【自由研究】5シーズン分の灰をふるってみた

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明けましておめでとうございます、kyan(@sumibi_kyan)です♪
本年もよろしくおねがいします!

さて本日は、新年一発目ということで「炭火に魅せられて」らしく薪炭関連の話題を・・・ということで、2020年10月に5シーズンぶりの灰ふるいをした時のことを書いてみます♪

灰ふるい風景

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5シーズンためた灰をふるってみた

イントロダクション

今年は何かとキャンプのハードルが高かったのですが、秋口にはキャンプ場がほぼ通常営業していたこと、保管していた灰や未使用のペットボトルが場所をとるようになってきたため、思い切って時間を作って行ってきました。

ちなみに、前回灰ふるいした時の模様は↓コチラです。
前回までの創意工夫を元に今回がありますので、よろしければこちらも読んでみてください♪

【オトナの自由研究】灰を二次利用すべく篩ってみた
炭火や焚火で溜まった灰を活用すべく、実際に灰篩いを行った時の模様をお送りします!

手順

①灰の入った袋を展開(縛ってあるものはほどいておく)
②ペットボトルのキャップを開けて一箇所に集める
③1本目のペットボトルにろうとをセットする
④ペール缶にふるいをクリップでセットし、灰をふるう
⑤灰がたまったら、漏斗を使ってペットボトルに移し替える

 適宜ふって隙間を詰めないと、大して入らないまま満杯になってしまうので注意!
⑥ふるいに残った破片炭や粉炭は、別のビニル袋へ収納
 将来、再度ふるいにかけることも想定して大きさ別に分けました。

《以後、未処理の灰がなくなるまでこの繰り返し》

灰を箱から取り出して展開

今回工夫した点:ペール缶にふるいをクリップでセットし、灰をふるう

ふるった灰の一時保管先をビニル袋からペール缶に切り替え、かつふるいをペール缶に固定したことで灰が外に漏れ出すことを気にせずふるえるようになりました。

ふるいをペール缶にクリップ留めしたら使いやすかったです♪

ふるう灰の量

前回に続いて4回目の灰ふるい。
量は10kgのオガ備長炭の箱1つ分と、プラスアルファ。約30Lありました。
内訳は年間30kg程度使用した木炭の灰が5年分と、焚き火で出た灰。
「塵も積もれば…」の言葉どおり、結構な量ですね。

木炭の箱にいれて保管していました

経過

朝9時前から取り掛かり、途中数回の休憩を挟んで最終的に午後6時すぎに終わりました。
実働時間、約7時間
イスに座りながら作業することもあれば、腰が痛くて立ちながら作業することも。


作業中は両手が塞がっている&汚れているため、ラジオを聴きながら考え事してました。

こんな青空を眺めながら「無」になってました

結果

成果物

成果物
苦労の賜物です(笑)

・ふるった後の灰が2Lペットボトル7本+α
・破片炭や粉炭が、小さいビニル袋が5袋分(まとめると15L分くらい)

歩留まりは50%以下でしたが、これはベーキングパウダー用の目の細かいふるいを使用したため。
囲炉裏に敷くならいい感じですが、自家菜園で使う分にはここまでしなくてもよいかな。

破片炭は七輪や薪ストーブで着火剤として再活用し、完全な灰化を目指します。
有効活用法は↓コチラ

【考察】破片炭を有効活用する方法
炭箱の奥底に溜まっている破片や粉の有効活用方法をご提案♪

破片炭をたきつけや燃料として投入してみた

木炭の継ぎ足し着火用にも使える他、煙りや匂いは出ないため焼き物利用も可能。
少量づつ投入することで灰神楽も立たにくく、室内利用も可能です。
その晩は雨が降って焚き火できなかったので、破片炭でお湯を沸かしてマッタリしてました。

破片炭は優秀な着火剤です♪

よかった点

灰の始末ができた

この数年間、「やらなきゃ」と気になっていたのでスッキリしました。

灰受けとしてのペール缶&クリップが秀逸と発見

偶然の転用ですが、結果として大正解。
なかったら当日中には終わらなかったかもしれません。

作業日は連泊の中日で正解

チェックイン日は設営その他で忙しいし、チェックアウト日は時間内に終わらなかったことを考えるとリスキーかな…と。

改善点

マスクし忘れた

前回の記事に書いたにも関わらず、マスクせずにふるった結果…鼻をかいだら中が真っ黒!

