こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日はBougeRV製のポータブル冷蔵庫「CR PRO30 」について、実際に使ってみてのファーストレビューをお伝えしていきたいと思います。
実際に使ってみた(ファーストレビュー)
レビューは本記事を含めて3つに分かれています。
合わせてご覧ください♪
・開封の儀編
・日帰りドライブ使用編
・ファーストレビュー編(本記事)
使用者kyanの食材持ち運び手段遍歴
「どんな人が使ってみたの?」ということで、まずは使用者kyanの遍歴をご紹介。
普段は6面真空パネルタイプのクーラーボックスを使用(13年間)
クーラーボックスでは高性能の部類で、真夏キャンプ(外気温30℃超)でも2泊保つタイプです。
ポータブル冷蔵庫体験は2台目
といっても1台目は友人が買ったドメティックのモービルクールを一時期身近に接しただけですが(笑)
モービルクールは気化式の冷蔵庫ですが、「出先で冷える」「氷が作れる」という超絶便利な一方、「水平を保たないと冷えない」「常にガスが必要」「重い」といったデメリットも感じていました。
・車載で約2週間積み込んで使用
・キャンプ場で2泊3日使用
・自宅で約2週間、毎日使用
使ってみてのファーストインプレッション
優秀な冷蔵性能
クーラーボックスのようにコンパクトな外観ですが、冷蔵庫として普通に使えます。
①予冷に要した時間=30~40分
(参考)常温から設定温度まで予冷に要した時間
実施日 | 開始時の庫内温度 | 経過後の温度 | 要した時間 | 備考 |
3/16 | 25.8℃ | -4.1℃ | 39分 | MAXモード |
3/27 | 22.9℃ | -1.0℃ | 37分 | ECOモード |
テスト時は設定温度が-5℃だったため時間を要していましたが、何度も繰り返し使った感触ですとざっくり30分程度予冷すれば冷蔵庫と同様に使えます。
②電気がある限り冷え続ける
電源が供給され続ける限り、普通に冷蔵庫として設定温度で冷えていました。
冷蔵庫/冷凍庫が持ち出せるなんて凄い時代になったなあ・・・としみじみ思いましたね(笑)
③電源が切れると温度は上昇し続ける
電源が切れた瞬間から温度が上昇しはじめます。
中に冷たい食材が入っていれば上昇は緩やかになりますが、同時に食材の温度も徐々に上がっていくため、食材を移すか使い切るか、はたまた電源を確保するかなどの対応が必要です。
(参考)電源を切ってからの保温性能テスト結果
実施日 | 給電停止時の温度 | 時間計測時の温度 | 10℃到達までの時間 | 備考 |
3/17 | 0.5℃ | 10.4℃ | 13時間08分 | 十分に冷えた2Lペットボトルが1本入っていました |
3/28 | 1.7℃ | 10.0℃ | 5時間30分 | 庫内には温度センサーのみ |
多くの菌の繁殖力を抑制できるとされる10℃以下を保てる時間は、何も食材が入っていない状態で約5時間半、冷えたペットボトルをそのまま入れた状態だと13時間保ちました。
持ち運びはちょっと大変
食材抜きで11.65kg(公称)とそれなりの重さがあります。
腰に不安を抱えるkyanは、空の状態で車に積み込んでから駐車場で食材を積み込みました。
手でホイホイ持ち運ぶというイメージはしにくく、特定の場所(車や自宅)に置いて使うのがオススメです。
稼働音は許容範囲内
公称45db(デシベル)ですが、これはエアコンの室外機や水槽のポンプの稼働音に相当し、主として住居の用に供される地域において夜間基準値の上限とされています。
(環境基本法16条1項に基づく騒音に係る環境基準)
では実際に使ってどう感じたかを、シーン別にお伝えします。
シーン1:自動車で走行中
ロードノイズや車内音楽にかき消され、全く気になりませんでした。
ウチの車はハイブリッドタイプなので信号停止中は静かなのですが、その時でも「言われれば稼働に気づく程度」で十分実用的です。
そもそも論としてコンプレッサーは常時稼働ではないため余計気づかないです。
シーン2:キャンプ
「自分自身が気になるか」と「周囲の迷惑にならないか」の視点から使ってみましたが、意外にも気になりませんでした。
昼間は周囲の喧騒にかき消されて全く感じず、深夜でもテントから2~3mも離れれば野外の音(木の葉が揺れるとか、風の音とか)にかき消されていました。
シーン3:静かな室内や車中泊
稼働音が耳に入ってきます。
できれば離して使うか壁一枚隔てて使いたいです。
使い勝手:良好
「冷蔵庫」として野外で食材を冷やせるのはとても魅力的です。
夏場は冷たい飲料が嬉しいですし、また食中毒の心配が尽きませんが、冷蔵庫があれば安心です。
