ル・ピックで牡蠣&焚火三昧・春①(5/28)

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前回寿都の牡蠣直売所へ立ち寄った際に「今年は売れ行きがよいから販売できるのは5月いっぱいかな~」と言われたこと、ツレがモッタ海岸温泉推しのため5月最後の土日はル・ピックへ向かうことにしました。


(写真:設営完了!)

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5月28日(土) 自宅~ル・ピック

出発~チェックイン

8時起床、10時半出発。
積込みは前夜のうちにほぼ終わらせていたものの、ツレの都合で遅延。心は既に炭火モード炎なのに、自分の力ではどうにもならないのでもどかしい!

本日は晴天!
「こんなキャンプは今年あと何回できるだろう…」なんて考えつつ日本海回りで移動。途中、スーパーや海産物直売所で買い出し。「明日はお祭りがあるから本日販売分の牡蠣はすべて出ちゃったんだよ~」と言われたものの、最終的には無事確保。
牡蠣を楽しみにして行き先や行程を組み立てただけに安堵。

寿都~黒松内区間で空が霞がかり…
「アレ?タラ~
空が暗くなり…
「アレアレ?汗
しずくがポツポツと…
「エッ?ガーン
フロントガラスは一面雨に濡れ…
「エ~!?ガーン

朝8時に天気予報を見た時の予想は一日中「晴」。いくらなんでも当日の予報を外すことはないだろうと安心してたのに…心が軽く折れかかるも、まぁなんとかなるだろうと根拠の無い自信を胸にキャンプ場へ直行。幸い、チェックインが終わる頃には雨が降り止みました(セーフ!ウィンク
キャンプ場には13時半到着。

先客の手続きを待ちながら「今年何か変わったところはないかな~」と見てると木こりのローソクを発見。なんでも今年から売りだしたらしく「余所で買うよりは安いと思いますよ」とはいつものお姉さん談。

「チェーンソーで切り込みを入れた丸太」を買う物かは議論の余地があるものの、「時間を金で買う」「チェーンソーなんて持ってない!」なんて人には十分アリだと思う。
で、kyanの手続きの番。
…お買い上げ(笑) だってチェーンソー持ってないモン。


(写真:木こりのローソク。雨が降ってきたりして、結局持ち帰りましたタラ~)

原木は白樺で45cmが1000円で30cmが800円。
45cmタイプで2時間持つかどうか、といったところらしい。
着火は切り込みに文化焚き付けを入れればOKだが、ぶっちゃけ外の皮をはいでもよく着火するとのこと。
行者にんにくウインナーが消費期限が近いらしく半額だったので合わせてお買上げ。
「木こりのローソク」は後でサイトまで運んでくれるとのことで、そのままサイトへ!

ところで今日は参加者で山菜を食べるイベントがあるらしい。
山菜採りから参加する場合は14時半~、山菜を食べるところから参加する場合は15時半~とのこと。ツレに聞いてみると「食べたい!」とのことで参加決定。山菜採りは設営具合によって考えることにしました。

場内は一方通行のためグルっと半周すると、混雑具合はざっくり1/3程度。最近はキャンプ人口増えた感じがするが、この位がちょうどよい。ココに来る人たちは余裕が感じられて場違いな気もするが、まあいいや(笑)
この頃には再び晴れ間が見えてきました。よかった!

サイトに着いてまずやったこと。それは先日購入したハンモックの設置。
とりあえずつけてみたかったので。


(写真:「先にテントを設営しろよ!」と思いつつ…張ってみたかったんですニコニコ)

設営
しまった!
選択したサイトは後ろへ行くにしたがって緩やかな傾斜がついている。
ドゥーブルを台所側に入口を設けると、寝室は下側になるため寝室への入口側に頭を向けて寝ないと寝れない。こういう時に2ルームテントは融通が利かない。

当該サイトは何度も見て知っていた筈だったのに、他のことに気を取られていました。
う~む。
完璧大好きなkyanが優柔不断ぶりを発揮して決断できずにいると、ツレが「悩んでも変わらないんだから、ほらさっさと設営するよ」と。
…ですね(苦笑)
順序的には
車からテントを出す→展開→四隅をペグダウン(仮)→フレーム組立→フレーム通してテント立ち上げ→すべてペグダウン→インナーテント吊り下げ→キャノピー展開
といった具合。
書き出すと面倒臭い。
そして実際面倒臭い(爆)
まだ慣れていないこともあって2人がかりで30分位かかってしまった。
1人で立てられないこともないが、その場合は持ち上げたり引っ張ってくれる人がいないので、2人でやるより倍以上の時間がかかるだろう。

なんとか設営完了。この時点で14時半近いため、山菜採りは不参加決定。引き続き周辺物を展開。
書き出してみると…


(写真:すべて設営し終わるまでに2時間近く。今年も時間短縮が課題です)

