【キャンプ場レポ】朱鞠内湖畔キャンプ場(幌加内町)

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪ 本日は、幌加内町にある朱鞠内湖畔キャンプ場をご紹介します!

(掲載日:2023/07/22 最終更新日:2023/07/22)

北欧やカナダのような景色に思わず息を呑みました

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キャンプ場の位置

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基礎情報

例年はオープン中のキャンプ場でも、クローズしている場合があります!
COVID-19の世界的流行に伴い、キャンプ場の開設を見合わせたり完全予約制・入場数制限をかけている場合があります。

今後の計画を立てられる際には、事前に管理者への問い合わせをオススメします。

ホームページ ・NPO法人シュマリナイ湖ワールドセンターHP
住所 〒074-0411 北海道雨竜郡幌加内町字朱鞠内
連絡先 0165-38-2101
所有者・管理者 幌加内町(所有者)
NPO法人シュマリナイ湖ワールドセンター(指定管理者)
オープン期間 5月上旬~10月下旬(年により前後あり)
※ログキャビンは通年
予約可否 不可
キャンセルポリシー なし(予約不可のため)
料金体系 入場料のみ

大人1000円/小人500円

※デイキャンプ料金の設定なし(第1サイトでのデイキャンプは無料)

ログキャビンは8250~9500円/棟(入場料は不要)

時間 チェックイン8時半~17時(土日祝は8時~)/チェックアウト~15時
管理人 駐在(8~17時)
ゴミ廃棄 持ち帰り
温泉 せいわ温泉ルオントまで約25km
(10~21時/水曜休館、大人500円/小学生250円/幼児無料)
※レイクサイド朱鞠内の日帰り入浴は受付休止中
シャワー 有(100円/5分)
コインランドリー 有(洗濯機200円/乾燥機30分100円)
携帯 ドコモ/au圏内でした
ラジオ AM放送はいけました
トイレ 4ヶ所
炊事場 3ヶ所
水道水(飲用可能)
車の乗り入れ 可(第2・第3サイト・夏季ログキャビン)
駐車場 有(各サイトにあり)
リヤカー なし
ゲートクローズ 有(17~翌8時)
焚き火 可(焚火台/断熱シート使用)
薪販売 有(1束700円)
ペット 可(要リード)
遊具 なし
花火 前浜(ボート乗り場近くの浜)で手持ち花火のみ、午後9時まで
見える景色 朱鞠内湖の絶景
就寝時の音 湖畔の波の音、鳥のさえずり、虫の鳴き声
野生動物 キツネ、ヒグマ
客層 ソロ、ファミリー
買い物 西條名寄店まで36.5km(約40分)
Aコープ幌加内店まで38.5km(約38分)
立地 国道275号線→道道528号線→朱鞠内ダム方向
備考 ・電源を利用する場合は400円(指定場所のみ、コード持参)
・当面はボート/カヌー/SUP持ち込み禁止
・ドローン/発電機/スピーカー使用禁止、楽器演奏禁止
※受付時間外の無断設営は禁止になりました
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キャンプ場レビュー

利用時の情報

利用回数 6回10泊
利用日 2012年 7月28~29日 1泊 第2サイト ソロ 晴
2013年 6月23~24日 1泊 第2サイト ソロ      曇
2014年 7月14~16日 2泊 第2サイト デュオ+ペット 曇/晴
2017年 7月 1~ 3日 2泊 第2サイト デュオ+ペット 曇
2018年 7月10~11日 1泊 第3サイト デュオ+ペット 雨/晴
2023年 7月14~17日 3泊 第3サイト デュオ+ペット 雨/曇
利用形態 ソロ、デュオ+ペット
利用目的 湖畔の景色を眺めながら滞在

