秋の道東周遊散策⑤(9/18) 羅臼~つるいキャンプ場

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今回は、知床半島をぐるっと周り、秘湯を巡りつつ最終的につるいキャンプ場までドライブした記録です。

本日の走行距離:276.9km


(地図:旅の後半に入り、そろそろ西へ反転します)

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9月18日(土)知床ウトロ~つるいキャンプ場

起床速報①

午前8時半起床。
着替えと寝具の片付けを済ませてから道の駅へ。
屋根下のテントは跡形もなくなり、場内は観光客で賑わっていました。


(写真:道の駅「ウトロシリエトク」)

中では山漬された鮭の切り身(210円)を購入。
今夜のBBQ食材として、「焼いたら旨いだろうなー」と今から期待大です。

また朝飯として、「しれとこ海鮮ご飯」(300円)を購入。
キャンプ場で焼いたトウキビと、パインジュースで簡単な食事をとりました。


(写真:朝食。普段はもっと少食ですタラ~)

ご飯は鮭飯ベースでところどころに毛ガニの身が入っているといった感じ。
美味しいですが、激しい感動はナシ。
トウキビはクーラーの中でキンキンに冷えていて、果物感覚で一気にがっつきましたニコニコ

腹を満たしたところで、出発進行びっくり

移動(道の駅「うとろシリエトク」~熊の湯)

国道334号線を道なりに走行。
知床峠は一面の霧空でな~~~んにも見えませんでしたくもり


(写真:霧に包まれた知床峠。晴れてると知床の先端まで見渡せるかも?!)

とはいえ何度も見てる光景ですから、さほどの落胆はありません。
淡々と下り、「熊の湯」到着。

熊の湯


(写真:残念ながら、人が切れ目なく訪れるため浴槽の撮影はできませんでした汗)

初めて立ち寄ってから既に15年近く経過しましたが、ここを訪れるのは何度目でしょう。
羅臼での定番スポットです。超有名地なので、説明は割愛。

直前に子供が入ってたとかで、いつもよりほんの少しぬるかった
が、kyan的には激アツ。入っては冷まし…を繰り返していました汗

気になったエピソード…
喉が渇いた青年が地元のおじさん達(たぶん漁師さんでしょう)に、
「ここの水って飲めるんですか?」
と尋ねていて、彼らは、
「飲めるんじゃね?普通に歯磨きしてるよ」
「飲めないって書いてないじゃん!」

などと陽気に(?!)答えていました。

ちなみに、エキノコックスの潜伏期間は5年とか。
リスクを考えれば安易に勧められないのでは?と考えてしまいます。
成り行きを見守っていましたが、青年は結局口をつけませんでした。
飲もうとしたら一言と思っていましたが、幸い常識的な青年でホッとしました。

スッキリした後は、羅臼町へ移動。
本日、「らうす漁火祭り」なるイベントがあるらしいく、祭り好きなkyanは急遽参戦ダッシュ

らうす漁火祭り

駐車場は狭く分散してるものの、雨のせいか人手は鈍いためなんとか滑り込み。
道の駅が駐車するのもやっとなことを考えると、まぁ少ないほうでしょう。


(写真:羅臼漁港。普段は閑散としてますが、今日ばかりは賑わってましたニコッ)

天気のおかげ?、料理も待たずに買えました。
無料の牛乳牛で喉を潤し、返す刀でいくら丼セット(700円)を注文。
当初はカニの鉄砲汁(300円)を単体購入のつもりでしたが、イクラ丼(500円)とセットで100円引きだったため、ついセット注文w

いくらはネットリした甘口の濃厚な味わい。


(写真:旨いびっくりそして食べづらいびっくり)

kyanは地元民だけに自宅で醤油漬けを作るので、「普通においしい」位の感覚でしたが、道外から来た人は「これだけいくらが入って500円!」となるかもしれません。
鉄砲汁は、ダシが効いて濃厚でしたが、身を剥くのが大変でした。
前に注文したおばちゃんが「私は殻なしでいいわ」と注文してたのは正解w

その後、「秋鮭のたたき」を注文(300円)。


(写真:物珍しさで購入。でも期待通り美味しい!)

