こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日はコーナンで購入したベトナム産ヤシガラ炭をレビューします。
来歴
2010年8月にコーナン門前仲町店にて、2kg298円で購入。
大手ホームセンター、コーナンのPB商品です。
ヤシガラ原料・ベトナム産の木炭いずれもはじめてみかけたため購入しました。
2010年9月~2011年8月までに計5回、いずれも七輪で使用しました。
スペック
原産国 | ベトナム産 |
製造者 | 不明 |
販売者 | コーナン商事株式会社 |
原材料 | ヤシガラ(ココナッツ) |
JAN | 4522831579709 |
単価 | 149円/kg(税込) |
箱サイズ | 未計測 |
状態
形状:円柱形
箱を開けると酸っぱい臭い、オガ屑のような臭いがしました。
炭は2段3列に並んで綺麗に詰め込まれています
39個入っていて、大きさは概ね均一のため1個50g強といったところです。
叩くとザクザクという音がしました
典型的な黒炭焼きで、焼成温度が低かったと推測されます。
炭はビニル袋に包まれています
炭粉が箱の外に漏れにくいので助かります。
使用感
着火性能
平均19分(16~22分、継ぎ足し時13分)
着火時に炎と火花を散らすため注意を要します(着火炭のような激しい燃焼です)
kyanは「全体の7~8割が白い灰で覆われて、すぐ焼き物ができる状態」になるまでの時間を計測しています。(炭片の一部に着火するまでの時間ではありません)着火時間の目安は黒炭が10~20分、白炭が15~25分です。
着火時臭
焦げた酸っぱい、独特の臭いが強烈にします。
継ぎ足し投入や屋内での火熾しには不適です。
火保ち
1~1.5時間
kyanは、「熾きて焼き物ができるような状態になってから、焼き物ができない状態に火力が落ちるまで」の時間を計測しています。火保ちの目安は黒炭が1~1.5時間、白炭が1.5~2時間です(炭片の大きさによります)
火力
中程度
最初は強く、中心部の穴から炎が上がり続けます。
(ガスコンロみたいな使い方ができそう)
ですが、燃焼が進むうちに自らの灰で立ち消えしそうになるため、適度に灰を落とす必要がありました。
燃焼時臭
独特の焦げ臭さがあります。
(感覚的には台湾の焼き物系屋台で嗅ぐ臭いに近い…わかる人がどれだけいるか?^^;)
灰量
オガ炭の中でも多いです
灰の色
黄土色
感想
使途のないヤシガラを原料として炭化させた点は環境保全の観点からは結構ですが、肝心の木炭としての性能がイマイチで、具体的には各炭種の弱点を継足したような中途半端な出来になっています。
例)マングローブ炭レベルの火保ちと臭い、オガ炭レベルの単価、火熾し時間、灰量等
東南アジアでは柔らかい炭が好まれるとのことで適しているかもしれませんが、日本で求められている品質・特性は満たしていないように感じました。
物珍しさから購入したものの使い勝手がよくないため、最後は「他の炭と混ぜあわせ、その弱点を『薄めて』騙しだまし使用する」ようになっていました。
環境に配慮したヤシガラ炭という視点自体は結構ですので、あとはロゴス ラウンドストーブのように日本市場に適した製品開発が求められます。
(火保ち向上、臭いや灰量を減少…いっそ着火炭といった付加価値をつける方がよいかも?)
※コーナンのHPを見ると2014.9現在では販売していないようです…
【結論】現在の品質/価格ではオススメしません
コメント
こんばんは〜。
お〜、すげぇ〜、興奮せずにはいられません。(汗)
kyanさん、まさかの「炭king」だったとは!!!
こんな素晴らしいページがあったのを知らずに、
稚拙な記事を書いてしまい、お恥ずかしい。。。
救いは、マングローブ炭でひとつも被っていなかったこと。
ぐふふ、結構色々あるんですね。
また勉強させてもらいます。
しくさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪
「炭king」とは気恥ずかしい…((^_^;)
炭火に惹かれて望むがままに活動を続けたら、こんな感じになっていただけですw
悩みの種は、七輪の燃焼効率が良すぎてなかなか炭が減らず、レビューが進まないことです(爆)
しくさんの記事は、地元にはないホムセンブランドの炭を取り上げられていて大変興味深かったです(^^)
これからもどうぞよろしくお願いします(^-^)