【キャンプ場レポ】おたる自然の村

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は、小樽市のおたる自然の村をご紹介します。

(掲載日:2020/07/17 最終更新日:2020/07/17)

おたる自然の村


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キャンプ場の位置

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基礎情報

HPおたる自然の村
住所〒047-0012 北海道小樽市天狗山1丁目国有林野4152林班
連絡先0134-25-1701
所有者・管理者(所有者)小樽市
(指定管理者)一般財団法人おたる自然の村公社
オープン期間5月1日~10月31日
料金入場料+持ち込みテント料金
入場料 1泊200円
持ち込みテント料金 1張500円
※タープも料金必要
※デイキャン時も同額必要

バンガロー利用料 1棟3000円

時間チェックイン14時~ チェックアウト~10時
ゴミ廃棄可(有料、2区分)
(燃えるゴミ/燃えないゴミ、各40Lにつき50円。要分別)
※事業ゴミとして処理
温泉・場内受付棟(おこばち山荘)にお風呂あり
 11~14時、大人300円、月曜定休
※観光案内サイトには15時と記載ありましたが、訪問時は14時まででした。
・湯の花 手宮殿まで約10km、車で20分
携帯MNO3社(docomo、au、SBM)使えました
トイレ1ヶ所
炊事場1ヶ所
水質水道水(飲用可能)
車の乗り入れ不可(リヤカー10台以上あり)
駐車場
夜間ゲートクローズ有(22~翌6時)
焚き火可(直火不可)
※火災防止のため常設幕か自分のタープ下でのみ可能
薪販売有(1束600円)
※結構しっかりした薪で、隣でおじいさん達が一所懸命割ってました!
ペット不可
※場内入口や管理棟などあらゆるところにペット厳禁の表記があって、例外はないだろうな、って位に固く受け入れを拒んでいます
遊具あり(木製遊具や運動広場)
※パークゴルフ施設を併有
見える景色森林
就寝時の音鳥や虫の鳴き声
客層ファミリー、一部ツアラー(8月お盆時期)
買い物小樽市内にスーパーがいくつもあり
南樽市場で新鮮な魚介類が安価に購入可能
※管理棟にて消耗品の販売やレンタル品あり
立地道道956号(小樽環状線)を余市方向へ進み、天狗山展望台方向へ曲がる
備考無料送迎バスが小樽駅から1日4便運行、月曜運休
自然の村発 9時/10時/13時/15時
小樽駅発 9時半/10時半/13時半/15時半

駐車場


案内文

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キャンプ場レビュー

例年はオープン中のキャンプ場でも、クローズしている場合があります!
COVID-19の世界的流行に伴い、キャンプ場の開設を見合わせたり完全予約制・入場数制限をかけている場合があります。

今後の計画を立てられる際には、事前に管理者への問い合わせをオススメします。

利用時の情報

利用回数1回
利用日2019年8月13~14日(1泊)
利用形態ソロ
利用目的知人と定例キャンプ会のため

サイトマップ

衛星写真

画像

場内図
かなりデフォルメされていますが、管理棟とサイトはかなり離れています

サイト構成:フリーサイト

フリーサイト
炭火や焚き火は緑のドカシーの下で行います

オール林間サイト

いかにも「キャンプしてます」って典型的なシチュエーションでした。
常時木陰なので朝も涼しかったです。

広いスペースはあまりない

林間の真ん中に通路があって両脇にテントを張るイメージですが、あまり奥行きがないので、出遅れる程に通路奥まで行く必要があります。

平坦なスペースは少ない

通路奥へ行くほどに上り坂になり、両サイドは右から左へ向かって緩やかな傾斜があります。
設営時は就寝方向に注意するとよいのと、大型テントだと快適な設営場所が限られると思います。

地面はやや硬め

ソリステなどの鍛造ペグがあると楽かも。

火器を使える際は場所に注意

設営時に常設の幕近くに張るか、自分の幕内でのみ使用可能です。
炭火やBBQ位ならテントやスクリーンタープを活用できますが、焚き火をする場合はコットン製のタープを使用するか設営場所に注意が必要です。

火器は緑のグリーンシートが吊るしてあるところで使えます

常設テントが多い

小川テント製で、試しに入ってみたら中は結構広かったです。
なおカビ臭いので換気必須(すぐ出てきました)

常設テント
思ってたより広いです

サイト構成:バンガロー

バンガロー

設備

管理棟(おこばち荘)

受付の他、入浴施設や研修施設があってちょっとした民宿みたいな雰囲気です。
トイレは奇麗でした。
施設隣にゴミステーションがあります。

管理棟とゴミステーション

トイレは場内に1箇所

個室や小便器がたくさんあって、お盆時期の朝でも全く並びませんでした。
建物内のドアは開けっ放しなので匂い等は気になりません。但し、男性用は匂い対策なのか、小便器で常時水が流れていましたが勢い良すぎて水が跳ねて汚なかったです(床が濡れてるのはそのせい)

トイレ

炊事場は1箇所

蛇口がガッツリあるので、これまた並ばずに利用できます。
灰捨て場もここにあります(捨てた後に水をかけるルールあり)

炊事場と灰捨て場

感想

おたる自然の村、ココがいい!

