こんにちは!
kyan(@sumibi_kyan)です。
ブログ移転してからまだ数日ですが、着実にアクセス頂いております。
ありがたいことです(^^)
記事の移転もこれからですが、まだまだ実装できていない機能も数多くあって道半ば。
ゆっくりでも前に向かって進めていければよいな~~と思っています。
さて、kyanがブログを移転するにあたり、わからないことの連続でした。
特に困ったのは、ブログ界でマイナーなナチュログからの移転方法を記したサイトがそう多くないこと。症例が少ないため、わからない点は他ブログからの移転事例を参考にしたりトライ・アンド・エラーで漕ぎ着けました。
そこでこれまで参考にしてさせて頂いた方々への謝意とこれから移転される方々のために、不定期ではありますがブログを移転するまでの経緯と方法についてまとめ記録に残します。
第1回目の今回は、ナチュログ(旧ナチュブロ)から移転した理由に触れていきます。
kyanがブログを移転した本当の理由(ワケ)
ナチュログでブログをはじめて数年した頃。
慣れ親しむうちに「ブログと継続的にかかわっていきたい」「もっとよいものを作りたい」と思うようになりました。
情報発信の手段としてのブログが、徐々にブログそのものが楽しくなってきたんですね(笑)
記事もレビュー記事やキャンプ日記など、一つ一つの記事がkyanの中ではその時点でのベストです。納得いくまで何度も推敲を重ね、インスタ映えならぬブログ映えするよう写真を撮影するなど画像も吟味を重ね、一記事に10時間以上かけて作ってきました。仕事の昼休み中に記事の下書きをペンで執筆し、帰宅してからPCに入力する毎日を送っていたのは今でも懐かしいです(笑)
愛着があるブログなので、どうしたらより継続的かつ充実した運営ができるかを考えました。
リスク回避
無料ブログを使う限りつきまとうのが廃止リスク。
いつ何時データが消失するかわかりません。後述しますがナチュログは安かろう悪かろう的で疑問符がついていたので、継続性の観点から自前のサーバを用意しデータを定期的にフルバックアップとることでリスクマネジメントしました。
独自ドメインにしたかった
理由は概ね3点に集約されます。
ブログへの愛着
独自ドメインの方がマイブログ感がアップしてイイ感じです ←ミーハーなんです(笑)
SEO的に有利(とされている)
ナチュログ時代は、「kyan.naturum.ne.jp」というアドレスでした。
これは「naturum.ne.jp」というドメインの下に「kyan」というサブドメインが存在する形で、インターネットの世界ではあくまでナチュログの1サイトという扱いです。
これだとSEO的に不利と言われています。
(仮に無料ブログと独自ドメインの2つのサイトがあって同じ品質の内容とすると、検索結果では独自ドメインのブログの方がより上位に表示されるという話があります)
心を込めて作り上げた記事なので、一人でも多くの方に読んで頂きたいと思っています。
継続性の観点
仮にナチュログが突然なくなったら別ブログで再開することになりますが、移行期間がないのでそれまでのリンクや人とのつながり、サイト評価はゼロに戻ります
しかし独自ドメインであれば契約しているレンタルサーバーが突然なくなっても、他のサーバを契約して移行することで継続して運用できます。
この点は結構大きいです。
ナチュログでは独自ドメインでの運用ができないため、必然的に移転することになりました。
デザインを手軽に変更したかった
スッキリした今風のオサレなデザインにしたい、文字を大きくしたい、画像を拡大表示したい、スライダーを使いたい、ブログカードを使いたい…以前からやりたいことは色々ありましたが、従前のデザインとのバランスやcss知識の欠如から踏み込めないでいました。
もっと簡単に達成できないか…と考えた結果、テーマやカスタマイズ情報が豊富なwordpressへの移行でした。
WordPressを使ってみたかった
理由は2点。
一つは、独自ドメインで運用されている多くのブログがwordpressで構築されていて関心をもったこと。
もう一つは、メジャーなwordpressを触れておけば将来なんらかの役に立つかもしれない、という思い。
(まだブログ以外のことでは役立っていませんがw)
実際やってみるもので、ブログを構築する中で様々なことを吸収することができました(その分、何度もやり直したり大変でしたが汗)
