【7年熟成レビュー】キャプテンスタッグ ダッチオーブンセット25cm M-5528

本日は7年使ったキャプテンスタッグのダッチオーブンセットM-5528のレビューをお送りします!

(写真:焚火で焼きリンゴ制作中♪)

スポンサーリンク

来歴

2011年4月にホーマックにて2480円(税込)で購入。
レビュー掲載時点(2017.12)時点で7年目、30回以上使用(メニュー:16種類)


(写真左:外箱 右:ダッチオーブンを収納した状態)

※ダッチオーブン全般に通じる話は別記事にまとめますので、今回は本製品を使用した感想を中心にお伝えします。

レビューにあたってkyanのダッチオーブンスキル

・それまでの料理経験はほぼゼロ。
ダッチオーブン使用歴も、もちろんゼロです。
・他のダッチオーブンは持っていません
(SOTOのステンレスダッチオーブンは何度か使ったことがあります)
・使用は主に春秋の寒い季節で、年3~5回程度使用しました。

スペック

サイズ

サイズ:(約)外径260×高さ128mm
容量:(約)4L
重量:(約)5.2kg
(キャプテンスタッグHPより)

重さはkyanが計測したら5.8kgありました(!)


(写真:カタログ値と違うので何度も計測しましたが、5.8kgでした)

厚みは約7mm程度あります。


(写真:これだけの厚みがあればステーキも美味しく仕上がります!)

付属品

ダッチオーブン本体、リッドリフター、収納バッグ(ポリエステル)


(写真:同梱品一式)

袋はペラペラですが裏地にドカシーが縫い付けてあって芸が細かいと感心しました。


(写真:こういうケースもついて2480円は安かったです)

よいところ

ちゃんと使える

いっぱしのメーカーの商品なんで当たり前っちゃ当たり前でしょうが、ちゃんと使えています。
これまで
「煮る(煮物、スープ、鍋物)」・「焼く(丸鶏、焼きリンゴ、ピザ、ローストビーフ)」・「蒸す(蒸鶏)」・「揚げる(フライドチキン)」・「燻す(燻製)」・「鉄板を活用(ステーキ、ベーコンエッグ)」・そして「炭の消しツボ」と、炊飯以外は一通り使いましたがいずれも満足できる仕上がりになっています


(写真左:丸鶏 写真右:鶏スープ)

(写真左:蒸鶏 写真右:蒸鶏の汁から作った鶏ラーメン)

(写真左:ローストビーフ 写真右:ビーフシチュー)

(写真左:烏龍ポーク 写真右:焼きリンゴ)

(写真左:フライドチキン 写真右:燻製)

(写真左:蓋で炒めた焼きそば 写真右:蓋を鉄板代わりにステーキ)
プロローグ:近況とキッカケ 最近ツレと火花を散らしてしまい、キャンプへ行けず仕舞いの日々。 キャンプ日記を書く…

安い

以下の理由により同種製品の中で最も安い本品を選びました。

この値段で収納袋、リフターがついてくる!

他社製品は別売の場合が多く、収納袋+リフターの価格だけで本品を1~2個買えちゃいそう(笑)
収納袋はペラペラですが、これ1枚あるだけで周りも汚れないしアイテムとしてまとまりがあって重宝しています。また、リフターも必要十分な強度で、よく気付かず踏んづけてしまいますが壊れる気配すらありません(^^)

年に数回しか使わない

購入時は家で使う予定はなかったため、高額支出する気にはなれませんでした。

そもそも鍋の良し悪しは判断つかない

購入時、kyanは家庭科の授業でしか料理したことありませんでした。
だから仮に失敗しても、原因が鍋にあるのか、はたまた料理の仕方が悪いのか判断がつきません。
なので、高価な鍋を買っても良さがわからないと思いました。

たとえ取り返しのつかない失敗をしても値段的にショックを受けない

焦がしたり、錆びさせたり、割れたり、はたまた盗難に遭っても「アンドゥ」がきくので気が楽です(ブラックポット化した後だとショックですが)
毎回ガンガン気兼ねなく使っています。

高価な鍋との(価格に見合う)違いがわからない

他社製と比較するにあたり「高価な鍋がその価格に見合う良さがどこにあるのか」「付加価値に対して支払いたいと思える金額か」を重視しました。

同じ鋳鉄製10インチの物でも下は1980円から上は1万円以上のダッチオーブンが同じ棚に陳列していますが、どのメーカーも「なぜこの価格なのか」という点を解説してないので、「何がどうよくて購入するとどんなメリットがあるか」イマイチよくわからなかったです。
よくわからないから「じゃあ、安いのでいっか」となりました。
※高価な品物は値段なりのメリット(付加価値)をもっとアピールすべきだと思うのです。

気になるところ

蓋のかみ合わせ精度が低い

購入時に結構気にしてた点でした。
「購入前に蓋のかみ合わせをよく確認すること!」なんてアドバイスを参考に、店内在庫をすべて開梱してもらい一番マシなのを選びましたがダメでしたね。

煮物やると蒸気でまくりで一発でわかります。
また、蓋を本体に置く際、他社製ダッチオーブンはふわっとした抵抗を感じます(閉める際に空気の逃げ場がなくなる=それだけ密閉度が高い)が、本品は無抵抗でスッと入ります(=空気が逃げられるだけ密閉度が低い)。
圧力鍋効果に期待するなら、正直他社製の方がよいと思います。

(写真:蒸気出まくり・逃げまくりですw)

人によっては買い直すそうですが、kyanは命尽きるまで使いますよ。
(圧力鍋効果…理屈はともかくとして、実際のところそんなに違うもんなんですかね?)