定番のちゃんちゃん焼きもありましたが、物珍しさで「たたき」に軍配が上がりました。
刺身サーモンは一般にチリやカナダ産のトラウトサーモン(養殖)が出回っています。
地物は「美味しいけど高い。脂身が少ない」というイメージでしたが、こちらは脂ものり、かつ臭みがなくて良質な味わいでした。でもちょっと少なかったかな。

中央では焼き場があるものの、年配の夫婦が一組ポツンとホタテを焼いているのみ。
ザーザー雨の中では誰も寄り付きません雨
大半の人は屋根のある倉庫?の飲食コーナーで買い食いしてました。

ちなみに炭は「鶴居木炭」でした。
「鶴居木炭組合」が解散したと風聞にしてたので、まだ生産してたのかと驚きました。


(写真:鶴居木炭の外箱。さて中身は?!)

それなりに食べたところで撤収。BBQ食材を入手しに道の駅へ戻ります。

道の駅らうす

駐車場は満車で、入口で渋滞になるほど。出入りのタイミングでなんとか停車して、建物に入って目に入ったのが「ウニ丼」の広告。
「はて、羅臼って今時期にウニとれたっけ?」
店員に聞くと「地物。数は少ないものの今の時期でも採れる」というので、衝動的に注文してみました(2800円)。

バフンウニ丼速報②


(写真:見た目は良いのですが…)


味もミョウバン?ピリピリした味がして、正直なところマズかったです。
身の色が不統一で、相場的にはB級品(味はA級と変わらないが見た目でランク落ち)っぽい感じです。

たぶん、折をそのまま載せたのでしょう。


(写真:疑惑の一品)

地物?仮に地物としても鮮度は格段に落ちています。
あまりにショックでご飯を残してきました。
どうせ金払うならハモ丼でも食べたほうが良かった…金返せ!ムカッ

ウニ丼でがっかりした後は、1階の土産物コーナーで本日のBBQ食材を物色。
あれこれ悩んだ末、ボタンエビ(75円)とホタテ(150円)を入手しました。


(写真:1尾75円のボタンエビ。ミソが美味かった~ドキッ)

また、自宅用にお土産を購入。今度は美味しいといいな(笑)

道の駅「らうす」~川北温泉

一本道の国道335号線をひたすら南下し、住宅地を経由して国道244号線へ。
目印となる地点で左折し、林道を走ること5km程度、15分ほどで到着しました。


(写真:林道への入口)

林道は普通に開通。
整備されてるダートなので、慎重に運転していれば走行に困ることはありません。
(ヌプン林道や岩間温泉へ通じる林道と比べて格段に良いです)
ちなみに…、カーナビはさすがに案内してくれませんでしたニコッ

川北温泉

山奥にポツンとあります。廃業した温泉宿の風呂部分に人が寄り付き、その後多くの方のサポートもあり、今の形になったようでした。
たとえば男女の仕切り板は標津町が材料を提供し、愛好会で取り付けたようです。


(写真:川北温泉の脱衣場。この奥に浴槽がありますニコッ)

やれ法律だ、ルールだ、責任だと何かと煩雑なご時世に、知恵を出し汗をかいて理想と現実の隙間を埋める姿勢にはまったく頭がさがります…。感謝の気持ちで浴槽へ。

湯は乳白色で、嗅ぐとかすかに硫黄の香りがします。
当然源泉かけ流し、隣には渓流もあるため夏場は気持ちよさそうです(笑)

十分にかけ湯をしてもあまりに熱くて、隣のおじさんに「水を入れたら?」とフォローしてくれました。
皆さんの了解を得て加水する。川から取水してるところは熊の湯と一緒。
入ってしまえばみんな「温泉仲間」。浴槽で北海道温泉情報を交換できました。
口を開くといろいろな情報が出てくる…皆さん真の温泉好きですニコニコ

体の芯から十分に温まり、お互いにいずこかで再会するのを約してあがってきました。
天気が悪かったため、当初は行くか迷いましたが、行って正解。

そうそう、からつの湯のような「仕切り屋」は、昔はいたようですが、愛好会メンバーに一喝されて退散したようです。素敵w

なお、人がひっきりなしに訪れるため写真は撮れませんでした(T_T)

移動(川北温泉~標茶~釧路)

林道~国道244号線~いろんな道道~国道391号

来た道を引き返し、養老牛方面の道道や広域農道をいくつか乗り継いで国道391号線へ。
標茶の肉屋で再び雛串を仕入れ、一路釧路市内へ向かいました。

たどりついたのはとある蕎麦屋さん。

無量寿そば

kyanにとって釧路といえば「焼きツブ」と「無量寿そば」は欠かせません。
そばはまだ食べてなかったので、久しぶりに食べていこうと思ったのですが、昼のウニ丼が残念なクオリティだったことと、行程的にチャンスが今日しか残っていなかったため、本日の宿営地には多少遠回りですが立ち寄っていくことにしました。