ナチュログのシステムが物足りなくなった
挙げればキリないので代表的なところのみ。
末期には運営に要する負担が増大して身動きが取れなくなっていました。
なお、ここで挙げてる点は多かれ少なかれ他の無料ブログサービスでも共通の問題で、ナチュログが特別悪い訳ではありません。
設計が古い
ナチュログのシステムは「clog」というサービスがベースですが、この作りがPC全盛/ガラケー時代の産物で全般に古いです。
他にも無料ブログをいくつか使って意識してからは物足りなさと不便さを覚えるようになりました。
テンプレートの選択肢が少ない
昔ながらのいかにも的なテンプレートばかりで一向に増える気配がありません(数年前にやっと少し増えましたがレスポンシブ非対応)。
この点wordpressやhatenaは選択肢が豊富で、どれも見栄えが良いものばかりでした。
kyanはWEB制作の専門技術を持ち合わせていないため、選択肢が少ないのは苦痛でした。
テンプレートのカスタマイズはサポート対象外。それでいてlivedoorブログやFC2ブログ、はてなといった大手と比較して絶対的なユーザ数が少ないため情報も少なく、何か手を加える度に少数派の悲哀を味わいました。
旧ブログでは3カラムで運営してましたが、元々2カラムだったものを表示スペースが足りないので他ブログの事例を参考に年末年始の休みをほぼ全て費やし、やっとの思いで拡張したものです。
(既存の3カラムテンプレートはデザイン面で納得いくものではありませんでした)
wordpressは有料無料問わず無数のテーマ(テンプレート)があって選り取りみどり。多すぎて困る位で嬉しい悲鳴です。
独自ドメイン運用ができない
ブログサービスではlivedoorやhatenaで独自ドメインのプランがありますが、ナチュログにはありません。したがって、独自ドメインにしたい=ナチュログから移転は避けられませんでした。
記事の一括変更ができない
例えばキャンプ場情報の記事末尾には「北海道キャンピングガイド」のアフィリエイトを掲載していますが、毎年版が変わるため更新が必要です。ところがシステム上、一括置換できない(ブログ記事をインポートし直すとURLが変わってしまう)ため、これまでは50近い記事一つ一つを手作業で貼り直していました。
wordpressはプラグイン「SerchRegex」を使えば一発解決です
画像の一括アップロード/ダウンロードできない
アップロードはWEB上から一つ一つチマチマ掲載するかメール投稿で送信するしかありません。メール投稿も複数枚添付すると一部しか登録されないことがあり不完全でした。
ダウンロードに至ってはWEB上から一つ一つ保存していくしかありません。
「炭火に魅せられて」では約4000枚の写真を掲載しているため、効率的な管理ができないのが難点でした。
wordpressはFTP経由で(何枚であっても)両方向に一括転送できます
パーマリンクを自由に指定できない
ナチュログでは「http://****(名称).naturum.ne.jp/e******.html」という形式固定ですが、「******」の部分(処理通番)はナチュログ全体で管理されてるのでまったくタッチできません。
気になるのは処理通番が全ユーザ共有のものである点。
たとえ連続で投稿しても「100001」の次は「100035」とか離れてしまいます(人の少ない深夜早朝に連続で新規投稿すれば別でしょうが…)
さらにウンザリするのが「記事毎にユニークな番号をふられる」点。
記事を一旦削除して再度投稿すると新規扱いのためパーマリンクが変わります。
困るのは一括置換のためにインポートし直したいような時。
全ての番号が変わって内部リンクが全て切れてしまうので、記事ごとに手修正を余儀なくされました。
この点wordpressであれば自由に設定できます。
(任意のパーマリンクを設定できる無料ブログもあるみたいです)
なお「炭火に魅せられて」では、旧ブログから引き継いだ記事は転送設定の関係でナチュログの処理通番をそのまま引継ぎました。新記事は一部を除いて通し番号をふっています。
フルバックアップをとれない
ナチュログではいわゆるイメージバックアップはとれず、単に記事やコメントをエクスポートできるだけでした。
もしナチュログに何かあってデータを消失、再度復旧するとしても、記事をインポートするしかできないので画像はアップし直し、設定は再度一からやり直しです。
