ペグケースの変遷と現在のケースをレビューしてみる

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日は、ペグを運搬保管するケースの変遷と、それぞれについてレビューしてみます。

今回ご紹介するペグケース三種


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ペグケースの変遷

ペグケースに重視するポイント

最初にペグケースに求めるポイントを抑えた上で、実際の変遷を振り返ります。

ペグケースは「まとめることで運搬を楽にする」手段であり、一貫して重視してきたことは「安価で」、「土がついたペグで車を汚さず」、加えて「先端が鋭利なペグで車や他のアイテムを傷つけない」です。

まずは機能性重視で、「見栄え」は後付で加わっています。

ドコモの買い物袋

2009年にソロキャンプをはじめてから5~6年の間、ペグはドコモショップでもらったビニル袋に入れて持ち歩いていました。

初代ケース
最初の頃はなんでもありあわせで済ませてましたね・・・

よいところ

・無料

劣化したり不要になれば簡単に取替できます。

・軽い

わずか22gと、今回初回する入れ物の中では最も軽いです♪

・嵩張らない

中身に合わせて姿かたちを自在に変えられます。

気になるところ

・耐久性に不安

使っているうちにボロボロになってきます。

厚手のビニル袋でしたが、さすがにボロボロ・・・


ペグの鋭利な先端で袋が破けるので、底に軍手や丸めた新聞紙を敷いてクッション代わりにしてました。

袋を替えるのも面倒で、このように軍手や新聞紙で穴を塞いで使ってました

・見栄えがよくない

フィールドにビニル袋があると生活感が上がるのが難点。
ペグを取り出した後はテントケースに入れてました。

運搬・保管

後部座席の足元に置いて、ペグによって車や他のアイテムが傷つかないよう注意していました。
オンシーズンは車に入れっぱなし、冬は倉庫へ移して保管しました。

感想

キッカケは、幕体が変わると持参するペグの本数も変わってくるため、「テント付属のペグケースから取り出して一括運用しよう」となったこと。ビニル袋自体に特別な理由や思い入れはなく、気づいたらこのスタイルが定着していましたね(たまたま目についた厚手のビニル袋がドコモ袋でしたw)。

特に困ってませんでしたが、経年で少しづつ穴が開いてきたのと、ツレとデュオキャンするようになって「見えるところにビニル袋を置かないようにしよう」運動が湧き上がったので(笑)、ペグケースを探すことに。

トランク型工具箱・T-320SV

2015年10月にAmazonで購入、900円(当時)でした。
現用品。

アウトドアメーカーから販売されてる収納ケースはオサレでもいいお値段するので、実用重視で探していたところ、工具箱をペグケースとして使用している例を見かけて、「とりあえず」と購入したのがコチラ。

見た目は無骨ですが、そこがイイです♪


東洋スチールが製造しトラスコ中山の商品として販売しているようです。
ちなみに無印良品とか某アウトドアメーカーのそれっぽい工具箱(ペグケース)も東洋スチール製。

ソリステ30が入るよう、有効内寸が30cm以上の工具箱で最も小さい物をチョイスしました。

カーキ色の方がアウトドアっぽかったのですが、草地で見つけにくいと思ったのとシルバーの方が安かったため、後者を選択(実用重視です)。

工具箱T-320SV

スペック

外寸(幅W×奥行D×高さH)320×137×96.5(mm)
有効内寸(幅W×奥行D×高さH)319×123×66(mm)
重量728g(実測値、中敷き込)/792g(カタログ値)

よいところ

・頑丈

運搬中に穴が開いて大惨事…という可能性もなくなって満足しています。

・(ビニル袋よりは)見栄えが改善

芝生の上に置いといても悪目立ちしなくなりました。

気になるところ

・重い

ただでさえ重い鍛造ペグにケースの重量も加わって、ちょっとしたダンベル状態に。
オートサイトや車乗入れ可能なサイトは問題なくとも、リヤカーが必要なサイトだと気になる重さです。

