こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は函館市南茅部にある、南茅部河川公園(旧:大船河川公園)をご紹介します!
(掲載日:2023/05/13 最終更新日:2023/05/13)
キャンプ場の位置
基礎情報
例年はオープン中のキャンプ場でも、クローズしている場合があります!
COVID-19の世界的流行に伴い、キャンプ場の開設を見合わせたり完全予約制・入場数制限をかけている場合があります。
今後の計画を立てられる際には、事前に管理者への問い合わせをオススメします。
ホームページ | ・函館市公式観光案内サイト「はこぶら」 |
住所 | 〒041-1621 北海道函館市豊崎町394-2 |
連絡先 | 0138-25-5084(函館市南茅部支所産業建設課) |
所有者・管理者 | 函館市 |
オープン期間 | 4~11月(積雪状況による) |
予約可否 | 不可 |
キャンセルポリシー | なし(予約不可のため) |
料金体系 | 無料 |
時間 | なし |
管理人 | 不在 |
ゴミ廃棄 | 持ち帰り |
温泉 | 約100m先に「ひろめ荘」あり (8~20時/大人480円・小学生200円・小学生未満100円) |
シャワー | なし |
コインランドリー | なし |
携帯 | 3キャリアとも圏内(公園の真横に3社の基地局あり) |
ラジオ | 未確認 |
トイレ | 1ヶ所(女性個室2/男性個室1+小便器2/障害者用1) |
炊事場 | 2ヶ所 |
水 | 水道水(飲用可能) |
車の乗り入れ | 不可(セミオート可) |
駐車場 | 有(公式:30台/実測:28台) ※別途、自転車駐輪スペースあり |
リヤカー | なし |
ゲートクローズ | なし |
焚き火 | 可(直火不可、灰や消し炭はすべて持ち帰り) |
薪販売 | なし |
ペット | 可 |
遊具 | なし(昔あったけど撤去済) |
見える景色 | 山、やや遠くに温泉施設 |
就寝時の音 | 大船川の川音、鹿の鳴き声 |
野生動物 | 猫、キツネ、ヒグマ |
客層 | ソロ中心、車中泊組 |
買い物 | 小板商店(スーパー、鹿部町)まで車で約20分、サツドラ函館川汲店(ドラッグストア)/イエローグローブ南茅部店(ホームセンター)まで同約10分 |
立地 | 道道980号線(臼尻豊崎線)沿い |
備考 | ヒグマの生息地につきゴミの管理に注意 |
キャンプ場レビュー
利用時の情報
利用回数 | 1回2泊 |
利用日 | 2023年 5月 5日~ 7日 2泊 曇り/雨 |
利用形態 | デュオ+ペット |
利用目的 | 新規開拓/湯治のため |
サイトマップ
衛星写真
サイト構成:フリーサイト(駐車場左/「ひろめ荘」側)
便宜上フリーサイトとしていますが、元は遊具エリア。
キャパは小さく、ソロテントだと10張り/ファミリーテントだと5張り位でしょうか。
駐車場に近いエリアは砂利、奥へ行けば芝生もあり
砂利の部分にはかつて子供用遊具が設置されていました。
砂利部分に設営すれば、隣接する駐車場に停めることで事実上のセミオートになります。
トイレや炊事場が近く便利
炊事場のあるバーベキューコーナー付近は桜が植えてあるので、季節によってはお花見キャンプも可能です。
概ね平坦です
砂利の上に直寝しなければ、特に寝づらいということもないでしょう。
サイト構成:フリーサイト(駐車場右/海側)
こちらもキャパが小さいため、ソロテントだと10~15張り、ファミリーテントだと5~10張り位が適正かな。
炊事場はありますが、トイレやバーベキューコーナーは駐車場を挟んだ左奥へ行く必要があります。
芝生サイトです
一般的な公園レベルの芝生ですが、フカフカです。
春先はよいですが、夏場の芝刈り前だとちょっと張りづらいかも?
