無料ブログからWordPressへ引っ越しの流れと所要時間

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪

忘れた頃に更新される引っ越し記事シリーズ。
前回は、独自ドメイン+wordpress環境へ移転のメリット・デメリットに触れました。

今回は、移転に必要なものと移転の流れ(=何をするか)、そして所要時間について書いてみます。

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移転の前提知識など

移転の流れ(何をするか)

流れ

<1.レンタルサーバ契約>

<2.独自ドメイン取得>

<3.DNSとSSL設定>

<4.Wordpressインストールと設定>

<5.旧ブログ記事のインポート>

<6.その他の細々とした作業>

<7.移転のお知らせと転送設定>

移転完了!

次の項目から、kyanが実際に行ったことを流れに沿ってダイジェストで書いていきます。

移転にあたって必要なもの

移転にあたって必要なものは、こんな感じ。

・クレジットカード
・時間
・若干のPC/ブログ知識(DNSとか、Wordpress構築方法とか)
・わからないことを検索するノウハウ

クレジットカード

オンライン契約の必須アイテム。
銀行振込対応の業者もたまにありますが、選択肢が狭まるのと手続きに時間かかるのでオススメしません。

時間

作業や設定、調べ物…どれも時間かかります。

凝りだすとそれこそ何百時間でも湯水のように消えてくので、優先順位付けと割り切りが重要です。
(とはいえ、右も左も分からないと優先順位の付け方もわからず後で困ったりするのですが・・)

若干のPC/ブログ知識

DNSなどのネットワークとWordpressに関する知識、操作する道具としてのPC知識は多少必要です。

よくある項目についてはレンタルサーバ側でも親切に解説してくれてますが、初心者は「書いてある日本語が何を意味するか理解できない」ところから始まります。

最近は「サーバ引っ越し代行業者」や「Wordpress代行構築業者」さんもいるので、「まったくわからない!」って場合は丸投げしてブログを書くことを優先するのもアリと思います。

対応範囲や料金はコチラから確認できます(相談もできるそうです)↓

わからないことを検索できる引き出し

いかにGoogle先生を使いこなすか、情報の真偽をジャッジする能力の優劣で問題解決までの時間が大きく異なります。

トライ・アンド・エラーで慣れるしかないですが、「わからないことを調べる」という姿勢が大切です。

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実際に行ったこと(概要)

レンタルサーバー契約

様々な業者さんを比較検討した結果、mixhostと1年契約しました。

当初は月額コストの安いロリポップが有力でしたが、初期費用が心理的なネックでした。
同社は無料キャンペーンを定期的にやっていたので待っていたところ、mixhostを知り、しかも初期費用ゼロ!
ネット上での評判も上々だったので即決でした。

プランはスタンダードプラン1年契約。
料金は月額980円(税別)、これが1年契約だと初年度半額になって6350円(税込)でした。

申込手続きは10分とかかりませんでした。

<選択ポイント>
・初期費用が無料であること
・初年度半額キャンペーンをやっていたこと
・無料おためし期間があること ※現在は返金制度に変更
・独自SSLが無料で利用できること
・14日分のバックアップが自動&無料
※バックアップ機能が提供されていなかったり有料というところも。
・ストレージが全てSSDであること