無量寿そばとは、胡麻油を蕎麦に絡めて、卵(黄身)と蕎麦つゆでいただくもので、両者のコラボが絶妙でいくらでも食べられる素敵なメニューです。が、なぜか釧路以外では見かけたことがなく、釧路へ行った際の定番となっています。


(写真:無量寿そば。密かな名物と思ってます)

大盛で注文しましたが、するする胃袋に収まります。
さきほどのウニ丼とは大違いです(笑)
コシの強さといい、ごま油と蕎麦つゆの絶妙の絡み具合といい、言うことなし。
満喫しました。

そして蕎麦屋さんのサービスも素晴らしい。
食べ終わる頃を見計らって言わなくても蕎麦湯が提供されますが、そば殻がハッキリ残っているので蕎麦つゆだけで楽しめます。
締めは、これまたタイミングよく出してくれるそば茶。
注文の電話がひっきりなしに来ていたのも納得です。

移動(釧路市内~つるいキャンプ場)

大盛で頂いたので満腹です。
時間も遅くなってしまったため、本日のBBQは諦めて就寝するだけにしました。
フクハラでおにぎりや酒を購入し、スタンドで給油後に出発。
国道38号線(釧路新道)~道道53号線で一直線。
1時間半ほどで、本日の宿泊地「つるいキャンプ場」に到着しました。

設営

暗闇の中で全体像が見えないため、車で設営場所を物色します。
場内は車両進入可能ですが、既にみなさん宴会なり思い思いの時間を過ごしている頃だけあって、みなさんに振り返られました。
スモールにしましたが、それでも眩しくてゴメンナサイ…ウワーン
結局、周囲に人が少なくてトイレが近い所にしました。

その後は、タープとテントを張って40分ほどで完了。


(写真:夜間設営後の一枚。お気に入りの光景です)

暗闇の中でゴムピンを紛失するなど凹むこともありましたが、ヘッドライト(HW-888H)のおかげで随分と楽でした。

設営後、すぐに近くの「ホテルTAITO」へ移動。入浴料(500円)を支払い中へ。

こちらもかつて何度か訪れたことがある「勝手知ったる温泉」で安心感があります。
泉質はアルカリ系の重曹泉で、コーヒー色のモール系の臭いがします。
熊の湯や川北温泉が肌にピリピリした「男性的なお湯」とすると、ここ鶴居はしっとり肌に吸い付く「女性的なお湯」。
湯かげんも40°C前後とゆったりくつろげる、お気に入りの温泉です。
露天風呂の他に五右衛門風呂があったりと趣向も凝らされており飽きさせません。

ここで星空を眺めながら一日の行程を振り返り、心身共にリフレッシュできましたニコニコ

帰路、コンビニで今夜の寝酒を補充してキャンプ場へ帰還。(速報③)

ほろ酔い気分でデジカメ画像の整理と日記執筆、ネットサーフィンしているうちに眠くなってきたので就寝。いつものことですが、キャンプしていて一日の行程が終わってマッタリするこの時間帯が最も好きな瞬間です。
(行程を詰め込み過ぎたり、炭火にのめり込み過ぎてなかなか時間がとれないのですが笑)

さて、明日は朝からBBQ三昧です!

(最終日へつづく

コメント

  1. BISNMO より:

    エキノコックス、以前旭岳の麓で天然水を躊躇しましたが…飲んでしまいました(爆)。

    携帯浄水器…持ってたんですけど…使わなかった(汗)。

    昔は沢水でもガブガブ飲んでました(笑)。

  2. kyan より:

    BISNMOさん、こんにちは~
    私も沢水飲んだことがありますので大きなこと言えませんが(爆)
    ひと通り調べてからは、怖くてとても手を出せません。

    エキノコックスは潜伏期間が長いことと、発症まで自覚症状がないことが
    厄介です。ある製薬会社の紹介ページによると、発症後の死亡率はかなり
    高いようです(切除しきれなければ7割以上死亡とか。転移するらしい)。

    これからも炭火焼きを続けたいので、ちょっと控えようかと思いました。