こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は、スノーピーク社の焚火台L(ST-032R)のレビューを書いてみます。
なお、kyanは同社の焚火台Sも持っていて、今回は追加購入になります。
(現在は焚火台Sと本品、そしてパチスタンドをスタイルや参加人数によってセレクトしています)
サイズが違うだけで基本部分は変わらないため、焚火台としてのレビューは焚火台Sにて書き尽くした感があります。
単体でも読めるよう記述しているつもりですが、あわせてご覧いただけますと理解がより深まると思います。
焚火台Lのレビュー
来歴
2015年10月に山渓オンラインショップにて購入、16848円(税込、当時)でした。
コンプリート収納ケース(ST-032BR、税込4968円、当時)もあわせて購入。
いずれもYahoo!ショッピングのセールでポイント20%バックでした。
焚火台Sの時と異なり、炭床とグリルネットは買いませんでした(使い所がわかりませんでした)。
以後、執筆時点までに5シーズン約50泊のキャンプで使用しました(現用中)。
仕様
サイズ | 455×455×315(h) |
収納サイズ | 560×645×32mm |
重量 | 5.5kg |
※現行品のST-032RSには「HEADQUARTERS」の刻印はありません。
使ってみた
よいところ
優れたデザイン性
4枚のプレートを重ねた逆三角錐の設計は、美しさと機能性を同時に兼ね備えています。
見てて惚れ惚れしますね(笑)
何度見てもよく考えたなと脱帽です。
頑丈
これまで5シーズン50回以上使ってきてノーダメージ。
他の焚火台のように、金属が波打ったり変形しません。もちろん開閉も問題ありません。
これは素直にスゴイと思いますね。
ダッチオーブンや鉄板を上に載せてもビクともしないので、調理にも安心して利用できます。
設置/撤収が簡単
開閉共にワンアクションのため、10秒もあれば完了します。
撤収時に手を汚さずに済むのも気に入っています。
その後メッシュシート型の焚火台を購入しましたが、片付けの際にメッシュシートを巻くのが面倒&手が汚れるのが難点です。
その点、本品は畳んでしまうだけなのでノーストレスです。
気になるところ
重い
頑丈さとトレードオフとはいえ、本体のみで5.5kg。
これにベースプレート(1.9kg)と収納ケース(0.6kg)を足すと8kgにもなります。
いくらオートキャンプ主体といっても、毎度の積み込み/積み下ろしで腰にきます…。
持ち運ぶ時に不安定
ロック機構が備わっていないので、灰を捨てに行く際に注意が必要です。
それと4枚のプレートを重ねた逆三角錐の設計上、中心部から灰が少しづつ落ちてくのがいつも気になります。
ベースプレートを標準添付にしたらよかったのになあ。
(パチ焚火台はベースプレートが最初からついてくるモデルもあります)
より深く掘り下げる
薪の消費量はどのくらい?
チョロ火が好きなkyanの場合で、太さ15cm×長さ30cmの薪を最初に3~5本、その後適宜1~2本づつ追加して1晩(4時間程度)で1~1.5束程度消費していました。
(どんな焚き火をするかによって変わると思いますので、目安にどうぞ)
薪を1束買っても、焚火台Sでは余していましたが、Lは使い切ることが多いです。
焚火台Sとの違いは?