スチールペグで問題なく挿さりました
地面は柔らかく、マットなしで寝てもなんとかなりそうです。
なだらかに傾斜しています
場所によって平坦に近い場所もありますが、駐車場隣接エリアは傾斜がキツいので設営は難しく、多少の荷物運びが発生します。
サイト奥はちょっと怖い
木々で視界が遮られるので好む人は好みそうですが、ヒグマ出没地帯だけに人のいないシーズンだと奥に張るのはちょっと勇気がいる・・・かな?
夜中にサイト奥から物音がして確認しに行ったら、普段大人しいワンコに激しく警告吠えされました。
危ないから、群れから離れるな!
設備
管理棟
閉鎖され、管理棟としては機能していません。
トイレ:1ヶ所
設備は古いですが、清掃は入ってると思われます。
訪問時はトイレットペーパーも常備されていました。
夜間になると自動で照明がつきます。
炊事場:2ヶ所
夜間になると自動で照明がつきます。
近くに硫黄泉があるためか、蛇口が腐食していました。
蛇口は通常のタイプ(ひねったら閉めるまで水が出続けるタイプ)です。
バーベキューコーナーの側にも炊事施設があります。
バーベキューコーナー
といっても母屋とイスがあるだけで、コンロは持ち込みになります。
木炭を使う場合、灰も含めて燃え残りは持ち帰りのため、火消し壺や消し炭缶の持参が必須です。
駐車場
実測で28台駐車可能、その他に駐輪スペースもあります。
但しキャンピングカーが2台分のスペースを占拠したりしてたので、実際に停めれる台数はもっと少ないと考えたほうがよいです。
付近に、車を停めておける場所はありません。
その他施設・設備
休憩スペース
謎の祭壇
3社の基地局が隣接
温泉施設
南かやべ保養センター(ホテル函館ひろめ荘)
朝8~夜8時(最終入館は30分前まで)/石鹸あり/入浴料480円
(その他ランチとのセット料金など、お得なプランが複数あります。詳しくは現地へ)
公園から約100m程の場所にある入浴施設で、南かやべ保養センターが日帰り入浴専門、ホテル函館ひろめ荘が宿泊客用となっています。
(もっとも両建物は渡り廊下でつながっていること、日帰りの受付をホテル側で行うので実質的には両者一体)
ここの魅力は、1回の入浴で硫黄泉と重曹泉という2つの泉質を楽しめること。
温泉天国・北海道でも数少ない濃厚な白濁の硫黄泉に浸かった日には「生きててよかった~!」と至福のひとときを味わえること請け合いです♪
kyanは滞在中、毎日入浴しに行きました!
川汲温泉旅館
朝6~夜7:50/石鹸・ドライヤーなし/入浴料400円
公園から車で15分程の場所にある入浴施設で、宿泊(素泊まりのみ)も兼ねています。
肌に優しいアルカリ性単純泉ですが、全般に湯温が高いので長湯には向かないかも?
朝早くから営業しているので、早起きさんには「ひろめ荘」より使い勝手がよいかもしれませんね。
この付近では幕末に旧幕府軍と新政府軍の間で「川汲峠の戦い」があり、土方歳三もこの宿(リニューアル前)に泊まり温泉に浸かって疲れを癒やしたとか。歴史のロマンに抱かれて入る温泉もまた乙ですね♪
感想
南茅部河川公園のココがいい!
