【100均シリーズ】ダイソー バーベキュー用 炭(ベトナム産)

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪

本日は、ダイソーでビニル袋に入って売られてる木炭(炭-107)をレビューします!

ダイソー木炭(炭-107)

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ダイソー木炭(炭-107)のレビュー

来歴

2021年に北海道内のダイソーにて0.5kg110円(税込)で購入。
2022年7月に計3回、約0.5kg、約4時間使用しました。

使用したコンロは、切り出し七輪です。

梱包表面

スペック

原産国 ベトナム産
製造者 不明
販売者 株式会社大創産業
原材料 リュウガン、ライチ
JAN 4549892406027 炭-107
単価 220円/kg(税込)
箱サイズ 60サイズ (16cm×23cm×10cm)

状態

炭の形状

バラ

炭のサイズ

長さ3~12cm、太さ3~7cm
破片のような小さい炭なので、七輪や小さいコンロに向いています。
(一般的なBBQコンロは深さがあるので、この大きさでは十分な火力が得られない可能性が高いです)

これで全量です(意外と少ない?!)

叩くとザクザクとした音がします

比重の軽い破片が多く、消し炭みたいでした。

触れると手に炭粉がついて真っ黒になります

この炭がどうこうではなく、黒炭焼きだと木炭粉が多くついています。
粉は細かく爪の間にも入って厄介ですので、扱う時は軍手をはいたほうがよいでしょう。

炭は化粧袋とは別のビニル袋に入っています

袋は二重になっていました。

ですが、炭粉が漏れ出して汚れていました・・・。
炭は尖ってて薄手のビニル袋だと穴を開けてしまうので、もう少し厚手の袋でパッケージするとよかったです。

後日購入店の炭コーナーをよく観たら、炭粉が漏れ出していました

使用感

着火性能

18分(3回の平均値、最短13分/最長21分)
※いずれも七輪で一からオガ備長炭の焚き付けとしての火熾しです。

小さい破片ばかりで、単体だと10分ちょっとで真っ赤になっていました。
火熾ししやすい炭といえます。

ダイソー木炭をセリアの100均火熾し器で着火中です

「着火した」の定義

kyanは「全体の7~8割が白い灰で覆われて、すぐ焼き物ができる状態」になるまでの時間を計測しています。(炭片の一部に着火するまでの時間ではありません)着火時間の目安は黒炭が10~20分、白炭が15~25分です。

着火時臭

熾す際に酸っぱい匂いがしますが、野外で熾す分には許容範囲内でした。

爆ぜ

特にありませんでした。

火保ち

約1時間

大きい破片は1時間ちょっと、小さい破片は1時間以内に消滅していました。
保温用途ならともかく、焼き物料理で実用になるのは1時間未満です。

熾きた状態の炭

「火保ち」時間の定義

kyanは、「熾きて焼き物ができるような状態になってから、焼き物ができない状態に火力が落ちるまで」の時間を計測しています。火保ちの目安は黒炭が1~1.5時間、白炭が1.5~2時間です(炭片の大きさによります)

火力

強め(その分、火保ちは悪い)

熾きた直後は炎が上がるので焼き物には不向きです(食材表面が焦げます)が、落ち着いた後は普通に使えます。

ダイソー木炭(炭-107)でステーキを焼いてみました

灰量

不明(未計測のため)

灰の色

消し炭としての再利用

不可
(黒炭特有のボロボロ崩れて使いづらいことに加え、そもそも小さい破片しか入ってないので実用になりません)

よいところ

100円単位で買える

100均で買える貴重(?)な一品。
七輪1回分(1時間程度使用可能)の分量で使いやすかったです。

キロ単価はホームセンターと較べて割高ですが、必要量だけ使えて帰りの荷物にならない点は便利ですね。

全国どこでも同じ物が買える

旅行先でも手軽に買えるのは、とても便利です。
どこでも買えるせいか、キャンプ場でも使用している姿を見かけます。

気になるところ

一般的なサイズのBBQコンロで使うには木炭が小さすぎる

小さなパッケージなので、小さい炭片(指先~こぶし大くらいのサイズ)しか入っていません。

一般的なサイズのBBQコンロには小さすぎて、食材との距離が開いて熱が食材まで届きにくくなります。

そのような場合は、ホームセンター等で3kg以上のパッケージを購入したほうがよいでしょう。

炭としてはイマイチな品質

わざわざ劣悪な木炭をチョイスしている訳ではないと思いますが、(コストを抑えるため?)小さい破片ばかりで火保ちしないのと、熾きるのが早い反面炎が落ち着くまでに時間がかかるので、「調理用の木炭」としてみるとイマイチでした。

