いこと(炊事場①、トイレ①か管理棟)。
サイト構成:オートサイト
全16区画あり、全て電源なしサイト。
約100平米あるので余裕をもって設営できます。
最初は申し訳程度に数区画あるだけでしたが、年々フリーサイトを侵食して勢力を拡大していきました。
フリーサイトよりは平坦に整備されている他、中央部の便利な場所が割り当てられているため快適です。
サイト構成:バンガロー
全6棟あり、キャンプ場内では唯一電源を取れるサイト。
レイアウト上、車を横付けできないので注意。
入場料込の価格なので地味にお得。
設備
管理棟
受付・売店はコチラ。
係の方が皆さん親切で、お客さんの子供が懐いて管理棟に居ついてました(笑)
シャワールームもありますが、渇水が酷くて使えなくなりました。
トイレ:2ヶ所+管理棟
いずれも水洗で設備も立派。キレイに清掃されているため安心して利用できます。
なお、お客さんが少ない平日だとトイレ②は閉鎖されることがあるので注意。
炊事場:3ヶ所
どれも昔ながらの設備ですが、キレイに清掃されています。
押してる時だけ水が出る節水タイプなのが利用者的には玉に瑕。
飲用可とのことですが、利用時に少し濁っていた事があったので心配なら煮沸してから飲むとよいでしょう。
22時で自動消灯になります。
場内のアクティビティ
スラックライン、レンタサイクルの他、空中テントや五右衛門風呂といったアウトドアならではのアクティビティが揃っていました。
その他
キャンプ場へのアクセス
道道610号線(占冠穂別線)の赤岩橋より道道136号線(夕張新得線)へ入り、ダートも含めて一本道をひたすら進むとあります。
川沿いを進むのでスピード出し過ぎに注意!(砂利で滑ります)
キャンプ場販売の木炭
占冠の広葉樹で製炭した木炭を販売しています。
2017年訪問時は5kg900円でしたが、2021年訪問時は2kg500円でした。
実際に使ってみた感想をレビューしていますので、興味がありましたらコチラもご覧ください↓↓
キャンプ場販売の薪
1カゴ1000円で、地元産の広葉樹や雑木から作られているとのこと。
焚き火向けに細割しているので初心者でも容易につけられる反面、火保ちはそれなりでした。
持参の手間を考えるとホームセンターで買うよりお買い得と思います。
湯の沢温泉 森の四季
村の中心地から少し離れたところにある温泉宿。
お風呂は小さめで露天風呂がないのがやや残念。
感想
ニニウキャンプ場のココがいい!
周りに何もない大自然
昼は野鳥のさえずり、夜は満天の星空と豊かな自然が一番のウリ。
動物も豊富で、場内では野ウサギ、近くの鵡川では立派な角を生やしたオス鹿も見かけました。
多分ヒグマも普通にいるでしょう(場内に来たことはないそうです)。
その他には何もない、でもそんなところで過ごすのが気持ちいいのです。
豊かな自然を活かしたアクティビティ
キャンプ場内のスラックラインや、自転車をレンタルしての周囲の散策や横を流れる鵡川での釣り、赤岩青巌峡でのロッククライム、虫捕りなど様々なアクティビティは子供も大人も大満足!
ニニウキャンプ場のココがイマイチ・・・
高速道路の存在感
管理棟の真裏に位置するため結構目立つこと、道路沿いのキャンプ場と同じような走行音が現実に引き戻すのがやや興ざめで、走行音は場内どこにいても聞こえてきます。
とはいえ道東道の交通量はしれてるので、ファミキャンだとさほど気にならないと思われます。
チョコ’sアイ
広い場内どこでも散歩できて楽しかった!
こんなキャンパーにオススメ!
全てのキャンパー
コメント
「樹木の多いところ」を意味するアイヌ語のニニウを冠した、離農地を転用した野性味溢れる森のキャンプ場。
森林の中を吹き抜ける風が心地良い典型的な林間型キャンプ場です。
類似の林間型キャンプ場は道内にたくさんあれども、なぜか居心地よくてつい足が向かう我が家の聖地でした。
(実際は距離の問題でなかなか行けませんでしたが・・・残念)
森の中で鳥の鳴き声や遠くからの貨物列車の汽笛をBGMにして、ハンモックに揺られて夏の風を感じる瞬間がとても贅沢だった記憶があります。
老朽化と慢性的な水不足が原因で閉鎖に至りましたが、いつの日か再開することを心待ちにしています。
なお、2021年10月時点では跡地利用法は決まってないとのこと。
「我こそは!」と思われる方は、役場へ問い合わせてみるといいかもしれません♪
【結論】再開を熱望する好キャンプ場
参考にさせていただいたページ:北海道観光節
鬼峠さんのページ「北海道観光節」内「ニニウのこれから」に、ニニウ地域の歴史や経緯が詳述されています。
本ページ執筆にあたり、キャンプ場に関する情報を参考にさせていただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
コメント
あんなに緑の濃い場所なのに水源確保が大変だとは。
でも近くの川から洗い物とトイレ用に引いて、飲料水は持ち込みでもいいのですが。
遠くの鉄橋を渡る列車の音はなにか郷愁を誘うようで好きでした。
車の走行音は皆さんおっしゃいますね。
私は高速もなくとても素朴だった頃のサイトが懐かしいです。
ORIONさん、こんにちは♪
夏場は渇水しやすく、水源は住民優先で使いたいようです。
あと、大量の水を使う場内の水洗トイレもネックのようでした。
昨年、渇水でしばらく閉鎖した後は、「なるべく水持ち込みください」と案内ありました。
音…
鉄路だと郷愁を誘い、高速だと騒音に感じる…不思議ですが、同感です(笑)
とてもよいところで、もっと早くに知りたかったキャンプ場です。
高速道路工事前のキャンプ場にも行ってみたかったな。
水不足のためですか〜。
逆に水が出ないキャンプ場でもいいと思いますけどね。
トイレは沢から引いたみずでいいわけですし。
不便さも楽しむのがキャンプだと思います。
はじめまして、コメントありがとうございます♪
最近の開拓系?民間キャンプ場は水場のないところもありますね。
ココは立派な水洗トイレを作ってしまったので、余計に拍車をかけた面も・・・。
それと村の議事録を読んだり個人的な会話の範囲内での感想ですが、閉鎖の理由はおそらく水問題だけではないとは思っています。