こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
前回は灰についてアレコレ書いてみましたので、本日は灰を活用すべく行う灰ふるいについて書いてみます。
灰ふるい
ふるう理由
炭の粒や不純物が混じっていると効果に影響するおそれがある
肥料として土壌に撒くならともかく、山菜のアク抜きや染め物の釉薬として使うような場合には純粋な灰の方がよさそうです。
残った炭の粒などはたきつけとして再利用する
優秀な着火剤になるので灰からは分離して再利用したいところ。
ふるうために必要なもの
灰
ふるう対象となる灰を用意します。
ビニル袋やペットボトルに密閉している場合は、作業前にすべての蓋を開けておくとスムーズに作業できます。
汚れてもよい服装、軍手、マスク
灰は微細な粉末のため服や体にこびりつくので、汚れてもよい服装と軍手はマストアイテム。
鼻をかんだら真っ黒になるのでマスクがあったほうがよいでしょう。
ふるい
今回のキーアイテム。
専用品は高価なので、簡易的に100均の小麦粉用の目の細かい物を用意しました。
何メッシュ?まではわかりませんが、見た目はかなり細かくなります。
入れ物
ふるった灰の仮置場として使います。バケツでもトレイでも缶でも、使いやすければ何でもよいです。
ここからすくってペットボトルに詰めます。
直接ろうとから流し込まないのは、ペットボトルを抑えつつ灰をふるいにかけると両手が疲れるからです(笑)
ろうと
ペットボトルに入れる時に使います。100均で売ってるもので問題ありません。
新聞紙
下に敷いて地面が汚れないように&こぼれた灰を効率的に回収するため。
なくても灰はふるえますが、あれば作業効率が上がります。
空のペットボトル
kyanはふるった灰を2Lのペットボトル(お茶を飲んだあとにゆすいでよく乾燥させたもの)を使用しています。
灰を詰める容器は缶でも瓶でもビニル袋でもなんでもよいですが、ペットボトルを選んだのは扱いやすさとコストから。
無料で手に入ること、適度な大きさで小分けしておけること、ビニル袋より耐久性が高いこと、口がついてるので取り出しやすいためです。
時間
灰ふるいは手や服装が汚れるため、ある程度まとまった際に一気にやる方が(そのときは疲れますが)トータルでは楽です。
実際にはふるった後の片付けなどもあるのである程度まとまった時間を確保して臨むとよいでしょう。
段取り
・必要な道具を用意し、はじめる前に予め全て展開する →後からやろうとすると、手が汚れているためあちこち灰だらけになります ・周囲を灰だらけにしない&こぼれた灰を再利用するため下に新聞紙を敷く。 ・灰をふるい、ペットボトルにろうとを使って詰める ・ペットボトルを水洗いしてきれいにする |
ふるう手順
入れ物の上で灰をひたすらふるう
ふるいにかけることで、灰を大まかに3つに分けます。
3つとはパウダー、荒い灰や燃えかす、消し炭のこと。
分ける理由は細かさや材質別に用途を変えるためで、パウダーは家庭菜園の肥料もしくは火鉢/囲炉裏に敷き詰める用、荒い灰や燃えカスは肥料、消し炭はたきつけとして利用予定です。
入れ物に適量溜まった灰のパウダーをペットボトルに詰める
ペットボトルに漏斗を挿して灰を流し込んでいきます。灰は空気を含んですぐにいっぱいになるため、ボトルを揺らしたり棒で押し込んだりしてガッツリ詰め込みました。
残った燃えかすや消し炭もまとめておく
火熾しの時に、たきつけとして七輪底部に敷いておくと火力が増してより確実に着火します。
シチリニストとしてはこの「副産物」が美味しいです(笑)
なお、燃えかすのうち燃やしても無意味(=捨てるしかない)物は自治体の分別に仕分けて廃棄します。
*廃棄するもの* ・貝類の殻や魚の骨(燃やせてるように見えて燃え尽きずに結構残ります) ・目皿(金属製)から剥がれ落ちた金属 ・七輪や目皿(土製)の破片 |
注意点
灰ふるいは見た目より重労働
灰ふるう→適量溜まったところでペットボトルに詰める→灰をふるう→・・・の繰り返し。
同じ姿勢で固定されるため腰や背中も痛くなるし、普段使わない筋肉を使うため筋肉痛になりました。
適度な休憩と、なにより灰を溜めないで日頃よりこまめにふるうことが大切です
全身汚れます
ふるうと灰が舞い鼻の中は真っ黒(笑)
迂闊にもお気に入りのパンツでそのまま作業してしまい灰だらけになってしまったorz
灰がついたメガネを拭き取るとキズつくので、流水で洗い流すのがオススメ!
できあがりはこんな感じ
利用する時はいつでも適量取り出せる状態になりました。
サラサラの灰は見てるだけで楽しいです(笑)
試しに触ってみると目がきめ細やかで小麦粉のような触感です。
コメント
いかがでしたでしょうか。
面倒くさそうに見えますが、作業の全体像を把握し道具を準備しておけばルーチン作業です。
何も考えず無心にふるい続けるだけ(笑)
では実際にふるってみるとどうなるか…?
文量が多くなってしまったので、実際にふるいにかけた模様は次回お送りします。
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