こんにちは、kyan(@sumibi_kyan)です♪
前回まで木炭の特徴や選び方を様々な視点からお送りしましたが、今回はkyanが考えるオススメ木炭の種類を紹介してみます。
バーベキュー向きの木炭について
いきなり結論-オススメは「オガ備長炭」と「バーベキュー木炭(マングローブ炭)」の組み合わせ
決め手はコストと品質のバランスが取れていること。
「オガ備長炭」と「バーベキュー木炭(マングローブ炭)」、それぞれ一長一短があるため、互いに補い合ってコストと品質の両立を図ることができます。
具体的には、火保ちと火力のバランスがよいオガ備長炭をメインに利用しつつ、安価で着火しやすく火力が強いバーベキュー木炭をサブで活用。また、鍋や鉄板を使って調理する際はバーベキュー木炭メインで大活躍。
この組み合わせで15年以上使い続けて、今でも自信をもってオススメできます。
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レビューしたオガ炭、オガ備長炭、そのほか成型炭を掲載しています♪

レビューしたマングローブ炭や輸入炭のうち「木炭」とだけ記載のある炭を掲載しています♪
では「他の木炭はどうか?」、次から順番に書いていきます。
敢えて1種類だけ選ぶならば、広葉樹炭
「2種類の炭を使い分けるのは面倒くさい!」
「なかなか着火しないオガ備長炭を使うのはちょっと・・・」
こういった方にオススメなのは、ならを始めとした広葉樹の木炭。
申し分ない火力に加えてオガ備長炭より着火しやすく、かつマングローブ炭より火保ちがよく嫌な臭いもほとんどないため、初心者でも扱いやすい木炭といえます。
ネックは割高なコストですが、BBQやキャンプが年に数回のイベントであるならば気にするほど高額ではないでしょう。
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レビューしたナラ炭の他、広葉樹を焼いた木炭全般を掲載しています♪
屋内使用でも広葉樹炭が大活躍
着火性がよくて熾きる際の臭いが少ないため、屋内BBQでは広葉樹炭(特に岩手なら切炭)がオススメ。
特に岩手なら切炭は一定の長さにカットされてて、七輪にジャストフィット。扱いやすいから単価が多少割高でも納得して使っています。
ちなみにバーベキュー木炭は熾きる際の臭いがキツいため野外で完全に熾す必要があること(熾きてない部分がある限り、臭いがし続けます。1回やったら部屋中にあの臭いが充満しました…)、火力が強く炎を上げやすいため扱いづらいのでパス。
オガ備長炭と備長炭は火熾しに時間がかかるのがネック。さらに備長炭は火熾し時に爆跳という現象(加熱によって炭内部に閉じ込められた水分が膨張して備長炭が粉々に爆散する)がものすごく危ないです(目に飛び込んできたら失明の危険があります)
kyanは、庭BBQ用に岩手なら切炭を常備しています。
備長炭は?
木炭の代名詞ともいえる備長炭。
火保ちの良さと団扇ひとつで燃焼温度を自在に変えられるため、調理の微妙な火加減をしやすく調理人にとって使いやすい利点があります。
とっても良い炭ですが、オガ備長炭と比べて割高なのがネック。ホビーユースで使うには正直オーバースペックと感じます。
また爆ぜが強烈で、爆ぜた炭の破片が当たるとかなり痛いのも一般人が使うには扱いづらいところ。半端に使っても、備長炭の良さを引き出せない気がします。
kyanは、オガ備長炭より火保ちがよく脂が落ちても炎をあげにくい特徴を活かして、良質な食材を焼く際にスーパーサブとして重宝しています。
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レビューした備長炭を掲載しています♪
【おまけ】kyanが実際に使用してきた木炭の種類別割合
結論に至った過程を、使用実績から検証してみます。
kyanはこれまで16年間で約60銘柄、約420kgの木炭を使ってきました。
そのうち2020年度の使用比率は、オガ備長炭14:マングローブ炭3:なら炭(広葉樹炭)1:備長炭0でした(利用量23.66kg、38回)でした。
2019年度は、4:1:1:0(利用量29.82kg、55回)でした。
また、本記事の母体となるテキスト(2013年頃に執筆)には、13:5:3:1と記述がありました。
年によって多少の揺れはあるものの、データからは概ね「使用量の6~7割をオガ備長炭、2割前後をバーベキュー木炭、残り1割強は広葉樹炭や備長炭を使っている」ことから、「オガ備長炭がメイン、マングローブ炭はサブ、その他の炭は試用や特定シーンで利用している」という結論は実際の実績に基づいていると言えます。
コメント
「オガ備長炭+バーベキュー木炭の組み合わせでOK」という結論は、七輪BBQをはじめた初年度の段階から持っていました。
「でも、もっとよい炭があるかもしれない」と考えて15年アレコレ使ってきましたが、kyanの中での結論は今でも変わっていません。
ただ、これはあくまで「kyanにとってのベストミックス」であって、ニーズや環境が変われば結論も変わるかもしれません。
例えばプロの料理人にとっては備長炭が、年1回家族で庭BBQする位ならば広葉樹炭が使いやすいと思いますので、記事を一例として参考になりましたら幸いです。
次回は、木炭にまつわるQ&Aを書いてみます。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
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