X1 Carbon(Gen 6) の内蔵SSDを換装してみた

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪

本日は、Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Gen6) の内蔵SSDをKingstonのNV2 2TB (SNV2S/2000) に換装したときの模様を、忘備録&情報共有として書いてみます。

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先に結論

kyan
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・KingstonのNV2は片面実装で、X1carbonでも問題なく認識/使用できました。

・本記事では、SSDをクローンコピー後に起動しなかった際に確認した点をまとめました。

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SSDを換装してみた

換装のキッカケ

撮りためた画像データで残り領域が不足していたため。

普段、画像のように「一度失うと再入手不可能なデータ」はNASとクラウド上にバックアップをとっています。 しかし、出先でもすぐに検索&表示できた方が望ましいのでローカルにも必要なデータは残しておきたい。そのため以前から換装(もしくはPC買い替え)を考えていました。

撮りためたデータは、アルバムソフトで一括管理しています

ところでここ最近、NANDメモリが(円安&物価高騰にもかかわらず)驚くほど下落しており、1年前では想像できなかった値段になっています。

2023年第3四半期のNAND価格は前四半期比3~8%の下落、TrendForce予測
TrendForceによると、2023年第3四半期のNAND市場は供給過剰が続いていることから、引き続き価格下落が続く可能性が高く、全体的な...

どこまで下がるか見当もつかない一方、そろそろ底値という話も見かけたので思い切ってみました(笑)

購入した物

SSD(Kingston SNV2S/2000)

選んだ理由はM2.2280規格のSSDの中で、安い・片面実装(らしい)・メーカー保証がついてる正規品、販売元がAmazonもしくは製造元、正規代理店といった点。

購入時はあまり多くの情報を見つけられなかったのですが、画像見て片面実装ぽかったのでダメ元で買ってみました(結果オーライ)。

SSD

購入時は気づいていませんでしたが、メーカーページにはX1Carbon(Gen6)でも対応を謳っていました。

価格はAmazonのプライムセールで10990円でしたが、執筆時点でも11390円(クーポン値引込)だったので、わざわざセールを狙う必要もなさそうです。

本品のネックはクローンソフトが添付していないこと。
既に購入済だったり、フリー版のソフト(英語圏では無料でクローン機能を提供するソフトがいくつかあります。なお自己責任)を使うなら問題ないですが、初心者はクローンソフト付を買ったほうが無難と思います。

エンクロージャー(UGREEN CM400 M.2 NVMe SSD)

データ移行に使います。

エンクロージャー

選んだ理由は安い元のSSDはSATAのためNVMeと両用が望ましいのと、スマホやPCの充電ケーブルでUGREEN製品を使って安心感があったため。

USB-C to USB-Cケーブルと to USB-Aケーブル、それにサーマルパッドが添付されてるので値段の割に充実してますが、残念ながらクローンソフトは付属していません。

換装の流れ

 

kyan
kyan

①エンクロージャーに新規SSDを取り付けてPCとUSB接続
②クローンソフトを使い、既存データをシステムまるごとコピー

③元のSSDを取り外し、新規SSDを取付
④起動と内容を確認

①は書いたまま。

②は、PC側で新規SSDを認識したらクローンソフトを使ってコピーします。
コピー作業自体はソフトが半自動で行ってくれるため、指示出して待つだけ。

ソフトの使い方は、説明書なりヘルプ、または解説サイトを読んでください。
(ほぼ自動でやってくれるため、日本語対応されているソフトなら特に迷うことはないと思います)

③は機種によって異なるため、予め取り付け方をチェックしましょう。
蓋の開け方などは「(機種名) SSD換装」といったキーワードで検索すると大抵出てきます。

X1Carbonの場合はコチラ(IFIXIT)がわかりやすいかな。
バッテリー内蔵型ですので、開封前にBIOSから内蔵バッテリーの無効化をして電流を遮断してください。

ちなみに開けたことない人は、工場出荷状態だとネジが異様に硬いことがあるので、ネジ山を潰さないようサイズの合ったドライバーを使いましょう(蓋5ヶ所+SSD1ヶ所の計6ヶ所)。

手持ちのX1Carbonの場合は裏面中央にありました

そして今回は、④でハマりました(笑)

換装にあたりハマった点

その1:換装しても起動しない

一番焦りました。
やったことといえば、

・BIOS上でSSDを認識しているか?
⇒認識してる
・クローンソフトを変えて再度コピー
⇒3つ試しても同じ結果
・diskpartコマンドでアクティブにする
⇒今回はMBRではなくGPTなので、active云々はそもそも関係ない
・Windows修復コマンド
⇒実行したけどダメ
・ブードデバイスにSSDを選択
何事もなかったように起動しました。
(一番上にWindows修復なんちゃらが、二番目にSSDが出てきたので、SSDを選択)

ブートデバイスについては基本的な話なのでお恥ずかしいですが、X1CarbonのBIOS画面に不慣れだったこともあり、SSDが優先して起動されると信じて疑っていなかったのが(後から逆算すると)敗因でした。

結果的に今動いていますが、原因を(再現できる形で)特定できなかったので、偉そうなこともお伝えできません(笑)

その2:パーテーションの拡張ができない

Windows標準の「ディスクの管理」(diskmgmt.msc)では、ボリュームの縮小はできても拡張はグレーアウトして選択できなかったため(原因不明…ボリューム同士が隣接してないと拡張できない制約のせい?)、結局サードパーティ製ソフト「MiniTool Partition Wizard」を使って希望するボリュームへ変更しました。

専用ソフトを使って容量増加分のボリューム拡張しました。

特に悩むこともなく、あっさり完了です!

反映されていることをディスク管理画面でも確認しました

ベンチマークテストの結果

データをコピーした後の状態で計測したのでカタログ値より不利な条件ですが、結果的にはカタログスペックに近い値が出てきました。

従来のSSDがSATA規格だったこともあって理論値は最大6倍速くなった計算ですが、(6倍かはともかく)体感でも違いがわかりました。

理論値に近い値が出ていました

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感想

換装できてよかったです。

設定に手こずって結局1日潰しましたが、副次的効果としてアクセス速度も上がったので、自分用なら結果オーライでしょうか。
(朝4時頃からはじめて、コピー途中で昼寝した時間も含めて完成が午後5時でした)

余った1TBのSSDは当面は予備として保管して、しばらく様子見て問題なさそうなのを確認したらデータ保存用に転用しようかな?

掲載した内容がどなたかのお役に立てば幸いです。

本日は読んでいただき、ありがとうございました。

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