蓋での調理がしにくい

本品に限らずどのメーカーでも共通だと思いますが…
メーカーHPでも紹介されていますが、あまりオススメしません。

裏返して加熱すると取っ手がないため使用後安全に持ち上げる手段が限られる

熱源に一度置いたが最後、冷めるまで移動は難しくなります。
(革手袋で頑張れないことはないでしょうが…)
蓋でも無駄なく調理!って結構好きなんですが(笑)

(写真:蓋をひっくり返して鉄板として使用することもできます)

蓋は食材がひっつきやすい

蓋を使う機会が少ないためシーズニングが不十分であることが多く、鍋本体と較べると食材がひっつきやすくなります。

(写真:ガスコンロでシーズニングすると、どうしても火力ムラができてしまいます)

どちらでもないところ

工作精度は値段相応

プロが業務目的で使うのでなければ、普通に使えるレベルです。実際、kyanが困ったことはありません。但し1万円近い他社製品と比較すると、よくみると鋳鉄の厚みが不均一だったり表面加工が荒かったりします。


(写真左:取っ手の肉付きが左右で違います 右:場所により凹凸があります)

(写真:蓋のヘリの肉付きも場所によって違います)

Tips

購入するならM-5528がオススメ

M-5528にスタンド、レザーグローブ、解説書がプラスされたセット(型番:M-5541)もありますが、一気に3000円位高くなるので必要なものだけ単体で買ったほうが安くつく場合があります。
また単体でも販売されていますが(型番:M-5502)、わずか数百安いだけなのに収納ケース(ナイロン製のペラペラな袋)とリフターがついていません。
どちらも必要な物ですので、どうせ買うならM-5528をオススメします。

底網はマストアイテム

焦げ防止のために底網は必須です。
使いだした頃に底網という概念がなくて何度焦がしたことか(涙)
メーカーオプション(型番:M-5547)もありますが、kyanは100均の鍋敷きを利用しています。


(写真:100均の鍋敷き。ちょっと小さいけど不便はあまりないかな)

本品は何人向き?どの程度の量が作れる?

ざっくり3人向け。心持ち無理すれば4人いけるかな。2人だと(他のメニューにもよるが)残すこともあります。

<一例>
・焼きリンゴ…大きいリンゴで少し詰めて3~4個。
・スープ類(鶏スープ、ビーフシチュー)…シェラカップで7~8杯分程度
・蒸鶏…胸肉300~400g程度(詰めればもっと入りますが)で4人前
・ピザ…市販のピザ生地1枚分(入らない生地もありました)
2人で1枚、3人で2枚位必要
・丸鶏…中サイズの丸鶏1羽分(3~4人前)
※大サイズは12インチでないと入りません。
・燻製…6Pチーズ2パック分位たまごだと15個分位

どのくらい使ったら油が馴染んでくる?

20回位かな。
最初のうちは使う→コーティングが剥げる(錆が浮く)の繰り返しでしたが、20回使った頃には滅多なことではコーティングが剥げたり錆びたりしなくなったのと、部分的に黒光りしだしました。
以後はちょっとくらい無茶しても都度のメンテナンスで十分でした。

教科書的には揚げ物など油を多く使う料理で最初に使うことをオススメしていますが、kyanは煮物の利用が多かったです。最初から揚げ物を多くやってればより少ない回数で馴染んでくるでしょう。


(写真左:購入時 右:最初のシーズニング直後)

(写真:2013年6月/使用11回目)
 
(写真左:2013年10月/使用13回目 右:2014年5月/使用17回目)

(写真:2014年11月/使用19回目)

(写真:2014年11月/使用19回目)

(写真:2017年10月/使用30回目)

本物のブラックポットを見たことがないので、経験豊富な専門家の目から見て自分のダッチオーブンがどういった状態なのかわかりませんが、差し当たって使用に不便のない状態です。

ちなみにシーズニングはこんな感じでやりました。

感想

ダッチオーブンを安価に楽しめる点では満足度の高い一品。
「炭火BBQは飽きる」「キャンプをもっと楽しみたい」というニーズから購入しましたが、料理の幅が広がってキャンプがより楽しくなりました。
「いかにもキャンプ」てな感じの料理もワクワクしましたが、肉や野菜を適当にぶつ切りにして煮込むだけで本格的なスープが作れるのは感動しました(調味料を入れなくても美味しい!)

ツレとキャンプをはじめる2013年までは割と大切に使ってきましたが、ツレ曰く、「西部開拓時代のカウボーイが(水の不足する)毎日の旅で使っていたのに、焦げや錆を必要以上に気にしていたとは思えない」と言われてからふっきれてガンガン使うようになりました(笑)
割れたりひどい錆が発生しなければ、文字通り一生使えそうです。

安価、かつどこでも買える品なので、「ダッチオーブンを使ってみたいけど・・」という方も肩の力を抜いて挑戦してみるといいですよ。
きっと頼もしい鹿番長が新しい世界へいざなってくれることでしょう。

ちなみにあれこれ書いてますが、キャプテンスタッグさんは大好きなメーカーです。
「現実に買える両足のついた価格設定」でそこそこ使える実用品、100点満点ではないけど70点以上はあげられる物を世に次々と送り出してくれるところがkyanの性分にあっています。
舶来品やブランドメーカー品が夢を与えてくれる物ならば、我らが鹿番長は地に足の着いた幸せを提供してくれます。
これからも頑張ってもらいたいメーカーさんです!

総評

ダッチオーブンの入門機として最初の一台に