必要本数の多い大型テントを立てる時は仕方ないとしても、夏にケシュアをポンッと立てるようなシーンではオーバースペックで、軽量化を考えています。

・運搬時に箱内部でペグが動いてシャカシャカ音がする

対策として工具用中敷き(Y35NJ)を敷きました(191円)。

中敷きを別途購入

ハンマーやペグを入れたらキッチキチになるせいか、音は気になるほどではありません。

工具箱に中敷きをセットしたところ

・中に何がどれだけ入ってるか把握しにくい

ペグが縦に積み重なるので「なんのペグがどれだけ入ってるか」が把握しづらく、現地で「あっ、足りないや」って事もありました。

運搬・保管

後部座席の足元に置いて運搬。
保管は、オンシーズンは車に入れっぱなし、冬は倉庫へ移していました。

感想

ビニル袋運用の時代に感じていた不満が解消されて満足している反面、重いのが難点。
最終的に、後述するツールロールを購入し、幕体が大型化するグルキャンやデュオキャンと、ペグの本数が少ないソロキャン用で使い分けすることにしました。

ツールロール・TTR-450

2019年7月にAmazonで購入、1319円でした。
現用品。

主としてソロキャン用にペグケースを探していたところ、ペグケースとして利用している人のAmazonレビューを読んで購入してみました。

見た目が気に入りました!


ポケットが10個のものと22個のものがありますが、後者は全体として膨らむので前者を選択。

拡げたところ。10ポケットタイプです

スペック

外寸幅390×高さ320(mm)
ポケット数10
重さ160g

よいところ

・ロール構造で中身が一目瞭然

工具箱時代はペグが縦に積み重なるので「なんのペグがどれだけ入ってるか」がわからず、現地で「あっ、足りないや」って事もありましたが、今は巻物のような構造で見やすくなり、忘れ物が減りました。

巻くと男性の腕よりもうちょっと太い位に収まります

・被せ布つきでペグが落ちにくい

ハンマーやペグを挿したあとで被せ布をかけてから巻く→バックルで留めるため、その状態で固定されています。

まあ端っこに挿した短いスチールペグは、ふと気づいた時に(斜めに)はみ出てることはありますが、端っこのポケットを使わないようにする、あるいはテンションゴムなどはみ出ても傷つきにくい素材の物を入れておくなど運用上の工夫でカバーできました。

ツールロールにペグを入れたところ

気になるところ

・工具箱よりは軽い、けど・・・

前述の工具箱と比べて約600g軽量化しました。
しかし、主要なハンマーやペグが変わらず重いのでトータルでは体感できるほどの違いを感じませんでした。

工夫

工夫と言えるようなことはしてませんが、左から右へと径が細くなっていくので、ハンマーや重たい鍛造ペグを左側、細いペグやテンションコードなどを右側に配置しています。

運搬・保管

変わらず後部座席の足元に置いて運搬し、冬は倉庫へ移していました。

感想

軽量化という当初の目的は十分果たせていませんが、工具箱より気に入ってたりします。
軽量化は運用の問題で、ペグやハンマーをソロ装備に特化して選び直そうと目論んでます(笑)

変遷を振り返ってみて

いかがでしたでしょうか。

振り返ってみて、頑丈、安価、実用のあとに見栄えが来るチョイスだなー、と我ながら思います(笑)

今ではアウトドアメーカー各社よりデザイン性を重視した専用ケースが販売されていますが、汎用品大スキーなkyanとしては(ケースに)4、5千円かける程の価値を見いだせないのが正直なところ(メーカーさんゴメンナサイ)。その点、トラスコ中山の商品は実用重視、実用性抜群、耐久性も優れているのにお手頃価格…とkyanのハートを鷲掴みです(笑)

トラスコ中山も最近はアウトドアニーズを意識してるのか、カーキ色の工具箱を出してきたり、ツールロールもオサレっぽい帆布風にしたりと工夫を凝らしていて侮れません。
こういう堅実で浮つきのないメーカーさんは全面的に応援したいです。