荷物積み下ろし、ギア展開・組立(テントマット、シュラフ×2、マット×2、枕×2、毛布、イス×3、テーブル×3、ランタン×2、パイルドライバー、ハンモック)、小物類の展開、虫よけグッズ、蚊取線香に着火、薪のセット…など

やっぱりというか、やることが多い。
途中休憩をはさみながらとはいえここまでで1時間半。
最近「『キャンプに来る』というより『テントを設営/撤収するために遠距離ドライブしてる』のでは?」と思う時があり、今年は考えなきゃなあ…。

設営が終盤に差し掛かった所で「山菜はじめますよ~」と声がかかったのでセンターへ集合。
ダッチオーブンで山菜を揚げている真っ最中。あ、ウチと同じダッチだ! ※ホムセンでメジャーだしね
行ってみると人がたくさん!(本日来てる人はみんな来てたんじゃないだろうか?)といった具合でチェアが足りなかったので、ツレがマイチェアを持ってきてくれた。
そして麦酒も!


(写真:ツーバーナー×ダッチオーブン。絵になるな~)

スーパーの買い物カゴいっぱいの山菜を見てテンション↑↑

菜の花、ウド、ギョウジャニンニク、そしてキャンプ場で栽培している原木シイタケなどが次々と揚げられる。最も旨かったのはウド。山菜ならではの香りにほろ苦い味わい。麦酒がガンガン進みます(笑)

原木シイタケは肉厚で、噛むと肉汁がジュワーッと口の中いっぱいに拡がり、これまた麦酒が…(以下省略)。
人数の割にダッチオーブンでの天ぷら生産能力が低く(少量入れただけですぐ温度が下がってしまう)、互いに譲り合いながら少しづついただきました。


(写真:まだ生えてる時点のシイタケ。これ、お子さん連れだと盛り上がるだろ~な~ドキッ)

これで参加料300円は実費もよいところ…というか持ち出しでは?と心配しちゃう位の大満足イベントでした。

その後はサイトのんびり。
チョコと散歩したり、おもちゃ投げて遊んだりまったりしてました。
チョコも移動+設営で4時間位束縛されてつまらなかったのか、顔が楽しそうにニンマリ。それを見てkyanもニンマリ。
そうそう、キャンプでこれがやりたかったんだよ!状態。
でも、チョコを遊んでいるつもりがいつの間にか遊ばれていたのか…息切れしてました。普段の運動不足を実感。

キャンプ場でゆっくりする時間がもっともっとあればな~
kyanの心は完全に「安・近・短」です(笑)

あっという間に夕方となり、そろそろ食事の時間。
ツレの「お腹すいてきた~」という声を背景に火熾し開始。

火熾し・炭火BBQ・焚火~就寝

「炭火BBQ→焚火」の順番ですが、今回は先に焚火を起こました。
普段は限られた薪を明るいうちから使うことに(薪量的に)抵抗がありますが、既に夕方で焚火が奇麗に見える時間であることと、今回は45L袋3つ分持参したのでプチ贅沢(笑)
着火はいつもの文化焚き付けではなく、「木こりのローソク」の白樺の外皮を使いました。
チャッカマンを近づけるとあっという間に点火!
文化焚き付けでないと蚊取線香のように着火まで時間がかかると思っていましたが、全然そんなことはありませんでした。白樺の皮、オススメです。


(写真:焚火で火熾し中びっくり)

数分で全体に火が回り、焚火がおきたところでイワモト オガ備長炭(約450g)を投入。
この炭は2016年シーズン当初から継続して使用してデータを蓄積中です。
あっという間に燃え盛り、七輪に移せる位までに要した時間、わずか8分!
ちなみに追加着火(200g)は7分でした。
いずれも七輪で起こすより遥かに速く、しかも手間が1回で済む(これまでは焚火と炭火の使用タイミングがバラバラなので、別個に起こしていました)。
今後は焚火で火熾しする機会が増えそうです。


(写真:起きたオガ備長炭。拍子抜けするほど簡単です)

楽しい時間を過ごしている間にツレが食材の下準備してくれたので、BBQ開始!

BBQ

七輪の上はホタテのヒモを置いてバター焼きにしつつ、実際に食べているのは生牡蠣とホタテの刺身。これがどちらも旨くて酒がすすむ!
そうそうこのために今日は来たんだよ!キャンプ最高!!
…テンション上がりまくりです(笑)

牡蠣(生食)

道内の産地では一番好きな寿都の牡蠣。
漁の終期が近いから?身がぷっくり膨れ、中はとってもクリーミィでまろやか。
そのままチュルッと食べても激旨ですが、オススメはケチャップ。
オイスターバーなどではケチャップを使用したカクテルソースがついてきますが、作るのが面倒臭いので横着してケチャップをダイレクトにニコニコ
これが意外とおいしく、甘くないお酒であれば幅広く合います。
お好みでウスターソース、タバスコなどで一手間加えると味により深みが増します。
あとはレモンをかけて日本酒と合わせていただく定番もたまりませんでした(笑)


(写真:生牡蠣盛り合わせ!)