サイトマップ

衛星写真

場内案内図

案内図

サイト構成:第1サイト

第1サイト

公園型の芝生サイト

キャンプ場唯一の芝生区画で、短めに刈られているためテントを気持ちよく張れます。

第1サイト

車乗入れ禁止

こじんまりとしたサイトかつ四方を道路(通路)で囲まれているため、荷物運びに困ることはないでしょう。

やや傾斜しています

湖畔に向かって下がっていくため、どこに張っても多少の傾斜を感じるでしょう。
寝る時は頭を上側にするなど工夫が必要です

サイト構成:第2サイト

第2サイト遠影

林間型の土サイト

ところどころに若毛のような雑草が生えてるところもありますが、基本的に土。 雨の日はギアが汚れるので注意が必要です。 木々の太さや間隔が合えばハンモック泊も可能。

第2サイト

平坦に整地されています

場所によって傾斜のキツい場所も多少ありますが、概ね平坦なので設営はしやすいです。

第2サイト

地面はやや硬いです

鍛造ペグと重いハンマーがあるとスムーズでしょう。

車乗入れ可能

場所と車の大きさによっては横付けも可能です。 通路は狭くすれ違える幅のない小路のため、車は寄せて停車するようにしましょう。

第2サイト

サイト構成:第3サイト

第3サイト遠影

テントを張れる場所は蟻の巣状に点在

通路となる小路に沿って、湖へ向かって蟻の巣状にテントを張れるスペースが張り出しているイメージです。

ボート等を乗り出せる場所があったり(※現在は持ち込み禁止)、レイクビューで眺望はよいですが、場所によっては小型のテントしか張れない場所があったり、車を停めるスペースが不十分な場所もあります。

サイトは段々畑のようになっています

林間型の土サイト

ところどころに若毛のような雑草が生えてるところもありますが、基本的に地面は土。
雨の日はギアが汚れるので注意が必要です。

地面はやや硬いです

鍛造ペグと重いハンマーがあるとスムーズでしょう。

やや傾斜しています

平坦に整地されてはいますが、湖畔に向かって下がっていくため多少の傾斜を感じます。

車乗入れ可能

場所と車の大きさによっては横付けも可能です。 ただし通路は狭くすれ違える幅のない小路も多いため、運転が苦手な人は避けたほうが無難かもしれません。

第3サイト
小路の両端は雨が降るとぬかるみます

サイト構成:ログキャビン

定員4~6名の建物が3棟あり、積雪がなければ車の横付け可能です。
中には暖房器具や必要な物が一通り揃っています。

ログキャビン

入口にはBBQコンロ代わりのU字溝があり、スクリーンタープを張るスペースもあります。

ログキャビン(ワカサギ)

(おまけ)前浜

ヒグマによる食害事件に影響でボート・カヌー・SUPの持ち込み利用が一時的にできないことから、今のところ前浜での設営もできるとのこと。

前浜
事件後は閑散としていました

湖の雄大な景色を最も近いところから眺めながらキャンプできる、今だけの特等席かもしれません。

設備

管理棟

薪の販売もコチラ。 第2・第3サイト方向は時間によりゲートクローズされます。

管理棟

トイレ:4ヶ所

第1サイト脇のさわやかトイレが最も立派&規模が大きく、次に第2サイト駐車場脇のトイレがオススメ。
昔の第3サイト脇トイレは昭和を感じさせる遺構(!)でしたが、最近改修されて安心して用を足せるようになりました。

第1サイト(さわやかトイレ)

トイレ(第1サイト)

第2サイト

トイレ(第2サイト)

第2サイトはトイレがもう1箇所あります。

トイレ(第2サイト)
入口付近にあります

第3サイト

トイレ(第3サイト)
左下の画像は、改修前のもの。

炊事場:3ヶ所

サイト間で設備の違いは見受けられませんでした。
程よく年季が入っていますが、きちんと清掃が入っているため安心して利用できます😄

ちなみに水道水で飲用可能ですが「お腹のゆるい方は煮沸されるとより安心です」とのこと。

炊事場

灰捨て場もコチラです。

灰捨て場
各炊事場に半切りドラム缶が置いてあります

シャワールーム&ランドリー

他のキャンプ場だと管理棟が開いてる時間限定など制限ありますが、コチラは24時間利用可能なのが嬉しいところ。

シャワールーム
近くに入浴施設がないため重宝します

ランドリー設備もあるので、北海道周遊中の方や水遊びで衣類が汚れちゃっても安心です😄

シャワールーム
洗濯でもきます

レイクハウスしゅまりない

宿泊可能な施設ですが、土日祝のみランチ営業も行っている他、氷の販売もコチラ(300円/kg)。
昔は日帰り入浴も受付していましたが、コロナ禍以後は休止しているのが残念。

レイクハウスしゅまりない
氷も販売している

感想

朱鞠内湖畔キャンプ場のココがいい!

圧巻の眺望

朱鞠内湖畔といえば、なんといっても北欧を思わせる雄大な景色は北海道に数百箇所あるキャンプ場の中だけでもオンリーワン(!?)