温泉徒歩圏内の立地
ココは、「ひろめ荘」に徒歩で行ける圏内という立地が最大の魅力と言っても過言ではありません。
硫黄泉と重曹泉の2つの源泉が楽しめる濃厚なお風呂を、僅か480円という驚きの安さで利用できます。
それでいて営業時間が8~20時までと長いので、朝風呂や食事や焚き火を済ませた後に風呂でサッパリできるのも魅力的です。
無料で利用できる
懐に優しいのもありがたいですが、特に助かるのは<チェックイン・チェックアウト時間の制約がない>事。
チェックアウトの時間に間に合わせるため忙しい朝を過ごさなくていいし、到着が予定より遅れても連絡不要なのは精神的にものすごく楽です。
南茅部河川公園のココがイマイチ・・・
キャンプ場としての風情はありません
テント泊できる「公園」なので、レジャー用途のキャンプ場としての魅力はさほどありません。
キャンプそのものが主目的で「子供を思い切り遊ばせたい!」といった場合は他のキャンプ場がよいでしょう。
ゲートクローズがありません
出入り自由の公共施設で、管理人やスタッフは一切いません。
不慮の事故に巻き込まれないよう、お子さんの管理は各自しっかりとしましょう。
その他伝えたいこと
キャパの小さな「公園」です
土日祝や連休、夏休み期間中は同じような目的で人が集まってきます。
予約もできないので、「満員で張れない場合どうするか」のプランBを用意しておくとよいでしょう。
炭捨て場はありません
焚き火や炭火といった火気の使用は可能ですが、灰や残り炭は持ち帰ることが条件です。
火消し壺や、画像のような消し炭缶を持参すると手軽に持ち帰れるのでオススメです♪
小さいコンロであれば100均のオイルポットでも代用可能です。
興味を持たれた方は、コチラの記事もどうぞ!
現地はヒグマの生息エリアです
付近は通年でクマや痕跡が目撃されている濃厚な生息エリアです。
自分の生命を守るためにも、食べ物やゴミの管理はしっかり行いましょう。
ちなみに、2023年には付近でクマに襲われて負傷者も出ています。
猫が住み着いています
夜中に炊事場に行ったら、屋根の内側から急に降りてきてビックリしました。
イタズラされないためにも、夜は小物類はしまったほうが無難です。
チョコ’sアイ
存分に遊んでもらって楽しかったワン!
こんなキャンパーにオススメ!
ソロキャンパー、湯治キャンパー
コメント
必要最小限の設備があるだけで景色も「公園」のそれなので、正直なところキャンプ場そのものには魅力はありません。
むしろココの真髄は「温泉至近の場所でテント張って寝れる」、「ひろめ荘隣接」という点。
温泉好きだったり、ノンビリ野営して焚き火しつつマッタリと休暇を過ごすようなスタイルには向いていますが、オサレなログハウスでの非日常や優しい管理人さんとの触れ合い、子供達が一日中アクティビティを楽しむ・・・なんてことを期待する方は別の場所のほうが満足できるかな。
朝も昼も夜も濃厚な白濁湯に浸かり、風呂上がりには食堂の生ビールで喉を潤し、夜は焚き火を眺めながら呑んだくれ。自炊が面倒なら食堂で適当に済ませてOK…こんなスタイルが好きな人にとっては控えめに言ってサイコーだと思います(笑)
【結論】道南におけるグータラ温泉キャンプの聖地
コメント
おはようございます。
近くの川汲温泉近くにあったキャンプ場を利用したことがありますが
とてもワイルドでした(笑
でも川沿いで空いていたのでけっこう好みのサイトでした。
南茅部は河川公園という名を冠しているなら
川縁をサイトとして整備したらもう少し人気が出そうな気がするのですが
でも道央圏から行くと東大沼とか戸井に行ってしまうんでしょうね。
そういう私もきじひき高原や恵山海浜の優先順位が高いですし。
ORIONさん、こんにちは!
「この場所に求められる物は何か」を考えると「現状維持してくれるだけで十分」と思っています。
川汲公園も見てきました。
入口の屋根付き休憩スペースや倉庫横の炊事場は撤去され、奥のトイレは長らく使われたりメンテされた形跡はなく、廃墟同然。利用者数やヒグマの出没頻度も考慮すると、ワイルド度合いはORIONさんが泊まった時よりランクアップしてる印象です😅
そして、ここを管轄してるのも南茅部河川公園と同じ「函館市南茅部支所産業建設課」です。
なんとなくですが、函館市は町村合併で継承した施設をこれ以上改修する気がない感じを受けました。
恵山は…ペットOKにしてくれたら候補になるかな。
ちなみに、道央圏在住者から見た場合にココのライバルは「湯本温泉野営場」と思ってます。
「野趣のない湯本温泉野営場」と思ってもらえればイメージしやすいかと(笑)
どっちも硫黄泉で、無料のキャンプ場…湯治キャンプにはピッタリです😀