細かいスペックなどはコチラから確認できます↓

独自ドメイン取得

お名前.comにて取得しました。
最近だとレンタルサーバー業者がドメインのリセラーを兼ねてることが多いので、その場合はサーバーと一括で契約できて楽ですね。

費用はドメインの種類で変わりますが、kyanが使用している「.info」の場合は年間1628円(税込)です。

「ドメインの取得」というと大仰そうに見えますが、空いてる名前から選択し必要情報を記入・支払いを済ませるだけなので、PCの知識はほぼ不要です。

手続自体も10分あれば終わりますが、自分が納得できて・かつ空いてるドメインを探すのに時間かかりました

キャンペーンや料金はコチラから確認できます↓

DNSとSSL設定

DNS設定

取得したドメインでブログを閲覧できるようにします。

作業自体はドメイン業者の管理画面からレンタルサーバー業者指定のアドレスを入力するだけなので、5分もあれば終わります。

お名前.comの設定画面より入力します

SSL設定

レンタルサーバの管理画面から行いました。

設定自体は5分もかかりませんが、反映されるまで最大24時間かかるので余裕をみておきましょう。

現在契約してるカラフルボックスでは、ドメインを追加すると自動でSSLに対応してくれます

WordPressインストールと設定

WordPressインストール

mixhostでは「Softaculous Apps Installer」というパッケージサービスから数クリックで簡単にできました。

初期設定を終えるまで15分もかかったかな?拍子抜けでした。

WordPressの各種設定

トライ・アンド・エラーの連続でした。

WordPressは、実に細かいところまで設定できます。
特にUIに関する設定はユーザビリティに直結するため、時間をかけて少しづつ設定を変更していきました。

右も左もわからないkyanは、最初ナチュログ時代の設定を踏襲しましたが・・・思い通りに表示されず試行錯誤することも多く、調査込で100時間以上かかりました。

振り返ってみて、最初は初期設定ではじめるなどしてブログ開始を優先し、走りながら設定を見直していくのが現実的かなと思います。

①Wordpress本体の設定

表示や投稿など、ブログ全体に関する設定を行います。
あわせてカテゴリやリンクの作成も行いました。

②テーマを決める

「テーマ」とはナチュログでいうところの「テンプレート」ですが、ナチュログと異なり選択肢が無数にあって、何を選んでよいか迷いました。

「Wordpress 無料テーマ」といったキーワードで検索して評判の良かった「simplicity2」を選択しました。
(今は後継テーマである「Cocoon」へ移行しています)

③テーマをカスタマイズする

「simplicity2」はヘッダ画像位置からSEO対策まで事細かにカスタマイズ可能ですが、ベストが何かわからなかったので、多くをデフォルトの状態でスタートしました。

④プラグインをインストール

WordPressでは、本体やテーマで実装されてない機能を追加する小プログラムのことを「プラグイン」と呼んでいます。

入れる程に動作が重くなるということで、「セキュリティ上、導入が必要なもの」と「ナチュログ時代に使っていた機能で、Wordpressでは標準で付属しないもの」、「これまで○○をやってみたかったけど、ナチュログではどうやって実現してよいかわからなかったことを実現してくれる」プラグインを中心に導入しました。

旧ブログの記事移転(インポート)

WordPressへの移転で最も手間がかかるプロセス。

というのも、既にあるタグの置換などは一括で編集できますが、文章の修正や新規タグ付加などは手作業になるため、記事数によってはかなりの時間を要します。
(どこをどのように編集したらよいか、等の具体的な編集方法は次回以降の記事で紹介します)

ちなみにkyanは全記事を移転しましたが、移転しない方も結構います。
理由はそれぞれでしょうが、時間リソースの有効活用という観点からは、さっさと開設して記事執筆にリソースを割くのも一案です。

①ナチュログからデータをダウンロード

・画像(少し手を加えて半自動化しました)

ナチュログにアップした画像を一括ダウンロードする方法
ナチュログに保存している画像ファイルを一括ダウンロードする方法をご紹介します♪

・記事/コメント(ナチュログ標準機能)

②ダウンロードした記事データをWordpressで読み込めるように加工

・記事を一旦下書きモードへ変更
(二重公開を防止)

・リンクアドレスを変更
・ファイルをサイズ2MB単位で分割
(1回にインポートできる上限があります)

③Wordpressへデータをインポート

・画像(プラグイン+FTP)
・加工した記事/コメント(プラグイン)

④インポートした記事を編集

・パーマリンク(URL)を編集
・見出しタグ(h2~h5)を付加
・改行位置変更に伴い不自然になった文章を修正
・ブログカード設定
・画像のスライドショー(lightbox)対応
などなど…

その他の作業

細々した作業を一つ一つ行っていきました。

<作業例>
・URL変更に伴うアフィリエイト再申請
・アフィリエイト再申請用に新規記事をいくつか作成
・ブログ村などランキングサービスのURL変更
・サイトポリシー作成
・似顔絵作成
・アバター登録

などなど…

記事執筆と直接関係ない作業ですが、それでも累積で10時間ちょっとかかりました。

移転を優先し、後回しでもよかったかもしれません。

転送設定&移転のお知らせ

転送設定

ナチュログの「炭火に魅せられて」に訪問してくれた方がWordpress版へシームレスに来てもらえるよう、転送設定をしました。

設定といっても、無料ブログで(わざわざユーザを逃がす)転送機能なんて親切な機能はないので、CSSを自力でカスタマイズする必要がありました

自動的に転送するコードを貼り付け、かつGoogleに「このサイトはコピーです」と宣言するコードを埋め込みました

ナチュログ側で「移転のお知らせ」公開と同時に転送できるよう、事前にサブブログで設定とテストを繰り返しましたが、それら調査に2~3時間、設定は20分位かかりました。

移転のお知らせ

自ブログへの掲載文と、リンクいただいてる方へお知らせ兼リンク変更依頼の連絡をしました。

ご挨拶

執筆に1時間、お知らせメール送信に1時間半位かかりました。
(大半の方はメールアドレスを存じないため、各ブログの「メールを送る」機能を使って一人づつ送信しました)

残念だったのは、既にブログ更新を停止されている方がいたり、ブログそのものがなくなってる方が複数いらっしゃったこと。
個々に事情があると思いますが、寂寥の感がありました…。

