2008シーズンはじめてのキャンプは、やや遅い9月。仲間内でマオイオートランドへ行ってきました。
きっかけ
最初は予定になかったのですが、がーさんの出張に合わせて急遽催行することに。
「近場」「温泉を含めた設備が整っている」キャンプ場を探した結果、マオイオートランド(長沼)が浮上。長沼なら「ジンギスカン食べ比べかな?」という話になり、予約もとれてトントン拍子に話は進みました。そのうち、きよぴこさんも合流できることが決まり、催行が本格的に決定したのは前晩の午後9時過ぎのことでした…
9月17日(水)自宅~マオイオートキャンプ場
キャンプ場まで
いつも通り荷物を積み込んで淡々と出発。途中、アルペンで予備のマントルを購入。
使用予定のランタンはショップブランドのため、特定のショップでしかパーツを購入できないのは痛い。その後、きよぴこさん、がーさんをそれぞれピックアップし、スーパーで不足物を買い出し。トウキビ2本(@78)を買ったつもりが、後日レシートを見たら別の野菜(@79)として計上されていました(苦笑)
買い物後、高速道路で札幌市内を通りぬけ。
当時はETCを利用した社会実験(という名の料金割引施策)を実施しており、400円のところ300円(札幌北IC~同南IC)で利用できました。札幌市内を抜けるにはそれなりに時間がかかるため、費用対効果に見合うと判断して利用。おかげでスムーズに抜けることができ、キャンプ場にはチェックイン開始時間の13時きっかりに到着しました。
長沼町に入ってから、「長沼ジンギスカン」「かねひろジンギスカン」「佐藤精肉店」を順番に回って肉を、近くのコンビニで酒類をそれぞれ買い求め準備万端(笑)
食べるまで
受付で支払を済ませてゴミ袋を受け取り、場内を見学。先行の1組以外は全く予約が入っていないとのことなので、トイレや炊事設備に近い中央部分(=本来なら混雑する)に設営することに。
慣れてるメンバーだけに設営もスムーズ。荷物の搬出からテントを設営/火熾しをして食べ始めるまで、いつもなら2人で優に1時間を超えるところ、今回は3人で約50分。
「人手と熟練度は大切だなぁ」としみじみ思ったのでした。
なお、テントがカビ臭かったため、フライシートはかけずお日様の下で風を通すことに。昨シーズンの最終キャンプは撤収時に雨にたたられて満足に乾かなったことと、倉庫の臭いが移ったようです。ちなみに火熾しは放置していたので計測していません。いつも通り着火するだけでガンガンに熾きていました


(写真左:火熾し風景。手順は今とは若干異なります写真右:氷で冷やしてます)
回りは誰もおらず、他のグループは距離のあるオートサイトに予約とのことで気兼ねなく楽しめます。ちなみに、シーズンを外すと北海道のキャンプ場はどこもこんな感じです。ましてや平日ですしね。
一次会・ジンギスカン
さて、昼飯をとっていないため、早速宴会開始。まずは、腹が一杯になる前に肉類を食べてしまうと、「長沼ジンギスカン食べ比べ」を実施。趣向を凝らして「七輪で網焼き」と「バケツコンロ+ジンギスカン鍋」という2種類の食べ方を用意してみました。人によって「ジンギスカンは鍋派」と「網派」に分かれるため、「じゃあどっちが美味しいか同じような条件で試してみようじゃないか」という企画です(笑)
ちなみにkyanは「鍋の方がふっくら焼けて美味しいかな?」と思いました。
網焼きだとすぐに肉が乾いてしまう&焦げてしまうため固くなってしまい、焼き加減が難しい…という印象です(ご覧になっているみなさんはどちらが好みですか?)。
まぁ鍋の形状や性能にもよって変わるかもしれませんが…。
さて、ジンギスカンのお味はといいますと、
「かねひろジンギスカン」
肉厚で、網でも鍋でもどちらでもふっくら美味しくいただけます。
味付けもベーシックで、松尾ジンギスカンに近い感じがしました。
長沼ジンギスカン「タンネトウ」
辛口の味付けが特徴(以前食べたフルーツラムに近いかな)。
肉が薄いので鍋で食べると美味しかったです(網だとすぐ焦げてしまいました)。
「佐藤精肉店」
酸味がほのかに効いていて、あっさりと食べられました。
これも肉が薄目なので鍋かな。kyan的には一番美味しかったです。
そして食べた後の3人の評決によると、「かねひろジンギスカン」が最も美味しかったということになりました
さらに勢いに乗って、がーさん推奨の「フルーツラムジンギスカン」もいただきました。
#ええ、今回はちゃんとありましたよ(謎笑)。
なんだかんだで、3人で3.5kg位食べましたねー(味付けジンギスカンはタレも内容量に含まれるため、実質は2kgくらいかな?それでも一人700g弱!)、よく食べたもんです(笑)
