【リペアレポ】パンクしたインフレータブルマットを修理に出してみた

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
手持ちのマット、イスカのスーパーキャンプマットレスとコージーキャンプマットレスを修理していただいた話を書いてみます。

購入当初のスーパーキャンプマットレス


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インフレータブルマットのパンク修理

我が家の主力マット!

スーパーキャンプマットレスは2009年、コージーキャンプマットレスは2013年から愛用しています。
いずれもkyanの炭火キャンプを主に腰痛面から支えてくれる主力のマットです。

6cm厚の圧倒的な実力もさることながら、バルブを緩めると7~8割は自動で空気が入ってくれる点が気に入ってました。

(どことは書きませんが、他社製品の5cm厚マットはバルブ開いても全然空気が入らなくて、友人と「セルフインフレータブルじゃないの?」と、苦笑いしながら空気入れしていました)

そんな我が家の主力マットに異変が起きたのは2019年夏のこと。

背中が地面にひっついて寒い&腰が痛い…

スーパーキャンプマットレスを使用していたある早朝のこと。
背中がひんやりして「あれ?」と思ったら、背中が地面にくっついてる!
マットを確かめたところ「空気が抜けてるじゃん!」

普段は空気パンパンの状態で寝ていて、こんなに空気が抜けていることは今までありませんでした。
「やばいパンクかも…」と、ここではじめて気づきました。

まあ、パンクしたものは仕方ありません。代わりにコージーキャンプマットレスを持参していったのですが、なんとそちらも朝には空気が抜けている…。

え、2つともパンクしてる?!

「もう年数も経っているから買い換えかなあ…」と思いイスカのHPを見ると、なんと現在では廃盤。6cm厚の後継が出ていない!

他社製品もいくつかチェックしましたが、前述の「セルフインフレータブルのハズが全然空気が入っていかない」といった経験もあってイマイチしっくりきませんでした。

自分で修理ができるか検討してみた

スーパーキャンプマットレスは2017年春に自分でパンク修理をしましたが、その時はすんなり空気漏れの箇所を特定できたんです。しかし今回はどこが漏れているのか全くわかりませんでした。

製品にはパンク補修キットがついていましたが、2017年時点で補修の布を使い切ってしまったこと、付属の接着剤が固化して使い物にならなくなっていたためお手上げでした。

一方コージーキャンプマットレスは、バルブを固着している樹脂がマット本体から剥離していました。
インフレータブルマットの弱点としてパンクしやすいとよく言われますが、バルブが外れることもあるのですね。
これはパンク修理キットではどうにもならない…

お手上げです(あっさり)

修理に出すべく、問い合わせしてみた&送ってみた

ということで問い合わせたところ、

・修理可否、金額、納期は実物を見てみないとわからない

・購入から5年以上経過してる場合は保証対象から外れるため、対応できない可能性がある
(製造ロットから購入期日はほぼわかるとのこと)

・一般的にパンクは3箇所まで千円。大きさやパンク箇所にもよって変動するのでその場合には事前に連絡する

・修理費や返送送料は代引き一択で、送料+代引き手数料が別途かかる
(振込やクレジットカード決済できれば余計な手数料かからないのに…)

との返答(価格などは後日電話して聞いた内容で補強しています)。
受け答えする側からすると、そりゃそうなんでしょうけど…
マットは嵩張るため送料を試しに日本郵政HPで調べると持込でも2550円とのこと。さらに返送にも送料+代引手数料もかかります。

送料が思いの外かかる。それでいて修理できるかどうかはわからない…というのは、利用者からすると正直躊躇しました

…う~ん。これ新しいの買ったほうがよくね?

