2009年10月に、道の駅スタンプラリーの一環として、厚岸町で行われた牡蠣祭りに行ってきました。その際、炭とコンロを持参して焼き焼きしてきましたので、今回は番外編としてその際の模様を書きます。
牡蠣祭りについて (厚岸町HPはコチラ)
厚岸の子野日公園で年2回開催されている催し物で、公園内では漁業関係者による出店・直売が行われています。この時期のみ公園内で火気使用できますので、今回は炭とコンロを持参しました。もっとも、焼き牡蠣やサンマ、アサリの味噌汁に蟹など様々な魚貝類がその場で調理販売されているので、手ぶらでも楽しめそうです。
焼くまで
現地にてがーさんと合流後、同日に開かれていた「牡蠣deござーる」に行ってみました。
こちらは「牡蠣祭り」とは主催者が違うようで、地元向けのイベントといった感じでした。
ただこちらは席料(千円)を支払って予めセットされたコンロで焼く方式。「Myコンロで牡蠣を焼きたい」というニーズとは異なるため、商品だけ購入して子野日公園へ向かいます。
こちらでは、なかなかお目にかかることのない、こぶし大よりさらに大きい岩牡蠣を15個(¥180/個)、シングルシード種の牡蠣LLサイズを5個(¥150/個)、ホタテ大サイズ5枚(¥700/袋)、青ツブを6個(¥300/2個)、イカを購入。どれも旨そうで今から楽しみです。
その後、何店舗か回って飲料やら調味料といった細かい物を購入し、昼過ぎに公園入りしました。連休ということもあって場内は大賑わい。やっとの思いで場所を確保し、食べる準備を始めます。
実際に焼いてみる
火熾し
駐車場から会場まではやや離れているため、極力荷物を削減しなければならないことは以前に行った経験からわかっていました。ところが、教訓を意識しすぎて、黒炭も煙突も車に置いてきてしまいました。間の悪いことに、今回使うコンロはいつもの七輪ではなく、折りたたみコンロ(F-2527 レビュー)です。一抹の不安こそあれど、今までの経験からなんとか熾せるだろうと思っていました。
しかし、最初のたきつけ3片は消えてしまい、一向に着火しません。「これはマズイ」と炭の位置を再編成し、さらにたきつけを追加して再挑戦。今度は着火したものの、熾きるまでさらに要すること30分ほど。時間だけを見るといつもとさほどの差はないものの、風が強く時折ポツポツと降ってる中での30分。とても長く感じられました。ちなみに、使用量は700g~1kgです。
さて、食べてみた感想ですが、
岩牡蠣
旨い。ただ味は日本海の岩牡蠣でよく聞く「クリーミー」というようなものではなく、普通の養殖海牡蠣と同じ味でした。各自1個づつ食べたところでkyanがポツリ。
kyan「これって生食用の殺菌処理してるのかなぁ」
がー「そういえば生臭い面もあるよね…」
以後、がーさんはよく焼いて食べるようになりました(苦笑) kyanは「鮮度からいって大丈夫だろう」とそのまま生で行きました
焼いてもぷっくり、いつもの牡蠣の生状態の大きさを維持していて素晴らしい。ただ、岩牡蠣ゆえ形が千差万別で養殖モノより開け辛かったです。
牡蠣(シングルシード種)
これダメでした…。
焼いて開けると紫色の汁が出てたりと、kyanの感覚的には「常温で一日置いた後の状態」。最初に1個づつ開けてがーさんはもう手をつけませんでした。kyanは自分の分だけは食べました。
ホタテ
鮮度が良いので刺身でも食べました。貝柱に鋏を入れた瞬間に「パチッ!」鋏ごと指を挟まれました
活きが良すぎたようです
その瞬間を見ていなかったがーさんは「そんな訳ないでしょー」てな顔をしていましたが、数分後に同じ経験をして納得してました(笑)
ツブ
特に気にしていなかったんですが、買ったのは青ツブでした。いつも買っているツブは「エゾヒメボラ」だったかな。ツブっぽいけど別の貝なので、「モノホンのツブか!」とやや期待していると、がーさん曰く「いつもの方が生でも食えて格は上」とのことでややがっかり。付属のタレが薄くて二度がっかり。
ま、貝自体は旨いんですが…あれはタレの味とコンロにしたたり落ちて焼けるタレの香ばしい匂いで食べているようなもんですからねぇ…
浦幌ジンギスカン
先日「道の駅うらほろ」にて購入。特に気にしてなかったのですが、「マトンロース」でした。豪州産肉を浦幌の業者が仕入れてギョウジャニンニクと塩タレで味付けをしたというもので、まぁ「焼肉の一種」としては美味しかったです。よくある「味付けジンギスカン」の味とは違ったので、面食らった一面もあります。まぁ、わざわざ買いに行くほどではないけど、あれば食べる、といった所です。
とまぁ、こんなかんなで焼いているうちに、定期的に降ってくる雨が強くなり、みぞれ混じりになってきたのと、炭の継ぎ足しが微妙な時間帯(午後3時)になったため、残りは各自持ち帰ることにして撤退しました。
感想
いや~、寒かった(笑) 時折降りつけるみぞれと海風が冷たいことったら!