ちなみに、トッピング野菜はシンプルにもやしのみ。食後はうどんをタレに絡めて頂くという定番の方法でジンギスカンを楽しみました。どちらの食材もタレをよく吸い込んで煮られるため、旨味を余す所なく楽しめます。
ながぬま温泉
ここらで満腹&夕暮れが近づいてきたので、一旦片付けて併設の「長沼温泉」へ行ってきました。
「マオイオートランド」ではキャンプ場の入場料に温泉の入浴料金が含まれています。
パークゴルフを楽しんでいる老齢の方々を眺めながらてくてくと歩くこと10分弱、立派な建物が見えてきました。
さっそく入館。
チェックイン時に頂いた入場券を提示し、中に入ります。ここははじめて来ましたが、温泉自体はよくある3セク運営の「温泉の出る銭湯」といった感じで特筆すべき点は特に見当たりません。もっとも、ロッカーは無料、石鹸類完備そして小さいながら露天風呂もあり、基本はしっかり抑えているため何ら問題はありません。すっかりリフレッシュしてキャンプ場へ戻りました。なお、帰りに地元で作っているらしい「どぶろく」を物は試しに買ってみました(350円)。
二次会
サイトに戻り、まずはランタンを灯しました。
ランタンはがーさんがこの日のために入手したアルペンのオリジナルブランド品D-X3000。ガス(OD缶)使用の2マントルランタンで、「世界最高レベルの明るさ」「3000ルクス」がウリです。明るいうちに空焼きしておいたので、特に困る事も無くあっさり点火。確かに明るくて、そこだけ昼間のようでした。
さて、「篝火」が灯ったところで、炭火焼の第2部がスタート。次は海鮮品。予め取り寄せていた牡蠣・ツブ・こまいなどを炙り、ホッカイシマエビを剥いて食べました。
今回は牡蠣が外れ。網焼や酒蒸しは苦味と臭みが強くて食べられませんでした。特に酒蒸しは、鍋の中がなぜか真っ黒に。何の成分が出てきたのか、さっぱりわかりません・・・。生で食べると普通に美味しかったんですが、謎です。二人とも気味悪がって口をつけませんでした。
ツブは2セット(30個)用意してきましたが、がーさんの制作のタレがよく染み込んで美味しかったです。パクパク食べたものの、ほかの二人は「腹いっぱい」とのことで数個だけ食べて終了。まだ腹にジンギスカンが残っていたこともあって全部は食べ切れませんでした。
こまいはきよぴこさんの好みということで注文。したのですが、kyanは食べなかったので味は不明。きよぴこさん曰く「おいしかった」そうです。もっとも、内容量が多くて残してしまいました。
ホッカイシマエビは既に茹でてあるので、そのままムシャムシャ。
適度な塩加減と凝縮した旨みがたまりません。これほど肴にピッタリな食材もなかなかありません。頭は味噌汁にすべくとっておきます。
他にも細々と食べたのですが、その頃には酔っ払っていて何がなんだか記憶が薄れているので割愛(笑)
また、こうして魚貝類を肴にまったりトークをしている間、焚き火(もどき?)を楽しみました。炎があると、なんとなく無言になってしまい、話すときもポツリポツリといった具合。でも、焚き火の最中の話って普段話せないような事もあったりして貴重なひとときです。なんでなんでしょうね?焚き火マジック?それと9月に入ると北海道は冷え込んできますので、炎の回りにいると単純に暖かくて、ついつい長居してしまいます(笑)
今回は通常の薪の入手ができず、またキャンプ場内は綺麗に整備されて小枝がほとんど落ちていなかったためオガライトのみでの焚き火となりました。オガライトは事前に予想していたよりも長持ちしましたが、爆ぜる音がなく淡々と炎をあげて燃えていくのは風情がイマイチで少し寂しかったですwあくまで薪の補助燃料といった位置づけかな。また、オガ炭と同様になかなか着火しません。
今回はきよぴこさんがガスバーナーで炙り続けてようやく着火しました。
就寝
なんやかんやで日付が変わる頃にお開きとなり、片付けてから就寝。マットが足りなかったので、男同士で一つのエアベッドに二人で寝てました…。
こんな事、海外のホテル以来(爆)
ピロートークしてるようで、ものの数分で就寝。最後に見た時計は午前1時前でした。
おまけ:深夜の来訪者
夜中にトイレに行こうとテントの入り口を開けると、なんか光る物体が!
「ええ?!」と驚いて手持ちの懐中電灯を照らすと、キツネ?犬?猫?なんかいました(多分キツネ)。向こうも突然の人間出現に驚いたのか、すぐに走り去ってしまいましたが、心臓止まるかと思いましたw
戻ってから、前室内の物で持っていかれそうなものはすべて片付けました(生ゴミ等は就寝前に片付け済)
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