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移転に要する期間

実績:期間6ヶ月、約300時間

2017年6月中旬にレンタルサーバーを契約し、半年後の12月上旬に移転完了しました。

<内訳>約298時間

作業項目 かかった時間 備考・作業内容など
レンタルサーバ契約 調査20時間+契約10分
ドメイン取得契約 調査3時間+ドメイン探す5時間+契約10分
DNS・SSL設定 調査30分+作業10分
WordPressインストール 15分+30分 インポート途中でうまくいかなくてやり直しました
WordPress設定 100時間 調査やトラブル解決の時間込
記事引っ越し(インポート) エクスポート15分+置換3時間+記事修正145時間+画像ダウンロード&アップロード4時間 合計859記事(そのうち495記事が「速報」などの100文字程度の短文)
細かい作業 10時間 アバター作成、プライバシーポリシー策定、ブログ村など各種サービス移転・設定など
転送設定&移転お知らせ 6時間 調査、設定、文案検討、お知らせ送信&公開

移転にあたり同種事例を掲載しているサイトを数ヶ月にわたり300近く見て回ったでしょうか。
元々興味があったので苦ではなかったものの、面倒臭いと思わなかったといえば嘘になります。

周りに聞ける人がおらず、予備知識のない状態で一から調べたので、検索+トライアンドエラーの連続でした。

さらに面倒だったのが既存記事の移転。
修正に要した時間は、全859記事の修正だけで約145時間(トラブル発生時の調査時間含まず)。
通常記事1本につき15~20分、速報記事は同3分程かかった計算ですが、手探りで行ったので(仕上がりに納得いかず)途中でやり直したりで3ヶ月かかりました。

夜から朝にかけてコツコツと修正していきましたが、代わりに2017年下半期のブログ更新は壊滅・・・(本末顛倒)。300時間があれば、独立した記事が30~40本は更新できましたね。

振り返ると夏場はキャンプ三昧だったことと、記事修正の面倒くささにさじを投げた期間を考慮すると、頑張ればもう少し早められたのかな。
当初は余裕をもって8周年(9年目)の節目(11月4日)に移転予定でしたが、間に合いませんでした。

正直、移行作業は二度とやりたくありません

知識ゼロからはじめた場合の目安

記事移転をしない場合…30~150時間位

【作業内容】
ドメインサーバ取得、サーバ業者選定と契約、Wordpress導入と設定、テーマ選択と設定、カスタマイズ、アフィリエイト申請、サイトポリシー作成など

「とにかく早く公開したい!」とデフォルト設定のまま進めるなら、実作業は10時間位でしょうか。
むしろ時間の大半はカスタマイズ、不明点の調査、トラブル解決に費やされます。

記事移転をする場合…追加で20時間+(3~20分×記事数)

WordPressへの移転で最も面倒くさい記事移行。

インポート自体は簡単ですが、改行位置がずれたりフォントや文字サイズが変わったりで最初は見れたものではありませんでした。それらをひとつひとつ手修正…来る日も来る日もタグを打ち続けると肩は凝るし、何よりも感覚がおかしくなります

速報(現地キャンプリポート)以外の記事は1本に画像30枚、40枚と貼り付けていることがザラで、1記事の修正だけで15~20分かかりました。

kyanはナチュログ時代の8年間で約900記事を書き上げました…もっと早くに移転すればよかった
ひたすらタグ打ちしても数がなかなか減らない状況に、毎日が苦行でした。

時間も手間もかかるので、「旧記事をどう扱うか」を予め考えておくとよいです。

kyanは記事修正作業中「ここにかける労力があったらその分、新しい記事を書いたほうがプラスになるんじゃないか」と何度も悩みました。

旧記事を移転しないとか、移転する記事を取捨選択して編集する絶対数を減らす(例えば「速報」カテゴリは除外するとか)など割り切りも大事かな?と思いました。

面倒な引っ越し作業をプロにおまかせするという選択

これまで見てきたように、引っ越しは結構な手間と時間が必要です。

こういった地道な作業が好きな方はともかく、大半の方にとっては「Wordpressへ引っ越ししたい!でも何十時間もかかるなら記事を書きたい・・・」と考えると思います。

そんな方にオススメなのが、wordpressへの引っ越し作業を代行してくれるプロの業者
「時間をお金で買う」という考え方がありますが、面倒な作業はプロに任せて自身は記事執筆に専念と割り切るのもアリです

いくつか検索して評判よさそうだったのが『サイト引越し屋さん』でした。
移転作業は元より、相談に合わせて提案してもらえるようなので、一度問い合わせてみるのもアリかもしれません。

対応範囲や料金はコチラから確認できます(相談もできるそうです)↓

コメント

「ブログ移行ってどんなことをするか」、イメージをつかめましたか?

書き出して思いましたが、手間やコストを考えると誰にでもオススメできるものではありませんね。
この記事を読まれる方の大半はブログを書かれてる方と思われますが、移行は、そこにかかる時間と「その時間で他に何ができるか」をよく考えて検討されたほうがよいでしょう。

今回はここまでにして、次回は項目別の具体的な設定を書いてみたいと思います。

本日も読んでいただき、ありがとうございました。

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