10月とはいえお日様が隠れると外で焼肉する気は大幅に減退します…。
露天で出来上がりを買うならともかく、焼き焼きするなら防寒対策に力を入れる必要がありそうです。
牡蠣祭りでは出来合い品を食べるだけではなく、今回のkyanのように、自分で焼いて食べる事もできます。ただ、kyanが見た感じでは、「お客さん全体の70%位は露天で出来合い品を食べ、30%のうち、25%まではレンタルのコンロを使用していて、MYコンロ持参者は5%いるかどうか」でした。というわけで、グループならいざしらず、一人二人なのに荷物が多いと「何しに来たんだ?」的な視線に晒されます(苦笑)
それと以前も参加して思ったんですが、牡蠣に当たり外れがあります。
こう書くと「ナマモノだから当たり前だろ」と言われそうですが、誤解を恐れずに書きますと、直売所で水槽から水揚された牡蠣をその場で食べたりクール便で届いた牡蠣をその日に食べるのと、牡蠣祭りで買って食べる牡蠣は違う…端的に言って後者は生臭くて美味しくない事が多かったです。
「常温で一日放置しておきました」的な味…って言ってもわかりづらいですがw
無論、美味しかった時もありますが…そんなワケで、次回参加するとしたら「予め直売所で買ってから公園で焼く」になりそうです。
(ただ、そうなると牡蠣祭りじゃなくてもイイじゃん!とツッコミ受けそうですがw)
課題
(炭関係編)
消し炭だけではオガ炭に短時間では着火しない
今まで何十回と火熾しして理解していたつもりだっただけに…油断大敵です。黒炭は必須アイテムだと思いましたが、割りきってエコココロゴスのような着火炭を使用して短時間で撤収するというのも手かなと思いました。
ロゴス(LOGOS) エコココロゴス インスタントシリンダー 18
他のコンロにも慣れる
ながらく火熾しや火力調節しやすい七輪を使用してきただけに、多少ラフでもなんとかなってきた面がありますが、コンロが変われば炭量やら火力調整やら変わってしまうので、ぶっつけ本番では辛いかなと。来シーズンの庭BBQではメインで使ってみようかな。
(その他編)
必要な物は先に買っておく
限られた時間の中で、当日集合してから「あれがない」「これも必要だ」なんて言ってるとどんどん時間を費消してしまいます。短期決戦の際にはいつも以上に「忘れ物は許されないぞ!」という勢いで用意した方がいいなと思いました。
おまけ
ゴミもまた凄い量でした。撮影してたら係のおばちゃん達に「ブログにも出すのかい!」と冷やかされてしまいました 当時はブログを立ち上げていませんでしたが、せっかく立ち上げたからには掲載することにします
コメント
こんにちは~。
会社の同僚も毎年牡蠣祭りの時は厚岸へ行っているので話は聞いていました。
でも、牡蠣を食べないこともあり行こうと思ったことはありませんでした。
牡蠣以外にもいろいろあるようなので、楽しめそうですね。
ただ、釧路よりも東っていうだけで実際の距離以上にすごく遠く感じてしまいます。
牡蠣の当たり外れ・・・私も経験あります。
お腹にきたことまではなかったですが、
生臭かったり、1個だけ開くと硫黄臭がするのまで経験あります。
いい物に当たるとあっという間になくなっちゃいますよね~。
豆けんさん、こんにちは!
牡蠣祭り…ちょっと見るだけでも面白いかと思います。
一度行ってみるのもアリでしょうか(^^)
ただ、確かに遠いですね、実際遠いです(笑)
kyanはいつも他の予定のついでに立ち寄るという形式をとっています。
(昨年はスタンプラリー、一昨年はヌプントムラウシ散策でした)
みおのとおちゃん さん、こんにちは!
ホント牡蠣は当たり外れ大きいですね…
もっとも、これがスーパーで売ってる品なら諦めもつくのですが(実際、どう
しても食べたくなってポ●フールで買ったものの、食べて後悔した事が何度も…)、
産地で生産業者が直販してるものですと、期待が大きいだけに反動も大きいです。
たまたまなのかな~ 今のところ2年連続で2敗中です(苦笑)
その牡蠣が美味しいかどうかは、食べなくても、友人たちの売れ行きを見てれば
ハッキリわかります(笑) 美味しい時はホント一瞬です。
…書いているとまた牡蠣が食べたくなってきました(苦笑)