これがクーラーボックスだとあくまで「保温庫」なので常温の物を冷やす能力はありません。
便利だったのが、ご当地グルメを購入して持ち帰るケースです。
とある宿泊を伴うドライブ旅行の際に、地元の精肉店で冷凍の牛トロフレークを購入してみました。
この食品は溶けるとフレーク同士がくっついてしまうため冷凍状態のまま持ち帰りを推奨されたため氷点下に設定して一昼夜稼働させましたが、帰宅時にも凍ったままサクサクのフレーク状態を保っていました♪
その他感想
電源供給できることが前提のアイテム
電源が切れた瞬間から温度が上昇していくので、電源供給できる環境下で使うことが大前提となります。
保冷剤を入れて温度変化を緩やかにする(ひんやりした状態を長持ちさせる)ことは可能ですが、1晩・2晩といったレベルでは保たないと思われます。
食材の予冷大事
持ち出すにしても、食材は予め冷やしたほうが庫内温度に有利です。
食材を予冷できない場合は、予め保冷剤や容量の大きいポータブル電源を準備して冷蔵庫側の庫内温度を下げておくとよいでしょう。
よいところ・気になるところ
よいところ
常温から冷やすことができる
クーラーボックスはあくまで「保温」機能しかないため保冷剤が別に必要ですが、冷蔵庫であれば常温から冷やすことができるのが魅力。
クーラーボックスを使うと一にも二にも「保冷」に気を使いますが、本品であればそういった悩みから解放されるのが痛快です。
庫内にライトがある
コレ、超絶便利です!
クーラーボックスを使っていて、ずっと「こういう機能があればなー」と思っていました。
暗いと手探りになって大変ですが、照明のおかげで一目瞭然!
一度照明に慣れると、照明のないクーラーボックスが不便に感じます。
2Lペットボトルが縦置きで入る
使ってたクーラーボックスだと横置き限定でしたが、場所をとるので他のものの出し入れがしづらかったです。
その点縦置きできる本機は便利です。
天板部分がドリンク置いておけるようになっている
テーブル代わりに置いておけるのは気が利きますね(笑)
設定温度はメモリーされてる
都度の設定は不要なので、最初に設定したらあとは気にせず使えます。
安心の2年保証
メーカーサイトもしくはメーカーのAmazonサイトから購入すると2年間保証してくれます。
電化製品の保証というと1年が多いですが、安心して使用できるのがいいですね♪
気になるところ
重い
本体重量11.65kgと、空の状態でも結構な重さがあります。
冷えるけど重いと評判のクーラーボックス(シマノ フィクセルプレミアム300、約6.5kg)を上回ります。
設置場所を車載なり自宅に固定しておくか、はたまたキャンピングカーやオートキャンプ用途なら問題は少ないかもしれませんが、駐車場からリヤカーで荷物を運ぶような昔ながらのキャンプでは非現実的と思います。
体力に自信のないkyanは空の状態で車へ運び、食材は後から詰め込みました。
こんな機能があったら更にいいな
製氷皿を置くスペース
モービルクールでは側面に製氷皿を引っ掛けるスペースがあり、専用の製氷皿を使うことで荷物を入れながら製氷することができました。
本品にもそうしたギミックがあると便利なのになあと思いました。
抗菌、防臭、防カビ加工
実際に使っていくと結露などで臭いがする場合があるので、こういった加工がなされているとアピール材料になると思います。
水抜き穴
生鮮品などを入れてると水分がこぼれてしまう時があり、クーラーボックスでは水抜き穴を利用していました。
本品にはないので、拭き取るかひっくり返さないとなりません(そもそもコンプレッサーごとひっくり返してよいの?という懸念も)。
消費電力の表示
ポータブル電源を使う際はそちらで確認できますが、せっかく液晶パネルがあるので本体側でも確認できると便利かな。
コメント
前々から気になっていたポータブル冷蔵庫ですが、使ってみるとクーラーボックスにはない魅力がありました。
冷蔵品や冷凍品をそのままの状態で持ち運べるのは最たる魅力で、キャンプや車中泊以外にも幅広い活用法が考えられます。
(むしろキャンプや車中泊用品に固定してしまうのがもったいない位です)
多様な使い方ができるので、この夏おひとつ用意しとくのはアリだと思います。
【結論】食材持ち運びの頼れる母艦
公式サイト紹介
今回、ポータブル冷蔵庫を提供頂いた『BougeRV』様、ありがとうございました。
夏場を中心に「冷蔵庫があればいいな」と思っていただけに実際に使用してとても楽しかったです。
公式サイトは↓コチラ
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