規定量に足りないパッケージがあった

計2袋購入しましたが、そのうちひとつが規定量を満たしていませんでした。

500g入りのはずが、計測すると465gしか入ってませんでした(誤差7%)。

日本の計量基準を定めた計量法には「物象の状態の量について、法定計量単位により取引又は証明における計量をする者は、正確にその物象の状態の量の計量をするように努めなければならない」(10条)とあり、その具体的な目安について、商品量目制度に関するよくある質問と答え(経済産業省)のQ3によると、100~500gの表示量に対する誤差範囲は4%としています

実際の量が表記に比して7%も少ないのは誤差を逸脱しており、品質管理に不安が残ります。

内容量が表記より少なかったです

ちなみに本品のパッケージには「500g」と記載されていますが、これは形が不揃いな天然木の炭をピッタリの計量に収めることは現実的に難しいためと考えられます。

この場合『約』という表現は「500gよりも多く入ってるかもしれませんが、ピッタリの量には収めるのは難しいため500gの分量として販売します(=多くても追加料金は頂きません)」という趣旨で使うのが適当であって、「500gより少なくても『約』と記載しておけばウソをついてない」という言い訳として使うのは商売に携わる者として不誠実と考えます。
(=内容量が規定量に満たない場合のリスクを消費者に転嫁する意図が疑われます)

さらに追加しますと、木炭は焼成後に湿気を吸って重くなる性質がある(=詰め込み時より重くなることはあっても軽くなることは基本的にない)ため、たとえ表記通りの重量であっても木炭そのものはもっと軽かったことになります。そんな木炭でパッケージ記載重量を満たしてないというのは論外ですし、一万歩譲って内容量が少ないことを許容したとしても、7%の誤差はオイタが過ぎるように思います。

業者は、内容量の正確性について誠実に取り組んでもらいたいです。

こんな方へオススメ

木炭を現地で使い切りたい方

500gと1回で使い切れる量なので、帰りは身軽に済ませたい方に適しています。

小さいコンロを使用している方

内容は焚き付けかと間違うような小さい破片の炭ばかりなので、七輪やソロ用のコンロだと割らずに使えるので便利です。

感想

「ワンコインで買える」、「全国のダイソーで購入できる」利便性の高さがウリの一品。

荷物を増やしたくない(けど炭火を楽しみたい)ライダーが旅先で現地調達したり、薪代わりに焚き火で使う、よく燃えるので焚き付け用途であれば十分オススメできます。

一方「焼き物調理をする木炭」として炭本来の品質はイマイチで、積極的に選ぶ理由は少ないかな。ホームセンターでPB品のマングローブ炭を購入した方が満足度は断然高いと思います。

もっとも、規定量を満たさないパッケージがあったので、kyanが今後買うことはないと思います。

【結論】わざわざ指名買いするほどではありません

コメント

  1. ジャイアン より:

    こんばんは♪
    最近はコレばっかりです。
    スグに火がつくし使い切るから水分も吸収しないので、爆ぜないし私にはこれで充分です。
    でも火持ちが悪いので、2袋使った事があります・・・

    この時期だと火持ちが悪いので、ホームセンターで買った方が経済的ですね。

    • kyan より:

      ジャイアンさん、おはようございます。

      前に「木炭を(旅先では入手先が限られる)薪の代用品として使う」と伺っていたので、ジャイアンさんは使ったことがあると思ってました😄

      売り方が特徴的なので、ニーズにハマる人にとってはとても便利な商品ですね。
      単価が高いのは少量を小分けしてる以上、仕方ないかなとは思います。

      ただ、薪の代用品として煮炊きなど間接的な熱源としてなら本品はアリですが、バーベキューのように食材を直接加熱する用途では他の炭を使ったほうが手軽に美味しく焼けるかな・・・岩手なら切炭や備長炭で焼き鳥やると食材がふっくら焼けて美味しい気がしました。