立体感のある景色はいつまで見てても飽きません

「この非日常の中でテント張って過ごす」というだけで片道200km走ってくる甲斐があるというもの。
この景色を肴にすれば、酒がいくらでも進むこと請け合いです(笑)

マイサイトからこんな景色が眺められます

1泊での滞在可能時間が長い

8時からチェックインでき、チェックアウトは15時までにすればよいという、1泊料金で最大31時間滞在できる太っ腹!な料金体系。

デイキャンプ料金こそないものの、翌日ゆっくりしたい派のkyanにとっては居心地よいです。

カヌーやカヤックが楽しめる

サイトによっては直接乗り出せるロケーションがたまりません。
※現在はヒグマ対策中につき一時的に持ち込み禁止されています

シャワーに24時間入れる

近くに入浴施設がない代わり、シャワールームを24時間利用できるのはとても快適。
5分100円の料金やシステムも良心的で、シャワーも停止ボタンを活用すれば5分以内で十分に収まります。

朱鞠内湖畔キャンプ場のココがイマイチ・・・

立地

近くに商店と温泉が近くにないため(名寄/幌加内まで片道40分)、ここに来る際は籠もるつもりで準備する必要があります。

レイクサイド朱鞠内の日帰り入浴もコロナ対策で受付休止中なので注意。

地面が土(第2、第3サイト)

雨の日は文字通りドロドロになります。
基本的に芝生スキーなので、土の地面にテントを張るのは抵抗があります。

第1サイトは芝生ですが、眺望を考えると「なんのために朱鞠内まで来るのか」という点で悩ましいところです。

コラム

第2・第3サイトの違い

・共通点

どちらも「自動車の乗り入れ可能」「地面は土」は共通しています。

・相違点

①利便性が良いのは第2サイト
「トイレが立派」「炊事場が近い」「管理棟/シャワーから近い」

②湖の眺望が良いのは第3サイト
岬の先端のような場所に設営して景色を独り占めできる場所が多いです。

kyanはどちらも大好きですが、利便性を考慮して第2サイトに張ることが多いです。

朱鞠内湖畔キャンプ場の薪

長さは不揃い&やや細めでした。

焚き火するには十分(細い目なのでむしろ使いやすい)ですが、売り物の薪としてみたらB級品
で、大手ホームセンターで買える薪の方がしっかりしています。

キャンプ場で購入した薪

昔は400円だったので愛用していましたが、700円となった今は・・・足りなければ買ってもいいかな。
重量物&車内が汚れやすい薪を愛車に積載しなくてよいのはメリット大です。

昔は「焚き付けご自由にお持ちください」と薪の隣に木の皮などが置いてあり便利でしたが、2023年訪問時にはなくなっていたのが残念。キャンパーとしては火熾ししやすいし木くずなどゴミも出ない自然に優しいシステムだったので、ぜひ復活してほしいところです。

ヒグマについて

日本中を震撼させた食害事件から2ヶ月程して、第2・第3サイトを覆うように電気柵を設けて再開しました。

電気柵

そのせいか直近訪問時(再開後の2023/07/14~17)はヒグマの気配や獣臭は感じず、怖くはありませんでした。

電気柵によってヒグマはキャンプ場内に進入しづらくなりますが、自然動物を相手に「絶対はない」ので、できる対策はしておきましょう。

対策例
・電気柵を越えない(不起遭遇を避ける)
・食材や匂いの強い物を外に放置したり、生ゴミを路上に捨てたりしない(野生動物を誘引しない)
・携帯電話/スマホと車の鍵は肌身離さない
・避難経路の導線を確保・イメージしておく(遭遇時の生存率を上げる)

事件を受けて利用者向けに24時間対応可能な緊急連絡先が用意されていますので、万が一見かけたらすぐに通報するようにしましょう。

チョコ’sアイ

チョコ
チョコ

お友達もたくさんいて楽しかったワン♪

 

土で足が汚れない第1サイトが楽しかったよ!

こんなキャンパーにオススメ!

ソロ/ファミリーキャンパー

※グループが展開できるまとまったスペースは眺望イマイチの第1サイトしかないので、グループキャンパーにはオススメしません

コメント

「キャンプのためにここに来たい」と思わせてくれる、北海道における代表的なキャンプ場。

人造湖でありながら雄大で、まるで北欧のような立体感ある起伏に富んだ眺望はいつまで見てても飽きず、某ガイド本の人気ランキングでも例年上位に位置するのも納得です。

かくいうkyanも、一目眺めただけでその魅力に取りつかれました。

なんといっても最大の魅力はそのロケーションで、もうどこを見てても「画になる」んです。

kyanは雨キャンプが好きじゃなくて予めわかってる場合は避ける(中止する)ことが多いですが、ここだけは例外。朱鞠内湖マジックにかかると、普段は憂鬱で避けて通る雨でさえも湖を彩る絵の具の一つとなって「映えます」。

こんな感想を抱くのは、これまで130箇所ほど訪れた中でココだけです。

あんまり褒めすぎると混雑しちゃうのでこのくらいにしておきますが(笑)、どんなに遠くても一度は体験してもらいたいキャンプ場と言えます。

【結論】北海道のキャンプ場を代表する、オンリーワン。

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