昔の思い出

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テントを買ってまもなくの頃、友人とキャンプへ行った時のこと。


(写真:ドゥーブル。翌朝撮影)

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「フリーサイトでいいです」

その日は天気模様が怪しく、雨雲レーダーと睨めっこして当初予定外のキャンプ場に決めた。

そこはスキー/パークゴルフ/日帰り入浴といった複合施設の一部で、自治体運営のよくある公園型キャンプ場。

キャンプ場が二転三転した影響で、到着は夕方、早くも日は沈みかけていた。
受付の女性に「フリーサイトとオートサイト、どちらにされます?」と聞かれたが、場内は狭く、かつ設営/撤収時は車を周囲の道路へ横付けできるためフリーサイトで問題ない気がした。ちなみに、当時フリーサイトは300円、オートサイトは1000円。
それなら安い方がいい。

針葉樹の木々が植えてあるあたりが雰囲気よさそうだったので設営開始。
当時はまだ設営3回目、勝手がわからず四苦八苦したことを覚えている。
とはいえ呼吸の合った連携プレイでなんとか完了し、その後はおきまりのBBQ。
道中買ってきたジンギスカンを頬張り、楽しいひとときを過ごした。


(写真:この頃はサブコンロとして、ありきたりのBBQコンロを使用していました)

就寝前にポツポツと雨雨が降ってきたが想定内。
外に出してあった荷物を前室へ移動させて就寝。
こんな時、物が濡れずに済む前室付の大きいテントを買ってよかったと心底思った。

慣れないキャンプに疲労が加わり、あっという間に夢心地。
テントに当たる雨音もまた野外の雰囲気を盛り上げてくれる…

ZZZ…

次の瞬間。
「kyan、マズイよ、床が浸水してきた!」

ん?! なんだなんだ?
テントの外からはボツボツボツ…といった激しい雨音雷
周囲からは悲鳴とガシャーンガシャーンといった音が聞こえる。
何かと思ったら、グループが土砂降りの中急いで車に撤収をはじめているようだ。

急いでランタンを灯けると、床のところどころから今にも水が染みてきそうな勢い。
地面とテントの間が水たまりになっているようで、感覚はまるでウォーターベッド。
既に荷物の底の一部が濡れていたガーン

テントを出て理解したのは、設営地が窪地になっていて水がたまりやすくなっていたこと。


(写真:スポンジのように水を吸収して踏むたびに水が湧いてきました…)

買ったばかりのテントは早くもずぶ濡れ。床は浸水しかかっている。
どうしてよいかわからない…と思ってたら、友人がずぶ濡れになりながらスコップで何かを始めた。

ん?何やってるの?

「周囲に溝を掘って水を抜くんだよ」

へー、そういうものなのか。
長いことインドア生活だった当時のkyanはそういった知識が皆無で、土砂降りの中妙に感心してしまった。

が、感心してばかりもいられない。

水濡れしたら崩壊が早まる七輪を真っ先に救出し、その後で荷物はテーブルの上など浸水しない箇所に移動。どうしようもない一部の荷物は土砂降りの中、車へ持ち運んだ。
当時のkyanにとってはバーミリオン星域会戦ばりの死闘であった。

ひと通り終わり、
「後のことは明日考える」
ヘトヘトに疲れきって、でもなんとかなったという安堵感を胸にようやっと寝ついた…


・・
・・・
ブイーンブイーンブイーン!

!!!!

しばらくして突然はじまった爆音。

「な、何だ?!」

外に出てみると草刈機のけたたましいエンジン音が鳴り響いていた。時間はまだ朝の5時頃。
明るくなってはじめて気づいたのだが、隣はパークゴルフ場で芝生の整備をしていたのだ。

「いくらプレー前に整備を終えておく必要があったとしても、隣にキャンプ場あるのに5時からその音はないだろう…」

深夜は土砂降りの影響、早朝は草刈機の爆音でロクに眠れず、その日の運転はかなりしんどかった…。

そして、キャンパーに配慮が微塵も見受けられないこのキャンプ場に対する印象は致命的なものとなった。

以後、近寄りすらしていない。

*後日談*
後で、そこは水はけが悪いと知りました。
木陰のためテントが一向に乾かずはじめての「ゴミ袋撤収」と相成りました。
一方、オートサイトは砂利が敷いてあって水はけがよく、翌朝にはすっかり乾いていました。
当初は価格差のみならず「砂利の上にテントを敷きたくない」という思いもあってフリーサイトを選択しましたが、価格差や整備は土地の実情を反映していたようです。
今では思い出の1つです。

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