ホタテ(生食)

寿都はホタテの養殖もしており、直売所でも売られています。
コリコリした食感(スーパーのクチャッとしたホタテは食べられない…)、自然で優しい甘味。
わさびをほんの少し載せて食べればグングンと酒がすすみます!
一度食べたら、もうスーパーの刺身ホタテは食べられません。寿司屋のホタテも微妙…。
5枚のうち3枚だけ刺身の予定が、結局4枚になりました。
なおホタテの剥きヘラがあると楽に処理できます。
(北海道三大調理具は牡蠣剥きナイフ・ホタテ剥きヘラ・カニフォークだと思うw)


(写真:活ホタテを一度食べるとやみつきになりますニコニコ)

焼き牡蠣

20個のうち8個を焚火に網を載せて焼いてみました。火力が強すぎた?中は水分が飛んで身は縮んでしまいましたが、旨味が凝縮されてペロッと食べちゃえました。


(写真:焚火の高火力で焼き上げても美味しく出来上がります)

焼きホタテ

刺身で余ったヒモと一緒に、貝殻の上に載せてバター焼き。醤油はほんのちょっと垂らす程度で十分。
ご飯やビールによく合う一品。


(写真:貝柱も、ヒモも旨い!)

ホッキ

こちらもバター焼き。先週のさまにウニまつりで食べたホッキより遥かに小さいですが、まあまあ美味しかったです(笑)


(写真:北寄貝。今回のはちょっと小さめ)

醤油ホルモン

先々週の熊石アワビまつりの際にサンミート木村で買っていったものの、結局食べきれなかった分を再冷凍してました。
味付けがkyan好みの上、内臓の様々な部位が入って相変わらず食べごたえがある!


(写真:確実に計算できる一品。長万部を通るなら買う価値アリです)

十勝和牛 モモ肉

スーパーで半額だったので購入。
「ザ・和牛」の味わい。乳臭さが苦手な人は食べれない味かな。
バターを垂らして焼肉のタレでいただきました。ご飯が何杯でもいけます!


(写真:脂っこいのでたくさん食べれないのでちょうどよい量。年かな…汗)

炭火BBQの途中で雨が…!

キャノピーから出て焚火の近くでBBQしてましたが、降り止む気配がなかったためキャノピー下へ。
設営に時間かかるドゥーブルを持ってきたことを密かに後悔していたが、雨が降って一転!
「こんなこともあるからドゥーブルは安心だな」と思い直しました(笑)

ポツポツ雨が2時間ほど断続的に続き、急激に冷え込んできました。しかし焚火のおかげで周囲までポカポカ。
というのも、トイレへ行こうとサイトから離れたらメチャメチャ寒かった!
あわてて上着を取りに戻りましたガーン

一度着火した焚火は雨が降ってもなかなか消えませんでした。
しかし、一旦火がつくとなかなか消えないということはよく考えるとおっかない。
山火事もなかなか消えないですしね。火の始末は毎回確実に行いたいところ。


(写真:夜はしっぽり焚火。炎の揺らめきは安らぎと温かさを与えてくれます…)

目一杯持参した薪は2時間ほどで残量が心細くなり、そこからはチョロ火で楽しみ4時間ほどで9割以上を消化。そしてBBQしながら今週一週間の互いの出来事をツラツラと話してたら、あっという間に就寝時間。周囲は雨を機にテントやタープ内に入ってしまったので、オープンスペースで楽しんでいたのはウチのみ。

気づけば雨は止み、周囲は満天の星空に包まれていました。
こういう時に星座を知ってればより楽しめる…と思いつつ、ダラダラと呑みつつ片付けモードに。

片付け~就寝

台所がサイトにあるので移動の手間なく食器や手を洗える・歯磨きできる・タレやソースの余りを捨てられて便利…と片付けも快適。
こんな時、ツレが動き出すとチョコがソワソワして仕事にならなくなるのが通例ですが、今日は駆けまわって疲れたのかシュラフの中に放り込んだら出てきませんした(笑)


(写真:パイルドライバーで簡易照明&てふき置きに)

最終的に午前1時に就寝。
それまで4~5時間睡眠が続いてた上に火を扱って満足したのか、多少の傾斜を意識することなく速攻で寝落ちしました。

(翌日へつづく

コメント

  1. yah より:

    ぜ、贅沢三昧だ!
    としか言えないリッチなキャンプですね~♪

    ハンモック良いですよね?

  2. kyan より:

    yahさん、こんにちは!

    高エンゲル係数な我が家です…
    居酒屋へ行く回数がめっきり減ったので、収支はトントンのはず(笑)

    ハンモック、よいですね~♪
    いつの日か、揺られながら読書して一日過ごしたいです(^^)