巷ではランタンや乾電池が軒並み売り切れています。
キャンプ用品の防災グッズとしての側面に光があたり、キャンプ好きなkyanとしては嬉しいやら悲しいやら、複雑な心境です。
ところで、ランタンや懐中電灯には単一電池が使われている場合も多く、単三電池中心のご時世では常備していないご家庭も多いと思います。
その一方で、店頭に比較的残っているのは単三電池。
元々の売れ筋だけに在庫が潤沢であることに加え、単三電池を使用した照明器具が比較的少ないためと思われます。
ではどうするか。そこで登場するのが乾電池アダプタ。
単三電池をあたかも単一電池のように使えるグッズです。しかし、実際の使い勝手はどうか?
そこで今回は、手持ち品の検証結果を書いてみました。
ダイソー購入品
・2個入り105円(2007年度購入)
・接点の凸部分が低いこと、凹部分のうち接点がごく一部しかないため、複数の電池を
直列に挿入するタイプの機器は利用できませんので、アルミ泊で巻くなど一工夫必要です。
(手持ちのMAGLITEは×でした)
・EX-777XPで実用になるのは2.5時間程度、3時間後には輝度が低下しました
(実験結果はコチラ)
なお、単一電池を使用する機器は元来消費する電流が高いため、容量の少ない単三電池1本ではわずかな時間しか使えません(感覚的に1/4位です)。価格が安いので非常用としていくつか持っていてもよいとは思いますが、常用するには不安が残ります。
そこで何か良い物がないかと探求したところ見つけたのがコチラ。
海外通販サイト購入品
・2009年度購入、確か2個パックで240円くらい。
※現在とは価格、為替レートが異なります。
・2本セットで挿入する設計のため、1本のみだと電池の位置がずれて正しく機能しないことが多いです。
・電池はバネ固定式ですが、すぐに引っ込んでしまいます。すると電池の位置がずれて
しまいます。その度に直していますが、遠からず接点が折れるのでは?と想像しています。
・単純に2倍…はもちません。
EX-777XPで実用になるのは4.5時間程度、5時間後には輝度が低下しました
(実験結果はコチラ)
ダイソー品と比較して単純に容量が倍ですので、そこそこ使えます。ただ、製品の作りが消耗品レベル(とはいえダイソー購入品と比べれば格段にマシ)ですので、課題な期待は禁物です。
「もっとよい品はないかなー」と探していたところ見つけたのが次の品です。
富田刃物製作品
・4個パックで360円+送料(定形外郵便)にて購入。
※現在は値上げされてます(540円+レターパック料金)
・商品説明に記載の通り、先達をよく研究してます。
ダイソー品の凹凸部分を改善し、海外製品の「2本セットでないと入らない」も
改善しています。
・単純に3倍…はもたなさそうです。
EX-777XPで実用になるのは6.5~7時間程度、7.5時間後には輝度が低下しました。
※こちらのアダプタはキャンプシーズン終了後に購入したため、評価中です。
今年度はコチラを投入予定です。
EX-777XPで実用的な明るさが7時間程度持続したので、一晩通して電池交換を意識しなくてよいというのはメリットだと考えています。
(もっとも、一挙に9本(3本×3)投入すると、連泊時の充電が課題になります…)
接点の面から三種類の比較しました
凸部分
ダイソー品が比較的目立つ出っ張りですが、実際のところ、大差はありません。
一方、富田刃物製は金属部分が広いため、機器側のバネや接点の多少の違いは吸収してくれそうです。
凹部分
こちらは平面のため、面積の広い富田刃物製が圧倒的に有利です。
特に単一電池を使用する機器は、凹部分がバネであることが多く、接地面積の狭いダイソー品では、電流が流れないといったことをよく経験しました。
以上三製品を検証してみましたが、もう結論は出ていますね。
現時点では富田刃物製の圧勝です。
HPを見てみると、そもそもEX-777XPで電池を長持ちさせたいが故に金型から制作されたようで…これはもうベストバイ決定です(笑)
ちなみに単一電池用の機器に単三乾電池を使ってもコスト的にみあいません(理由はコチラ)。
あくまで緊急用として割り切るか、エネループといった充電電池を使用する形態が望ましいと考えます。
コメント
単3電池しか持ってないたーさんです。
真夏から真冬まで月明かりでテント設営できます。
懐中電灯…使いますけど…無くても何とかなりそうな感じ(笑)
変態キャンパーですかね?
LEDとか消費電力の少ない懐中電灯の用意も必要ですね。
ta~san、こんにちわ!
明かりがなくとも作業はできますが、明かりがあればより捗ります。使う・使わないは別として、非常用に一つは持ってた方が安全かも(^^;
そういえば、暗くなってから設営する際は、まず灯りをつけるところからはじめてます。