豊富なこどもの遊び場

一面広がる林間に遊歩道、規模の大きい木製遊具に運動広場…子供を遊ばせるのにはうってつけです。

遊具の規模は結構大きくて遊び甲斐がありそう!

小樽観光の拠点となりうる立地

天狗山に位置する当キャンプ場は小樽市街地からも近く、観光にも比較的便利な立地です。小樽は本州へのフェリー航路がありますが、人によってはフェリー下船後の初泊としても使われているようです。

おたる自然の村、ココがイマイチ・・・

死ぬほど大変な荷物運び

駐車場からサイトまで約300mの距離をリヤカーで運びますが、これが辛い。
ほどんどの区間が荷物を運び辛い砂利道の上、強い傾斜になっています(設営時に上り坂)。
ファミリーキャンプなどで2往復したら、それだけでもうヘトヘトです。

まだ入口。300mほど坂を登った先がゴールです!


普段運動しないkyanは途中で心臓がバクバクいって辛さのあまり、途中で芝生に寝転がってしまいました(しばらく動悸が収まらず、冗談抜きでここで死ぬかと思いました)。
さながら、おたる自然の村ならぬおたる苦行の村(もしくは修行の村

ここまできたらあともうちょっと!


行くならば、登山装備の軽量化を意識して荷物を極限まで減らすことを強く強くオススメします
(せめてリヤカー1往復で済む量に抑える)

ちなみに所要時間は片道10~15分位。
さらに使ったリヤカーは入口まで返却&撤収時はリヤカーを入口まで取りに行かなければならないので、トータルで30分~1時間位は見ておく必要があります。

正直ここまで時間と手間がかかるのなら、その分遠くてもオートキャンプできる他へ行く選択肢も現実的です
(オフシーズンならライダーはバイクの持ち込みを許容された事例をネットでみかけたので、そういうケースならアリかもしれません)

独自ルールが多い

例を挙げますと

・常設幕かタープ下でないと炭火、焚火ダメ(火災防止のため)
・残り火は「当日のうちに」灰の缶に入れてさらに水をかけること(火災防止のため)
・ハンモック一切ダメ(布をまいてもダメとのこと。森林保護のため)

理由を考えればどれも一々もっともですし、それだけトラブルも多かった末だろうとも思います。

実際の所どこまで厳密に運用してるかわかりませんが(見回りなどはありませんでした)、ルールがあるならそれは守らねばならないので…正直なところ、ちと窮屈でした。

ペット固くお断り

ペット不可のキャンプ場自体は割とあるんですが。
ココは場内至るところに掲示されていて、まるで親の仇であるかのよう。
「絶対受け入れない!」という強い意思がみて取れます。

あちこちにあるペット禁止の文字。
憂鬱になります…

ちなみに理由を聞いてみましたが、「ダメとなってるからダメなんです」と教条主義的な回答でイマイチわかりませんでした。

キャンプ場によってはペット不可といいつつ閑散期は黙認、というところもあるそうですが(不可のところには最初からペットを連れて行かないので、交渉経験がなく伝聞のみ)、ココはそういったお目こぼしは期待できなさそう。
ペット連れの方は候補から外したほうがよいでしょう。
言い換えれば、ペット嫌いの人には安心して利用できるキャンプ場と言えるでしょうね。

チェックアウト時刻が早い

概ね11時に設定している所が多い中、ココは10時で早い印象。
前述のとおり荷物運びが他のキャンプ場より手間かかることを考慮すると、11時だとありがたいです。

デイと宿泊で料金が同じ

相場は概ね半額なので、同額は割高感があります。
チェックアウトが10時と早めの設定ですので、せめて宿泊客がデイを追加するような場合は半額にしてくれると嬉しいのですが。

気づいたところ

販売してる炭は下川木炭でした

最近、道北以外ではあまり見かけなかったので嬉しかったです(笑)

コメント

昔ながらの正統派野営場。
木々が生い茂る林間の中でキャンプするのは、子供の頃の林間学校を思い出させてくれます。

遊具が多いことから「子供を思い切り遊ばせたい」、また観光地小樽市内のキャンプ場であることから「寝るだけに特化して宿泊費を浮かせて小樽観光したい」なんて方にはオススメです。

一方で令和のレジャーとしてのキャンプをするなら、他を考慮にいれたほうが正直よいかな。
荷運びが特A級に大変なのと、全般に制約が多いです。

指定管理者たる公社の事業概要には「野外活動を通じて青少年の健全育成及び市民の健康増進を図る…」とのことで、市や指定管理者が考えるキャンプの位置づけが一世代か二世代は古く、窮屈感は否めません。
職員の方々はどなたも丁寧でとても好感がもてるだけに残念です。

kyanは事前に知った上で「これまで行ったことない場所を攻めよう!」と覚悟してチョイスしましたが、それでも荷物運びにめげました。その割に「ココじゃなきゃ得られない景色や体験」というのも残念ながら見いだせなかったので、利便性が向上するかイベントがあるなど何らかの変化がなければ次はないかな、というのが正直なところです。

【結論】教育施設としてのキャンプ場…かな

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