【レビュー】FUKUJU ハイブリット炭 (マレーシア産)

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こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪

本日はFUKUJUという横浜の輸入貿易会社がマレーシアより輸入している成型炭+木炭のハイブリッド炭をレビューします。

(メーカーHPはコチラ)

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FUKUJU ハイブリット炭のレビュー

来歴

2017年6月に札幌市内の西友にて購入。
執筆時点(2017.10.6時点)では365円(税抜)で販売しています。
こちらの商品は同種製品と較べて割安感があったため購入してみました。
レビューまでに5回使用(少量の保管分を除いて全量使いました)

スペック

原産国 マレーシア産
製造者 不明
販売者 株式会社 フクジュ
原材料 マングローブ
JAN 4977566333261
単価 131.4円/kg(税込)
箱サイズ 未計測

状態

成型炭と木炭は分離した状態で箱に入っています


(写真:マングローブ炭のサイズは小さい物が多く、メインの用途は成型炭の着火になります)

成型炭は12片、木炭(マングローブ炭)は細かい破片炭を中心に入っています


(写真:マングローブ炭はサイズ不均一なので序盤の火熾し用です)

成型炭は1個あたりの重量が平均114.25gでした

七輪で使うにはちょっと大きいかもしれません。

成型炭は黒炭焼きと思われます

火熾しに要する時間、燃焼時間、崩れ方、再利用の可否から推測しました。


(写真:成型炭のサイズはほぼ均一で火力計算しやすいです)

箱に入っており、さらにビニル袋に包まれています

炭粉が箱の外に漏れにくいので助かります。

重量がちょっと少なかったです

実際に計測すると成型炭1371g、木炭1584gの合計2955gでした。

ちょっと少ない気もしますが、計測時の誤差かもしれません。


(写真:成型炭の重量)

(写真:マングローブ炭の重量。形が崩れてしまうので2回に分けて計測しています)

箱には「木炭と成型炭は2:1で入ってます」と記載ありますが、計測するとほぼ1:1で記載に偽りがありました。

使用感

火熾し

平均17分

最短は16分でした。
オガ炭としては速いと思いがちですが、おそらく黒炭焼きで柔らかいのでこんなものかなーという印象です。

「着火した」の定義

kyanは「全体の7~8割が白い灰で覆われて、すぐ焼き物ができる状態」になるまでの時間を計測しています。(炭片の一部に着火するまでの時間ではありません)着火時間の目安は黒炭が10~20分、白炭が15~25分です。

匂い

火熾し時にはヤシガラというか薬品を燃やすようなちょっと変わった匂いがするため、BBQ中の継ぎ足し着火には向きません。
(エコココロゴスの時と同じ匂いです。継ぎ足し時は味がわからなくなります)

燃焼時間

実用で約1時間半

箱には「2時間のおき火調理が可能」と記載ありますが、後半は火力の弱さにイライラする場面も増えそう。
白炭焼きのオガ備長炭に比べると明らかに短いです。
(木炭は火熾し用にしか使ってないので、計測を意識する前に燃え尽きていました)


(写真:2代目七輪で火熾しから一貫して使用。ざっくり2~3片でいっぱいになります)

(写真:折りたたみコンロF-2527で使用。こちらは満杯にするには7~8片必要です)
「火保ち」時間の定義

kyanは、「熾きて焼き物ができるような状態になってから、焼き物ができない状態に火力が落ちるまで」の時間を計測しています。火保ちの目安は黒炭が1~1.5時間、白炭が1.5~2時間です(炭片の大きさによります)

灰の色と量

成型炭の灰は白に近い灰色

量はオガ炭と同程度ありました。


(写真:量はオガ炭と同程度、色はボロボロと崩れ残った熾きと白がかった灰色でした)

再利用の可能性

不可
成型炭はボロボロと崩れるため。

よいところ

着火が速い

一から火熾しして17分程度、焚火や継ぎ足しだともう少し速く着火しました。
短時間で利用できるようになるのは便利です。

成型炭が均一サイズ

個数で重さや火力を測れるので便利です。

気になるところ

成型炭と木炭が分離して梱包されている

木炭を成型炭の火熾し用、成型炭でBBQをするためのハイブリット炭なので、混ぜた状態で入ってたほうが趣旨に叶うでしょう。

成型炭は白炭焼きではない

燃焼時間が普通の木炭と遜色ないため、ウリである「ハイブリット」の意味が薄い気がします。

燃焼時間が短い

実用で1.5時間程度と、白炭焼きの成型炭(オガ備長炭など)だと2~2.5時間くらいは実用レベルでもつのと比較して短いです。

箱の表記が信用できない

成型炭と木炭の比率が違うなど、記載と実際の内容が異なりました。
木炭は箱に入っていて中身が見えないこと、燃焼するまで性能の可視化が難しいので表記を信用せざるを得ないため、改善してほしいところです。


(写真:成型炭と木炭の比率は違うし、おき火は2時間もたずパッケージ表記に難アリです)

感想

ここ数年、成型炭と木炭を組み合わせた商品が出回るようになりました。
着火しづらいけど火保ちのよい成型炭と、火保ちは短いが着火しやすい木炭を組み合わせ同梱したアイディア商品で、はじめて見かけた時には「なるほど」と感心したものです。

この手の商品は本品を含め4品使用しました(2017.10時点)が、本品は正直言って微妙です。
成型炭の品質が高くないこと、箱の記載と実際の内容が異なっていることから内容が信頼できない点はガッカリしました。
これなら普通の木炭(マングローブ炭)を買った方が使い勝手がよいです。

販売元は輸入貿易会社のようですが、「表記と内容が一致しているか」「コンセプトに実際の内容が合致しているか」、実際に使ってみての検証が不十分に感じました。
アイディア自体はよいので、今後は「気になる点」に記載点を見直して巻き返しを図ってもらいたいです。

評価

敢えて選ぶほどではない

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