ご時世柄、トイレ行く時などマスクするためスクリーンタープの中に吊るしておいたんですが、当時は回りに誰もいないこともあって(端っこに設営してました)すっかり忘れてました。

長靴を持参し忘れた

灰は細かいため普通の靴だと、ふるってる間に靴の中に灰が入って気持ち悪くなります。
長靴のように灰を通さない素材の靴を用意しておくとよいでしょう。

もう少し網の目の粗いふるいがほしい

ベーキングパウダー用のふるいは目が細かすぎて歩留まりが悪く時間かかるため、もう少し目の大きいやつでもいいかなと。

スコップがほしい

灰を漏斗に流し込むため、今回はペール缶を傾けて入れていました。しかし灰を満載したペール缶は重くて疲れるのと、力の加減を誤って漏斗から溢れたり目詰まりを起こしたので、スコップで少な量づつ投入できるといいかなと。

感想

久々の灰ふるい、無事に終わってスッキリしました。

ふるってる最中は両手が塞がっていて他の事はできないため、青空を眺めながら「無」になってました。
そうすると、普段は時間に追われて頭の片隅に追いやられていたような事が浮かんできたり。
結果としていくつかの気付きも得られ、よい気分転換になりました。
ソロキャンプは自分のペースで進められるのでこういう時間が多いですが、頭をリフレッシュできてイイ感じです。

そういえば、そろそろ貯まってきたので「灰の使途」を本格的に検討していきたいと思います。
家庭菜園がいいか、それとも七輪陶芸でもしてみるか、はたまた石鹸でも作ってみるか…。
どなたか楽しいアイディアをお持ちの方、教えてください(笑)

過去のふるいで貯めた灰オールスターズ

次回はいつになるでしょう。
10kgのオガ備長炭箱いっぱいの灰をふるうのに7時間かかったことを考えれば・・・溜めるな危険(笑)

コメント

  1. ORION より:

    明けましておめでとうございます。

    新年一発目が灰とは!
    キャンプネタとしては変化球ですが炭火ニストとしては王道ですね。

    私は灰捨て場に捨てるか土に混ぜ込んでしまうので、振るったことがありませんが
    なるほど石鹸にもなるのですね。囲炉裏にも憧れます。

    さて私が振るうのはプランターの古土なのですが、もしかしたら参考になるかもと思い
    ちょいと長文になりそうですが書かせていただきます。
    kyanさんなら楽しんでいただけそうですし。

    土ふるいは手である程度崩してから粗目、中目、細目のフルイにかけます。
    なぜ三段階かというと最初から細目だと詰まってしまい却って時間がかかるからです。
    粗目で鉢底石や根を、中目で小さな砂利を取り除きます。
    園芸用のフルイだと直径30〜40センチで1回で大量にこなせますから効率も上がります。
    ※枠ひとつに交換できる粗目、中目、細目の網がセットになって売っています。
    灰なら中目か細目から始め、キッチン用のザルで仕上げでいいかもしれません。

    風のないときは大きなビニール袋(うちは冷蔵庫の付いていたもの)に
    土とフルイを入れてその中で振るっています。汚れなくていいのですがちょっとやりにくいです。

    あと漏斗ですが、私は小麦粉や米をペットボトルに移して保管していて
    ペットボトルに入る漏斗だと口径が小さくすぐ詰まって使いにくかったので
    ペットボトルで大きい口径のを自作しています。

    ①ペットボトルのキャップ2個にペットボトルの口径の穴を開けて
     背中合わせに接着(接着面積が小さいので周囲にテープを巻いたほうがいいです)
    ②ペットボトルの上部を切り取り①の背中合わせキャップをねじ込む。

