キャンプアイテムレビューの記念すべきトップバッターは、
来歴
キャンプをはじめた3年前から欲しかったのですが、
「暖房使わなきゃならないような時期にキャンプしないっしょ?」
「もっと先に買う物があるっしょ?」
という声が聞こえてきて、なかなか買えずにいました。ところが、夏の道東キャンプで今年は思いの外寒くて「暖房欲しいな~」感が強まっていました。そんなある日、たまたま寄ったホムセンで「処分価格5,980円」の文字が
で、購入後5回ほど(9月中旬~10月末まで)使ってみました。
よいところ
着火後すぐ暖まる
朝寒くて体が動かないような時、またお子さんがいるなど「スグに暖かい環境が欲しい」という時に役立つでしょう。実際、冷え込む深夜早朝に随分と役立ちました。QOL、生活環境の向上とでもいうんでしょうか。あれば快適です。
但し外で使用しても所詮は焼け石に水で、タープ内など何らかの覆いの中で換気に注意しつつ使用するとありがたみを実感します。もっとも、テントには断熱性能は無いに等しいので、切るとすぐ寒くなります。なので、過大な期待は禁物ですし、クロス下で使うなど何らかの工夫が必要です。
ところで、車中泊の際に予想外に冷え込んだ時、エンジンをかけて寝るのが憚られる場所だったため、例外的に使用したことがあります(オススメはしません!)。その際はコンパクトカークラスでしたが、10分位で20℃ほど上昇しました(とはいえ、温度には場所によりムラがあり、足下は寒いです)。ただ、ガスの特性上窓が結露しますので、冬場などは何らかの対策が必要です(その前に別の防寒対策をしましょう^^;)。あと、熱は前方より上方へ行くので、上に物がないことを確認しないと燃えます(15分くらい使ってると天井が結構熱くなります)。
コンパクト
コールマンのガスランタンとほぼ同じ大きさなので車が小さくても余裕で運べます!
これで空間を暖められるので使い勝手がよいです。
気になるところ
カセットガスの取付に癖がある
切り欠きを合わせる位置が真下(通常のコンロは上)なので、説明書を見ないといつまでたっても生ガスだけ出るハメになります
どちらでもないこと
最初に小爆発することがある
ガスの特性上、これは慣れでしょうが、注意するにこしたことはありません。
ガス使用量
カタログ上は1缶で2.5時間となっています。これだと燃費悪そうなイメージですが、実際は換気などの関係上、使用するシチュエーションが限られるので、2.5時間連続稼働させるような機会はなかなかないように思います。kyanの場合、CO中毒が心配でこまめにON/OFFしているため、1泊で1缶空けたことは今のところ一度もありません。
感想
毎回使う定番アイテムというより切り札、「万が一の保険」的な側面が強いです。基本的には暖かい服装をするのは勿論の事、テント内の断熱や冬用のシュラフ利用などが大前提でして、コレ1台あったからといって「冬でも快適リビング」にはなりません。秋口や冷夏の際に補助的に使う、という使用法がメインになると思います。ただ、市場からなくなりつつあるので、興味ある方は探しておいた方がいいかも(もっとも、来年新版が出るのかもしれませんが…?)
なお、製造元のイワタニでは、製品情報がリンクでは辿れなくなっています。無かった事扱い?!
結論
春先や初秋など万が一の保険に有用
(2015.11.22追記)
大震災以降、カセットガスストーブが見直されるようになり製品ラインナップも充実してきました。今だとイワタニより屋内用のストーブも売られてるので、そちらの方が安心して使えると思います。
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