岩谷産業 木炭 (マレーシア産)

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本日は岩谷産業のマレーシア産木炭をレビューします。

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来歴

2006年6月時に既に自宅にあったため、入手日は不明です。
3kg入手して、うち2.7kg、5回以上使用。当時の価格は¥295/3kgでした。その大きさから七輪ではほとんど使わず、主にコンロで使用しました。

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状態

・ビニル袋に包まれて箱詰めされています。
・マレーシア産で、原木は不明です(おそらくマングローブ類)。
・現在では見かけません(一昨年の段階で¥345/3kgでした)。
・形状は切炭で、大きさは若干バラつきがあります。
 七輪で使用するには大きいので、割る必要があります。

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使用感

着火性能

2-30分かかりますが、炭材や炭質というより大きさによるものかと。
かつて底部着火までに7分かかりました。

燃焼性能

炭の置き方によっては熾きた後でもしばしば立ち消えしました。
(但し、当時はまだ炭火にハマりかけのため、本人の技量の問題かもしれません)
また熾きた後もなかなかオガ炭に燃え移りませんでした。
火持ちは2時間弱持続しています

匂い

着火時、目にしみる酸っぱい臭いが強烈で屋内での火熾しには適しません。
(他のマングローブ炭と同等の臭いです)
熾きたあとは網焼きで使用しましたが、特に臭いが付く等はありませんでした。

消し炭として再利用できるか

使えないことはありませんが、触れると崩れるためあまり適しません。

色は白く、量は普段の使用より若干多目でした。

感想

たまたま家にあったのを貰い受けて使用した一品。近年まで近所のスーパーに置いてましたが、最近は見かけません。

オガ炭信者(?)だった当時は「火持ちしない、立ち消えする、燃焼温度が低い、再利用できない」と散々な評価でした。今ならマングローブ炭として考えると「こんなもんかなぁ」という標準的な燃焼性能といえます。
買って損するとまでは言いませんが、マングローブ炭として積極的にこの製品をチョイスする程のウリは見当たりません。

ところで、輸入元は岩谷産業ということで、「あのカセットコンロのiwatani??」と疑問に思ったのですが…どうもビンゴのようです。箱に記載の電話番号でググってみると「カセットフーお客様相談室」と出てきました。燃料関係全般に幅広く手がけている会社ですが、まさか木炭も取り扱っているとは…軽い驚きですビックリ

結論

買っても悪くはない
(追記部分は、マングローブ炭の「熾きた」状態についてのおまけです)

おまけ

マングローブ炭は、その用途を考えるに、全体が真っ白な状態になってはじめて「熾きた」と言えるでしょう。
マングローブ炭について一般に「炎が出るが着火性能は良い」と思われがちですが、炎が落ち着いて全体が真っ白な状態まで達するにはそれなりの時間(30分程度)かかります。一方で火持ちはよくないため、実質的な稼働時間は1時間程度です。そのため、「野外バーベキュー用」として売られている割には、熾きを待たずして使える鍋や鉄板、煮炊き用途で使った方が幸せになれると思います。焼き物で使うならナラ、カシ炭、オガ炭、備長炭の方が使い易く、価格と使い勝手を考えるとナラ炭かオガ炭でしょうか…。

 

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バーベキュー木炭

レビューしたマングローブ炭や輸入炭のうち「木炭」とだけ記載のある炭を掲載しています♪

コメント

  1. 通りすがり より:

    はじめまして。通りすがりです。

    安価なマングローブ炭の、木酢液をいぶしたような?嫌な感じは困ったものですね。ダッジオーブンみたいなフタが有る用途には良いかもしれませんが、、直接あぶる料理にはちょっと使えません。
    その一方で、なぜか火力にパンチは有ります。マングローブ炭に懲りて、国内炭を使い始めましたが、火力に関しては「え? この程度?」と感じました。

    いっそのこと、その大火力を生かして工芸用途には良いかも。

  2. kyan より:

    はじめまして、通りすがりさん(と、お読みしたらよろしいでしょうか?)

    >マングローブ炭
    煙いですよね。
    いつも使う時は、テントから少し離れた風下で熾していますが、それでも臭いです…。

    ところで他の木炭評価で書きましたが、マングローブ炭は、どこのホムセンでも売っている割に、使途を選ぶ炭だと思っています。
    炙り用途ですと、確かに真っ白になるまで熾せば使用可能ですが、一般的には「岩手なら切炭」などの計算できる炭を使った方が楽でしょうね。

    >火力
    臭いと火力のバランスは一つのキーポイントで、結局は「どこまで純粋な炭素をつくるか、焼きあげるか」と思ってます。
    つまり、「臭いの成分の中には揮発性物質も含まれていて、高純度の良質な炭を作ろうと思えばその手の物質も蒸発してしまう。

    一方、炭化が甘いとその分、様々な成分が蒸発せず残ってしまうため、結果として火力は強くなる…」ということかなと。この辺りのバランスが取れている炭が、一般には「良い炭」とされるのでしょうね。

    >工芸用途
    あれこれググってみますと木炭は七輪陶芸にも使われてますから、マングローブ炭の一つの使い方でしょうね。