焚火台L | 焚火台S | |
サイズ(mm) | 455×455×315 | 270×270×210 |
収納サイズ(mm) | 560×645×32 | 350×410×25 |
重量(kg) | 5.5kg | 1.8kg |
価格 | 17,160円 | 9,460円 |
・重量は3倍、面積は2.83倍、価格は1.78倍 ・焚火台Sは40cm薪がはみ出る(対角線が約38cmのため)、焚火台Lは45cm薪でも問題ない。 |
ソロでチョロ火を楽しむならSですが、取り回しが効くのはL。
ホームセンターやキャンプ場で販売してる薪をそのまま使いたければL、鉈やノコギリなどで自分で割れるなり現地で枝を拾って楽しむならS(もアリ)。
オートキャンプならLでもいいけど、駐車場からサイトまで○m離れてるような場所だとSの方が腰に優しいです(笑)
他の焚火台との違いも知りたい!(手持ち比較)
焚火台L | 焚火台S | メッシュシート型 | パチグリル | |
重さ | 5.5kg | 1.8kg | 1.0kg | 3.1kg |
大きさ(mm) | 45.5 | 270 | 420 | 380 |
地上高(mm) | 315 | 210 | 320 | 395 |
・重さ
焚火台Lがダントツですが、ファイアグリル(風のパチ焚火台)も3.1kgあり、事前に想像したような大差がついてるわけではないのが意外でした。
・大きさ
こちらも焚火台Lが1位ですが、パチスタンドやパチグリルと顕著な差はなく、実際に使ってみて置ける薪量も大差ない印象です(焚火台S以外の3種類どれを使っても1晩で1束前後使います)。
・高さ
メッシュシート型(パチスタンド)と拮抗していますが、パチスタンドはシートの上に薪を置くのに対し、焚火台は薪をその中に放り込むので目線としては焚火台Lの方が低いです。
ロースタイルだと(この中では)焚火台が使いやすいかな。
・収納のコンパクトさ
パチスタンドが圧倒的にコンパクトで、車の片隅にねじ込んでおけます。
ぶっちゃけ焚き火しないキャンプでも車内に放置しといてよいレベル。
その他の焚火台は、立て掛けて隙間に入れています。
・その他
焚火台とパチグリルは頑丈なので上に鍋や鉄板を置いてもビクともしませんが、メッシュシート型の焚火台は耐荷重が5kgなので焚き火を熱源として調理するには不向きです。別途ファイアーハンガーのようなものを使う必要があります。
炭火コンロとしての焚火台L
・想定ユーザ:4人
焼き面積は約40cm×40cmあるので、4人位のBBQなら問題なく使用できます。
野菜や貝類など焼き面積の大きい食材も問題ありませんでした。
なお、焚火台Lのサイズは45cm×45cmですが、端っこは熱が伝わってこないため若干狭いです。
・使用する木炭量の目安:2時間で1.1kg
記録をとってる回は、いずれもマングローブ炭850g+オガ備長炭250gの割合で使用していました。
七輪と比べて炭と網の間に距離があるので、マングローブ炭を多めに使うことで嵩増ししています。
2時間経過する頃にはお腹いっぱいになって広い焼き面積は不要なので、残った炭は七輪へ移しました。
・火熾しはしやすい
四隅の隙間や角錐の中心部から空気が入るため、通常のBBQコンロと同じ要領でOK。
記録上はいずれも30分前後で熾きています(七輪よりは時間かかる、BBQコンロとしては平均的)。
炭床をセットするとより効果的ですが、重い&高価なのでお好みで。
kyanは嵩のあるマングローブ炭を多めに使用することで対処しています。
・BBQが終わるまで焚き火に移行できない
当たり前ですが食事中に焚き火できないので、一台で賄おうとするとBBQが円滑な進行のボトルネックになります。
焚き火するなら別にBBQコンロを用意した方がよいですが、どうしても一台で済ませるならば予め時間の使い方を想定しておくとよいでしょう。
コメント
焚火台Sは販売されている薪をくべるには小さすぎて何かと不便だったため、追加購入しました。
薪を余裕をもって扱えるようになり、またサツマイモなどを放り込むスペースがとれるので焚き火がより楽しくなりました。
購入から3シーズンは毎回使用していましたが、最近はソロや周遊型のキャンプ時はコンパクト&軽量なパチスタンド、連泊だったり調理メインの時はマルチに活躍できる焚火台Lと使い分けています。
メーカーサポートが期待できるスノーピーク社の製品なので、どなたにも自信をもってオススメできるのもよいですね。
最近こそ各社から様々な焚火台が発表されて選択肢が拡がりましたが、その中でも「買ってよかった」と思える、所有欲をくすぐってくれるギアといえます。
【結論】万人にオススメできる元祖・焚火台
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