本日は、手持ちのジンギスカン鍋「蒼き狼」をレストアした際の記録です。
導入
鋳鉄鍋の泣き所は、マメなメンテが欠かせないこと。
酔っ払ってそのまま寝てしまうことの多いキャンプには、不向きな道具かもしれません。
手持ちのジンギスカン鍋「蒼き狼」も、2007年に購入して早4シーズン。
ジンギスカンを楽しむ内に、いつからか、焦げですっかりコーティングされてしまいました。
また、鍋の表面にこそ気をつかっていたものの、うかつにも裏面はおろそかになっていて、
気づけば赤錆が…
自分なりにメンテしていたつもりですが、ガチガチに『成長』した焦げと錆に、どうにもならなくなっていました。
さらに気になっていたのは、一部に欠けたと思われる場所があったこと。今から思えば、焦げが何かの拍子に欠けたのでしょう。しかし、焦げか鍋そのものの欠けか、容易に判断つきませんでした。
「いまさら手遅れでは…?」
などと心を痛めておりました…
注文~返送
そこで注目したのは、製造元が提供している「レストアサービス」。
こびりついた焦げを落として再塗装を施すサービスです(有料、3000円)。
サービス自体は知っていたものの、「いつかは使う機会もあるかもしれないケド、いいお値段だし…」と躊躇していました。しかし「欠け」が気になって仕方ないので、藁を掴む思いで問い合わせてみました。
すると、「画像をみる限りでは焦げが剥げただけ。問題なくレストアできます」と頼もしい返答。意を決して申し込みしました。
取っ手が邪魔で、60サイズではギリギリ送れませんでした。
届きました
どうなるかとドキドキしつつ待つこと2週間、戻ってきた鍋を見てビックリ!
全く新品とまではいきませんが、新品同様といって過言ではないほど焦げは除去・磨き上げられてピカピカになりました。
裏面の錆もすっかり綺麗になり、まさに新品同様。全面を頑固な焦げが覆っていたのが嘘のようです。
結果に満足しています。
なお、「焦げを成長させないために」製造元から色々とアドバイスを頂きました。
今後は焦げを成長させないよう、頂いたアドバイスを参考にお手入れをしたいと思います。
(以前は焦げを焼ききっていましたが、現在はお湯でうるかすようにしました)
おまけ:使ってみました
待ちに待った春が訪れ、早速キャンプで使ってみました。
使い心地も新品同様!
焦げの匂いもつかず再び美味しいジンギスカンが楽しめるようになりました。
追記:2017年現在、レストアサービスはありません
製造元の臼井鋳鉄工業が倒産したためサービス提供元がなくなりました。
大変残念です。
コメント
オー、やっぱりキャンプ道具って、こうやってメンテナンスしてくれると嬉しいですね!
定期的にメンテナンスですね!
BISNMOさん、こんにちは~
こういうサポートがあるおかげで、使い捨てにせずに済みます。
ずーっと大事に使いますよ!
キャンプオフの際には持参します(^_-)
Kyanさん、こんばんは♪
こんなサービスが有るのですね。
このBlog拝見して私もLodgeの10インチを(自分で)磨こうとちょっとだけ思いました。
なので、工事中のメンテナンス方法期待してお待ちしております。
Gianさん、こんにちは~
メンテもキャンプの一部ですね(^-^ゞ
メンテ方法は、「錆びないようどうするか」を書いていまして、錆びた後はまだ未体験ゾーンです(^^;
シーズンインに間に合うか微妙ですが、気長にお待ちいただければ…
凄いですね!!
こんなジンギスカン鍋が有るなんて知らなかった
ってか、最近は網焼きばかりで鍋使うことも無くなりました
私がガキの頃は外でも
ガスにジンギスカン鍋が定番で(北見だけかな?)