ちなみに工具箱とツールロールはキャンプの形態で使い分けていましたが、完全に分けて独立運用できるほどの鍛造ペグを持ち合わせていない=ペグの入れ替えが発生するため、ツールロールに一本化しました。
テント(やタープ)を自立させるために必要な最低限の本数を計算し、複数の幕体を同時使用した場合の最小公倍数の本数を入れてあります(利便性と重さのトレードオフです)。

工具箱とツールロール、いずれも頑丈で壊れなさそうなので、あと5年くらいはそのまま行くと思います(笑)

本日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

コメント

  1. ORION より:

    すごい、鍛造ペグが我が家の3〜4倍も!
    そしてロールケースが良さそう。
    >4、5千円かける程の価値を見いだせないのが
    ↑同感でございます。

    実はロールケースをつくろうと帆布を買ってハヤ数年‥‥。
    今はワイン袋(筒状の袋を二つ折りにして取っ手を付けた)に
    穴あき防止でペットボトルの底を切ってものを入れて使っていますが
    特に使いにくさも感じず‥‥。
    このぶんではロールケースは永遠に完成を見なさそうです(笑)

    近年はステンレスペグを増やしています。
    軽くて強度もあってなかなかいいですよ。

    • kyan より:

      ORIONさん、こんにちわ。

      >鍛造ペグ
      「あと○百円で送料無料」なんて時にポチってたら結構な数になりました(笑)

      >ロールケース
      よいですよ。
      ただ、「片付け時に1本1本挿さなきゃならない」のがツールケースと比べて地味にストレスです。

      そして自作ケースいいですね。
      構造を想像するに、十分な気がします(kyanでも十年はそのままでしょう・笑い)
      自作できるORIONさん、素敵です♪

      >ステンレスペグ
      私も気になっています。
      アメドS購入した際に付属していたジュラペグが思いの外よくて(それで困らないシーンの方が多い)、鍛造ペグの重さに目がいくようになりました。
      とにかく重い(笑)

      ただジュラペグは強度に多少の不安があるので、ステンレス製を導入して、フィールドや幕体に合わせて使い分けしたいところです。

  2. ORION より:

    再コメント失礼します。

    私のステンレスペグは UNIFLAMEのパワーペグSUSです。
    HPによるとブロックを打ち抜いても変形がないとか。
    実際あのパレットヒルズの展望台でも問題なかったので強度は充分そうです。
    ステンレスペグの重さと強度は鍛造ペグとジュラペグの中間かと思うので
    そこそこの軽量化と容積削減には役立つかと思います。

    またペグの頭が?状のフックになので
    足の引っかけ防止にギリギリまで打ち込んでもガイラインの調整ができますし
    表面が滑らかなのでガイラインの表面が荒れないように思います。

    kyanさんも次の送料無料のひと品(笑)にステンレスペグ、いかがですか?

    • kyan より:

      ORIONさん、こんにちわ。

      >パワーペグSUS
      写真見るとヒョロヒョロでやや不安(失礼)ですが、重機でガッチリ整備されたと思われるパレットヒルズの展望台でいけたのなら期待が持てますね!

      ユニフレーム製品を取り扱ってる店で購入する際には、送料無料のひと品にポチってみます(笑)

  3. ジャイアン より:

    こんにちは♪
    ロールケース、いいですね、
    私も真似させてください!

    コロナ下げ止まってますね。
    収束した後に気持ちよく北海道へ行こうと思っているのですが・・・
    北海道キャンピングガイド2021も買う気満々です♪

    • kyan より:

      Gianさん、こんにちは!

      よいと思っていただけたら、ぜひどうぞ♪

      コロナ、まだまだ収束の兆しが見えませんね。
      一般へのワクチン接種もまだ先ですし、オリンピックも来るし・・・
      (できる対策をきちんとし他人へうつさないよう配慮した上で)リスクをどこまで取れるかは、もう個々の考え次第かなあと。。思う時はあります。

      ガイドは私も購入予定です。
      新キャンプ場ラッシュなのでその紹介と、ウィズコロナ時代で編集にどのような工夫が凝らされてるかを楽しみにしています。