この点について電話でもう少し突っ込んでみたところ、幸い(「○○の場合なら直せる、××の場合だと修理では物理的に対応できない」)などと具体的な見通しを教えてもらえました。
メールの方がお互い都合がいいかな?と思ってましたが、イスカさんに関しては電話した方が早かったです。

それならばと修理をお願いしてみることにしました。

ところでデカいマット2枚を1個口で送れる箱がなく…仕方なく2枚のマットを1本にまとめて巻いてなんとか160サイズで収めることができました。

2枚のマットをぐるぐる巻の絵
こうでもしないと1個口におさまりませんでした(汗)

修理から戻ってきた

数日して連絡があり、「確認したところ修理可能です」との嬉しいお言葉!
もちろん修理をお願いし、そこから更に1週間ほどで戻ってきました。問い合わせから2週間、発送から10日ほどでした。

返送されてきた修理品
かなりのビックサイズです

箱を開けて現品確認。修理箇所を確かめるべく同封の修理明細を確認すると、

スーパーキャンプマットレス
リペア箇所より空気漏れ→修理可能

コージーキャンプマットレス
表面バルブ土台と生地シートの剥がれによる空気漏れ→修理可能

とありました。
リペア箇所からの空気漏れ、チェックしたはずが盲点でした…。
元々の貼り付けが甘かったのか、はたまた経年劣化で再び外れてきたのか。なお、自分で修理するより遥かにキレイに貼り付けされていました。

上の2枚がスーパーキャンプマットレスで、修理前→修理後。プロの仕事ぶりです!
下の2枚はいずれも修理後のコージーキャンプマットレスです(修理出し前の写真撮影…忘れてました)

実際に使ってみた

現役復帰は2019.10の洞爺小公園でのキャンプでした。
今のところ多少の空気漏れを感じますが、「こういうものかな?」といったレベル。以前のように「背中にぴったんこ」ということはなくなって一安心です。

実際に膨らませてみましたが、大丈夫…かな?

感想

もうダメかと思っていたところ、もうしばらく使い続けられそうで安心しました。
修理していただいて大変感謝しています。

また、市販品で適合する接着剤も詳しく教えていただきました。軽微なトラブルならば自分でトライできるかな?
事前に「インフレータブルマット 修理」などのキーワードであれこれ調べてみたのですが事例数が少なくて「結局どうしたらいいんだろう?」と思っていたので心強いです。
イスカさまありがとうございました。

そして今回改めて感じたのはアフターフォローの大切さ
最近は日本メーカーの開発製品に酷似した外国製ギアがネットで安価に売られていますが、買っておしまい・売っておしまいではなく、故障した際に助けてもらえる可能性… そういったフォローも価値と捉え、フォロー込での製品価格という発想も大切だと改めて思いました。
本記事を執筆するに至ったきっかけのひとつは、このことを知ってもらいたかったからです。

ところで、電話でやりとりした中で「今後、経年劣化が進んで内部のフィルムが剥離して空気漏れしてくる可能性がある」という話がありました。この場合はメーカーでもどうにもならないとのこと。メーカーで対象としているのは購入後5年以内とのことで、製品寿命もそのあたりなのかもしれません。

本品はとてもいい商品で特に不満がないので、できれば再び出して安心して買い替えできるとよいのですが…。

同梱のカタログ。
厚みのあるマットも販売お願いします♪

記事執筆時点での製品ラインナップ最厚モデルはコチラ。
kyanも夏を中心に愛用しています♪

コメント

  1. オグロマサキ より:

    >また、市販品で適合する接着剤も詳しく教えていただきました。
     どのメーカーのどの接着剤を使えばいいのか、教えてください。
    自分で修理したいのです。
    よろしくお願いします。

    • kyan より:

      オグロマサキさん、こんにちは。

      >どのメーカーのどの接着剤を使えばいいのか、教えてください。

      私が教えていただいたのは

      ・生地本体の小さな穴あきには、一般的な市販のシームグリップ
      ・バルブの土台部分(ISUKAの当該マットはポリプロピレン製)には、セメダイン社の『PPX』というプライマー(下地)と2本セットの接着剤
      ・いずれも1000円程度で市販(ホームセンターや登山用品店などで販売)

      でした。ご参考になりましたら。

      当方では使用後の結果について保証は致しかねますので、自己責任でお願いします。

      また、メーカーや型番によってkyanの手持ち商品とは素材が異なる場合がございます。
      素材によって適した接着剤は変わるため、修理前にお使いのメーカーへ問い合わせることをオススメします。