肉もジンギスカンオンリーでホルモンが少々って感じでしたよ(^^
工場長さん、こんにちは~
コメント書いてたらお腹空いてきました(^^;;
この鍋にはお値段以上の「何か」を感じてつい買ってしまいました。
ジンギスカン鍋のレビューに書きましたが、元々は網焼き派だったんです。
でも鍋焼きするとふっくら焼けるのが美味しくて美味しくて…
今ではすっかり転向しました(^^;
でも、鍋だと炭火の良さを味わえないので…使い分けてます(笑)
札幌でも昔はガス+鍋が多かった気がします。
それが近年、「生ラム」「アイスランド産」といった言葉が踊るようになって
炭火焼の店も徐々に増えてきました。
食を取り巻く環境が時代と共に移り変わっているんでしょうね~。
初めまして。
蒼き狼 素晴らしいジン鍋ですね。
鋳鉄鍋の扱いはダッジオーブンと
通じる所がありますね。
オイラも蒼き狼は旭川バージョンと
ノーマルバージョンの両方所有して居ります。
オイラの手入れは
焦げ付きはお湯で焦げ付きを浮かし
100円ショップ等に売ってる
ササラや 竹のもんじゃ焼きのヘラ
タワシ等を使い綺麗に洗い流し
火にかけ水分をとは飛ばし
裏表満遍なくオリーブオイルを塗り込んでますよ。
火に当たる部分のサビも無いです。
愛着の持てる物に出逢えたので
末長く使い込んで行こうと思ってます。
Leonさん、はじめまして!
コメントをいただきありがとうございます。
「蒼き狼」ホルダーがいらっしゃって嬉しいです(^^)/
そしてノーマルと旭川バージョンの両方をお持ちとはすごい。
並べて使うと壮観でしょうね。
お手入れ方法、教えていただきありがとうございます。
お湯でうるかして⇒ヘラで焦げを落として洗い流し⇒水気を飛ばして
オリーブオイル塗布は同じですが、徐々に焦げの層ができてきました。
また、裏面を忘れることが多く、またサビが繁殖…(T_T)
サビはヤスリでそぎ落とし、育った焦げは地道に削り落とすしか
ないのかな…現在模索中です。
鋳鉄製の鍋は何かと手間もかかりますが、「蒼き狼」は
持ってて嬉しくなる鍋なので、こちらも末永く育てていきます。
どうぞ、これからもよろしくお願いします(^^)b
サビ落としは
ヤスリより手間は要りますがワイヤーブラシが良いかも。
電動工具に付ける物もありますね。
Leonさん、こんにちは~
なるほどワイヤーブラシですか。
確かにそちらの方が綺麗に落ちるかもしれませんね。
電動工具なら力も要らなさそうですし。
問題は…、工作があまり得意じゃないので…できるかな(汗)
ガリガリ削りすぎてしまったりして…
どうにもならなかったら、またレストアサービスに出そうと思います(^^ゞ
ご無沙汰してます。この連休中何気なくネットしてた所
製造元の臼井鋳鉄工業が今年の1月に廃業してた事を
知りました。素敵なジン鍋の製造元が無くなって残念ですが
良い物を手に入れる事が出来た事 愛着の持てる品に巡り合えた事
改めて感じてます。我が家では月に1~2度のペースで
愛用してます。
Leonさん、こんにちは!
1月末頃にアフィリエイトから「蒼き狼」が急に売れ始めて「なんでだろう?」と調べた所、帝国データバンクの速報に行き当たりました。
本業の公共事業がうまくなかったようですね。
DCMグループでも販売されるほど定番化の道を進んでいたのに、とても残念ですね。
技術そのものは臼井氏が保有してると思われるので、心機一転して新しい製品づくりに期待しています。
前回コメントを頂いてから2年半、フル活用されているようで臼井氏も喜ばれることでしょう(^^)
kyanはキャンプ持参こそ年1~2回ですが、冬の間は家ジンギスカンに大活躍でした。
ふっくら焼き上がって親族にも大好評!
鍋のおかげで鼻高々です(笑)
こうなったら壊れるまで一生物として大切に使っていきます。
ご無沙汰してますLeonです。
ウスイクリエイトにてリペアーサービス
受けられる様です。
本体購入は無理みたいですが
煙突プラグは購入可能みたいでした。