    これを容器にするペットボトルにねじ込めば安定しますし
    口径も大きく詰まりやすい粉ものや米もサラサラ流れ込みます。

    新春からの長文コメント失礼いたしました。
    今年もkyanさんのブログを楽しませていただきます。

    • kyan より:

      ORIONさん、あけましておめでとうございます♪

      昨年の一発目が七輪レビューだったので、今年は灰ふるいの記事にしてみました。
      コメントをいただけて嬉しいです(笑)

      私も囲炉裏に憧れます。
      室内でいつでも木炭が使えるなんて夢のようです…!

      >灰
      他にも釉薬やアク抜きに使えるそうで、いつの日か試してみたいと思っています。
      それにしても、これらの活用法を(化学ではなく)経験で見つけ出した先人達はホント凄いと思います~

      >灰ふるい
      土篩いの事例、教えていただきありがとうございます。
      園芸は小学2年生の時よりご無沙汰なので、参考になります。

      今のところ灰の活用法を決めてないので、単純にもう少し粗目のメッシュでふるってもよいかな?と考えていました。
      メッシュ別に篩うのは以前やりましたが、最初から細かいメッシュで少量づつ篩うのとトータルでの労力は大差ない感じがしました。
      そこで今では最初から細かいメッシュに(すぐに灰がふるえるよう)少量づつ投入してふるっています。

      100均のベーキングパウダー用ですと小さくて1回に篩える量に限りがあるため、大きいふるいを探していますが、園芸用のは(ホーマックで見てきた感じ)全般に粗目で、求める灰のサラサラ感にマッチしない気がして買いませんでした。
      専門店に行けばもっと細かい目の篩いがあるかな?
      今度ジョイフルAKへ見に行ってみます。

      ビニル袋、最初の頃は使っていました。
      灰の飛散を抑えられてよい反面、やりづらくてペール缶に落ち着きました。
      少々の飛散は、ふるう場所を選ぶという運用でカバーすることに…(笑)

      >漏斗
      「キャップを加工して上下を固定する」具体的な方法、ありがとうございます。

      ペットボトルの上半分をカットして漏斗とすること自体は、灰篩いの初期にやってました。
      しかしその頃は「キャップで上下のペットボトルを固定する方法」が思いつかなくて、手で支えながら使ってて…すぐ面倒になってボツになってました?
      ダイソーで固定できる漏斗を見つけた時は「ほしかったのはコレ!」と歓喜しました…が、一度に投入できる灰量が物足りなかったので、目からウロコです。

      冬の間に加工してみようと思います。

      こちらこそ長文になってしまい失礼しました。
      本年もどうぞよろしくお願いいたします?

  2. ORION より:

    あ、やはり検討&テスト済みでしたか。失礼しました。
    でも、そんな気もしていました(笑)

    細かいメッシュですが網戸のネットなら普通目や細目があるので
    これをフルイの網に固定できればより細かい網ができるかも知れません。

    また金網ですが、防虫目的の金網が16メッシュで網目が約1mm。
    調理で裏ごしに使う金網で40メッシュ(約0.4mm)〜60メッシュ(網目0.2mm位)くらいだそうです。
    amazonにもいろいろな細かさのを売っていましたので
    ジョイフルになければこちらも入手もいいかと思います。

    さて、これから焼き芋の記事を読ませていただきます。

    • kyan より:

      ORIONさん、こんばんは♪

      アドバイスありがとうございます。
      検討済といってもその多くは「あまりコストをかけないで」という制約を(無意識的に)かけていたので、実はコメントをいただくまでamazonで探す発想がありませんでした。

      我らが(?)鹿番長のパール金属はじめ、様々なふるいが出ていますね。
      これまでベーキングパウダー用を使っていたので40~60メッシュ位と思いますが、まずは実店舗で実物を見ていくつか試してみたいと思います。

      今から次回の灰ふるいが楽しみです(爆)