【8年レビュー】薄型キューブケトル KS-2625 (杉山金属)

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本日はkyanが8年愛用してる薄型キューブケトルをレビューしてみます♪

薄型キューブケトルKS-2625

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KS-2625のレビュー

来歴

2013年12月にヤフーショッピングの店舗(現在は存在せず)にて、3080円(税/送料込)で購入。
2014年度のキャンプより使用を開始し、レビューまでに8シーズン使用。

現役で使用中のアイテムで、七輪各種、焚火台各種、薪ストーブ、カセットコンロ、家庭用ガスコンロなど様々な熱源で使っています。

外観

仕様

サイズ 幅227×奥行227×高さ70mm
質量 750g
容量 最大1.6L
材質 本体:ステンレス、蓋:ステンレス、取手:耐熱フエノール樹脂、トレーナー:ステンレス
付属品 ストレーナー(茶こし)
仕様 電磁調理器対応

※メーカー提示データより引用

七輪・焚き火・薪ストーブ・カセットコンロで本品を使用

性能比較テスト

「一般的なケトルと比較してどのくらい早く沸くのか」を実際にテストした結果です。
野外(キャンプ)と室内(自宅)の2パターンを実験してみました。

野外でテスト

前提条件

比較対象 本品と、トライアルで購入した一般的なヤカン
熱源 カセットコンロ(カセットフーBO-  CB-AH-41)
※火力は最も強い状態で使用
水の量 どちらも1.5L
室温 11.8℃
計測時間 カセットコンロのスイッチを回してから、ヤカンから水蒸気が出てくるまでの時間
その他 計測回数は計1回/ヤカンは室温から使用

結果

KS-2625(本品) 7分29秒
一般的なヤカン 9分35秒

一般的なヤカンと較べて約22%早く沸くことが確認されました。

ヤカン以外の条件は同じだったので、単純に底面積が広い分だけ熱が伝わりやすかったと思われます。
燃料は効率的に利用したいので、早く沸くのはイイ感じです。

カセットコンロを使って1.5L沸かしてみました

室内でテスト

前提条件

比較対象 本品、自宅にあったヤカン、あと参考としてティファール
熱源 ・ヤカン2種はガスコンロ(都市ガス)、ティファールは電気を使用
・ガスコンロの火力は同一
(スイッチを入れただけの標準火力で一般的には強火の中火)
※ガスと電気の熱量は同一ではないと仮定(なので参考比較)
水の量 500mlペットボトルに擦切いっぱいに汲み、一晩寝かせてから使用
室温 21~22℃(3回の平均)
計測時間 ・ヤカン2種
→ガスコンロのスイッチON ~ 沸騰してヤカンの蓋がカタカタ鳴るまで
(水温95℃前後)
・ティファール
→スイッチON ~ 沸騰してスイッチが自動でOFFになるまで
(水温85~90℃)
※日をまたいで3回繰り返し、平均値を採用
その他 計測回数は計3回/ヤカンは室温から使用

結果(3回平均)

KS-2625(本品) 3分02秒
一般的なヤカン 3分50秒
ティファール(参考) 3分31秒

結果(各回ごとのデータ)

1回目 2回目 3回目
KS-2625(本品) 3分05秒 3分08秒 2分54秒
一般的なヤカン 3分51秒 4分00秒 3分39秒
ティファール(参考) 3分36秒 3分28秒 3分30秒

一般的なヤカンと較べて平均20.9%早く沸くことが確認されました。

普通のケトル、本品、あと参考としてティファールケトルで較べてみました

テスト結果

一般的なケトルと比較して、野外・室内いずれの場合でも本品が20%程度早く沸くことが確認されました。

よいところ

通常のヤカンより嵩張らない

ヤカンは嵩張るので収納場所に苦労してましたが、本品ならちょっとした隙間に収納できます。

嵩がない分、隙間収納もラクラクです♪

底面積が広いから早く沸く

前述の比較実験より、通常のケトルと比較して約20%早く沸いてくれます。

他の条件に有為な差はないことから、広い底面積によってエネルギーを無駄なく変換してると言えるでしょう。

kyanはせっかちなので「早く沸く」のは大きなアドバンテージ!
早く沸くので、燃料を効率よく使える点もお気に入りです。

気になるところ

注ぎ口からお湯が漏れる

スパッと切断したような断面のため、注ぐ際に最初はどうしてもこぼれてしまいます。

水筒のような広口の容器だとそんなに問題になりませんが、湯たんぽのような口が小さい容器に移す際にはどんなに頑張ってもこぼしてしまいます・・・。

注ぎ口を改善してほしいところです。

注ぎ口

どちらでもないところ

1.6Lという量

一見適量なようで意外と中途半端だったりします。
カップ麺を作ったりコーヒーにお湯を沸かす程度ならオーバースペックな一方、湯たんぽ用とすると不足気味です(何度か繰り返し沸かすことになる)。
とはいえ小さすぎると湯を多く使う春秋に不便だし、かといって大きすぎると嵩張って持ち歩かなくなるので、量的には許容範囲です。
多すぎる場合は一つ下のモデル(1.1Lタイプ)がよいと思います。

見た目が普通にヤカン

取っ手のプラスチックに生活感がありますが、kyanは実用重視なのであまり気になりません。

但し取っ手が高熱で溶けるということもありませんでした
(ガスコンロ、七輪、バーベキューコンロ、焚き火台、薪ストーブと使ってきました)

なお、ベルモントから取っ手のプラスチックがないモデルが販売されてます。
形状やサイズを考えると杉山金属のOEM品と思われますが、見た目にこだわる方はこちらの方がよいかもしれませんね。

感想

春秋キャンプ影のMVP。
ヤカンはお湯のある生活がどれだけ素晴らしいものかを実感させてくれます。

嵩張りにくく早く沸く独特の形状は機能美の極地、大のお気に入り。
kyanが購入して8年経過してなお現役で販売されているのが、売れている何よりの証拠です。

最近のブームで様々なケトルが出てますが、コンパクトに収めたい方や実用重視の方は検討してみるとよいでしょう。

【結論】早く沸かしたい、コンパクトに収めたい方にオススメ

コメント

  1. ジャイアン より:

    おはようございます♪
    コレ、良さそうですね。
    私もコンパクトなヤカンが欲しくてノーブランドの0.9Lのヤカンを買ったのですが、リモートワークで大活躍しています。
    私のヤカンもお湯を注ぐ時にこぼれてしまうので、コンパクトなヤカンだと注ぎ口が小さくなるので仕方ないのかもしれませんね。

    使い込んで歴戦の強者感が出ていますね♪

    • kyan より:

      Gianさん、こんにちは!

      結構オススメです。
      底面積が広い=コンパクト&早く沸く、この発想が素晴らしくて、見つけた時から一目惚れでした😄
      注ぐ際にこぼれるのは、形状をちょっと凹ませて水路を作ってやれば解決するんじゃないかなーとは思ってます。

      焚き火で使ってたので初回からススで真っ黒です😅

      Gianさんの記事も読んでました。
      せっかくヤカン置いたのに回線の不調で出勤するあたりが、リモートワークあるあるって感じですね(笑)
      ちなみに、家ではティファール一択です😅