前述のとおりパーマリンクも変わるので内部リンクは全て書き換えが必要です。
ブログは単に文章や画像、コメントのみならずシステム一括して一種の資産ですから、まるごとバックアップを取れないのはリスク回避の観点から好ましくありませんでした。
レンタルサーバーでは頻度・範囲共に自由にバックアップがとれます
ナチュログの運営姿勢に疑問アリ
語弊がありそうなので最初にナチュログさんの名誉のために申し添えますと、現在では体制なり中の人が変わったのか、及第点をあげられると思います。
メンテナンス時は事前告知、障害発生時は事後告知するようになりました。またアウトドア系ポータルサイトとしての強味を活かした運営を行う意思を感じます。
(これまでの様々な「事件」がなければそのまま続けていたかもしれません)
今から書く内容は、kyanがブログを開設した2009年からの信頼喪失の蓄積としての疑問です。
では何に疑問を抱いたか。
書き出すとキリがありませんが…(苦笑)
障害情報やアップデート情報が遅い/そもそもない
昔はブログがいきなり開かない→いつの間にか復旧(お知らせなし)…なんて日常茶飯事でした。
いくら無料とはいえメンテナンス告知や障害報告がないのはトラブル時に原因切り分けができないので困ります。
問い合わせに返事がこない
信じられないことに問い合わせても返事が来ませんでした。
問い合わせフォーム送信時に自動返信されるコピーメールは届いているので、届いてないのではなく対応しなかったということです。
ハッキリ言ってお粗末ですが、当初は「まあ無料だし…」と大目に見てました。
しかし決定的だったのは次の点。
事前告知なくいきなりGoogleAdsenseの広告が挿入される
忘れもしない2015年1月14日。
大惨事でしたね。
この日未明、ナチュログのAdsenseが予告なくブログへ機械的に挿入されたので、これまでのブログのデザインが崩れてまともに読めない有り様に。
それでいて翌日掲載された有料プランの受付ページには「あなたのブログをスマートに!」なんて煽り文句。
(今でも掲載されていますね、苦笑)
ふざけんなっ!
スマートじゃなくしたのはお前だろっっっ!
なんだそのマッチポンプは!!
唖然としましたよ。
誤解ないよう申し添えますと、別に有料でもイイんです。
システム開発や運営保守にコストはかかるので、少しでも収益化してサービス維持を図るのは真っ当です。
金額も年間1800円なら穏当と思いますよ。
ただしそれはきちっと保守運用してサービス提供できた上での話。事前告知ナシでこんな大幅な不利益変更をする会社は信頼できません。
いくら無料ブログでも告知はできますよね?
当時は事前に対応する時間も対応方法もなかったため、いきなりレイアウトが崩れて大惨事でした。
それまでも事前告知なく「こっそり」仕様変更を繰り返してきたナチュラムでしたが、いよいよもう無理だなと思いました。
「いつブログが開けなくなるかわからない」
「いつブログサービスが停まるかわからない」
「いつデータが消えるかわからない」
少なくともkyanの中での信頼は喪失したワケです。
憤懣やるかたない思いでしたが、レイアウトを維持するため、また人質のブログにこれ以上、手を加えられないため年1800円を払いました。
この時思ったことは、
「大事なブログがナチュラムによって人質にとられている」と。
コストに対する対価負担という必要性はわかっていても、気分的には支払いに物凄い抵抗感と拒絶感のあった1800円でしたね。
その後、忙しくてブログ移転は延びに延び、結局、移転までに3年間。計5400円支払いました。
このようなサービス提供者としての資質を疑わせる大小の事例が移転の大きな原動力になったこと、疑いありません。
まあ、こんな感じで大小の積み重ねが全部合わさって数え役満で移転となりました。
次回予告
挙げればまだまだ理由はありますが、概ねこんな具合です。
上記の理由が複合的に重なった結果、ブログを現環境に移転しました。
まあ、「産みの苦しみ」はまだまだ続くのですが…(苦笑)
長くなったので今回はこの位にします。
次回は、WordPressと無料ブログそれぞれのメリット・デメリットを挙げていきたいと思います。
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